寳領塚古墳(ほうりょうづかこふん)。
場所:山形県米沢市窪田町窪田字北宝領863-1。国道13号線「米沢市窪田町」交差点から西へ、道なりに進み「米沢南陽道路」の高架下を潜って左折(南へ)、直ぐ(西側の田圃の中)。駐車場なし。
「寳領塚古墳」は、松川(最上川)と鬼面川のほぼ中間の扇状地性沖積地に築かれた全長約80mの前方後方墳で、前方後方墳としては東北地方最大級とされる。現地説明版によれば、前方部の長さ40m、幅50m、後方部の長さ40m・幅44mとされるので、前方部と後方部が殆ど同じ大きさである。後方部の高さは4.8m、墳頂に「稲荷神社」が鎮座していて、古墳らしさを残しているが、前方部は3分の2が失われているため、方墳のようにも見え、大きさが実感できない。平成元年の調査により、墳丘は3段、葺石や周溝の存在が確認されたという。出土物は土師器などであり、築造時期は4世紀後半頃と推定されている。平成3年に米沢市指定文化財に指定。
写真1:「寳領塚古墳」入口。「米沢南陽道路」下の側道沿いに説明版がある。
写真2:南東側から畦畔のような道を進むと、赤い鳥居がある。
写真3:後方部墳頂にある「稲荷神社」社殿(東向き)。祭神:稲倉魂命
写真4:全景。南側から。水田に囲まれ、高い木に覆われているため古墳の形がわかりにくい。
場所:山形県米沢市窪田町窪田字北宝領863-1。国道13号線「米沢市窪田町」交差点から西へ、道なりに進み「米沢南陽道路」の高架下を潜って左折(南へ)、直ぐ(西側の田圃の中)。駐車場なし。
「寳領塚古墳」は、松川(最上川)と鬼面川のほぼ中間の扇状地性沖積地に築かれた全長約80mの前方後方墳で、前方後方墳としては東北地方最大級とされる。現地説明版によれば、前方部の長さ40m、幅50m、後方部の長さ40m・幅44mとされるので、前方部と後方部が殆ど同じ大きさである。後方部の高さは4.8m、墳頂に「稲荷神社」が鎮座していて、古墳らしさを残しているが、前方部は3分の2が失われているため、方墳のようにも見え、大きさが実感できない。平成元年の調査により、墳丘は3段、葺石や周溝の存在が確認されたという。出土物は土師器などであり、築造時期は4世紀後半頃と推定されている。平成3年に米沢市指定文化財に指定。
写真1:「寳領塚古墳」入口。「米沢南陽道路」下の側道沿いに説明版がある。
写真2:南東側から畦畔のような道を進むと、赤い鳥居がある。
写真3:後方部墳頂にある「稲荷神社」社殿(東向き)。祭神:稲倉魂命
写真4:全景。南側から。水田に囲まれ、高い木に覆われているため古墳の形がわかりにくい。