財布の中にあるべき小銭が含まれていないことに気づき一瞬引き返そうとしたがその時歩いてきた距離を振り返って絶望的な気持ちになった君は、あの時札の他にわざわざ70円を別に投入してからそのまま落ちてくる紙切れだけを受け取った、君はきっと、少しだけ疲れていたんだよね。 #twnovel
「横断歩道くらいしか立ち止まることはできないのだから」と言って緑男は、そこで立ち止まるように迫った。騙されてはいけないと思い、レジの前でも立ち止まると反論した。ATMの前でも、PK戦の前でも、たこ焼き屋の前でも、と言う内に信号は青になり、緑男も消えてしまった。 #twnovel