「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

レンジローバー・イヴォーク 

2012-01-17 00:00:39 | クルマ
クルマとは何かと金がかかるものだ。



買うのに金がかかり、何年も乗ったら、売る時はほとんどその金は戻らない。場合によっては処理に金をとられたりもする。買う時にも、その後も持っているだけでも税金がかかる。自賠責保険や任意保険がかかり、車検がある。その費用たるやすさまじい。稀には故障もするし、ガソリン代も高い。駐車場を借りたら、すごい金がかかる。



せめて任意保険の保険料を下げようと努力してみた。サービスが良さそうで安いチューリッヒにしてみた。年間4万円ほどセーブ出来た。



そんなことをしながら、気になるクルマを横目でチェック! 間もなく、レンジローバー・イヴォークが日本でも発売される。しかしこれがあのレンジローバーか? 

音楽界のレンジローバー♪ カッコ良過ぎの兄ぃ。開始から40秒くらいでいきなり始まる、あのメロディ。



レイラァ~♪・・・を聴きながら:

●全長は4355mm、高さは1605mm。高さが1.6mですよ?! 我が家のエステート(ステーション・ワゴン)とほとんど変わらない。
 低くなったなぁ~。短いし。背の高いクルマに乗ることが厳しい時代だから仕方ない。
●オマケにボディ・カラーでルーフが塗り分けられてツートン。あのMINIみたいだ。
●真っ直ぐに尻上がりのライン。徐々に弱まりつつあった伝統のスクエアな感じは、消えた。
●全高に占めるウィンドウの高さの比率の小ささがなんともモダン。リアの視界は相当な狭さ。
●エンジンは2,000ccとレンジにしては極小。240馬力を叩きだすらしいが。



最近の傾向を凝縮し、その要素をレンジという名前のつくクルマに持ち込んで展開したところがすごい。レンジ史上最小のクルマが出来た。ベースはフリーランダーらしいけれど。

しかも、ご覧のとおり、3ドア・クーペも用意される。私、5ドアよりこっちがいい。



ここまで来ると今までのレンジとは別のクルマだな。しかしちょっと乗ってみたい。



営業戦略的にはBMWのX3のシリーズにぶつけるつもりなのだろう。イヴォークは車輛本体の国内販売価格帯が450万円くらいから始まる。価格的に対抗馬はX3なのかもしれないが、X3はもっと武骨なスタイリングだ。形からすると、X6(下の画像)の方が近い(尤もX6はかなり高額で上級車種は1,000万円を軽く超える)。



イヴォークの特徴の多くは、レンジのこれまでの一般的なイメージに逆らうようなものだ。当然ながら、レンジを至上のクルマとして来た人々からは、イヴォークについて様々な意見が出ているらしい。否定的なものも多い。今も一番左の丸目ライトが最高と考える人々が多いのだから当然だ。実は私もそうなのだけれど。



さらに、同社のディフェンダーに憧れる人もいるくらいだし。私もそうだ。数年前に公開された映画「Queen」でエリザベスII世に扮するヘレン・ミレンが颯爽とこれに乗る場面があった。



それでも、イヴォークは新しいレンジのひとつ。伝統のテイストをあちこちに散りばめながらも、新たなスタイルを確立していくのですねえ。とはいえ、私はどちらかと言うと懐古趣味。いまだにこういうクルマも作り続ける会社があることが好きである。モーガン4/4。



自動車業界も大変だ。3年ほど前まではフォードの傘下にあったジャガーとレンジ・ローバーは、今はインドのタタの傘下。それ以外のメジャーな英国ブランドも、現在すべて欧州か中東の資本傘下にある。因みにレンジ同様、フォードが持っていたスウェーデン・ブランドのボルボは今は中国資本だ。70年代あたりからおかしくなり、その後ブランドが本国を離れてあちこち漂いつつ、それでもそのブランドを独立して維持するあたり、英国ブランドはしたたかである。

では最後に米国で製作された動画をどうぞ。

コメント (8)
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