眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

砂の遺言

2013-11-01 20:18:36 | ショートピース
テーブルに両肘をついて座っている。両手に載せた頭からはさらさらと白い砂が流れ落ちてゆく。「もうすぐあの人、空っぽになっちゃう」小声でささやいた後で、宝のありかを聞き出すために彼らは足早に私の方にすり寄ってくる。「残りはほんのひと時です」私ははなす、時だけ、はなす。#twnovel

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