世界の中心にあったのは最近のこと、誰もが見ていない間に徐々に離れ始めて、今それはもう世界の縁にまでたどり着いていた。「必要ないなら……」と、消えていくつもりだった。「待て! 私が君を必要とさせる!」その時、卓上ソルトの前に現れたのは、熱気を帯びた極上エッグだった。#twnovel
歌いたい時は歌えばいいんだよ
昔
誰かがそう言っていた
人間は
どうしようもなく
そうしなければならない
という時があって
例えばある人は
どうしてもどうしても
飲まなければならないと言う
どうしても
ハッピーターンを食べなければ
どうしても
雨を見たかいと訊かなければ
どうしても
かめはめ波を出さなければ
どうしても
虹の向こうに行かなければ
どうしても
どうしても
どうしても
どうしても
どうしても
例えばそれは
良いことばかりではないし
時には誰かを
泣かせさえもするけれど
言葉は
ふとした時に蘇り
自分の肩を優しく叩いてくれる
歌いたい時は歌えばいいんだよ
そうだよ
きっと
歌うくらいいいじゃないか
どうしようもなく
歌わなければならなかった
もう一首
歌う
昔
誰かがそう言っていた
人間は
どうしようもなく
そうしなければならない
という時があって
例えばある人は
どうしてもどうしても
飲まなければならないと言う
どうしても
ハッピーターンを食べなければ
どうしても
雨を見たかいと訊かなければ
どうしても
かめはめ波を出さなければ
どうしても
虹の向こうに行かなければ
どうしても
どうしても
どうしても
どうしても
どうしても
例えばそれは
良いことばかりではないし
時には誰かを
泣かせさえもするけれど
言葉は
ふとした時に蘇り
自分の肩を優しく叩いてくれる
歌いたい時は歌えばいいんだよ
そうだよ
きっと
歌うくらいいいじゃないか
どうしようもなく
歌わなければならなかった
もう一首
歌う
ボールを持った瞬間みんなはさっと離れていき、仕組まれた自由の中に私一人が取り残されている。そんなに嫌いなのか……。私の蹴ったボールに触りたくないというのか、キーパーは反対方向にダイブしてゴール! 芝の上にぽつんと置き去りにされ、みんなが私の最後の言葉を待っていた。#twnovel