ある日の夕方、私は稲村ケ崎へ向かった。

またもや江ノ電稲村ケ崎駅前のはぶか牛肉店にハチノス(4つある牛の胃袋の2番目のだったかな?)を買いに行ったのだ。

WHAM FINALというアルバム。

1986年にリリースされたものだ。
当時絶頂期に解散した英国のポップ・デュオ、WHAMの軌跡をまとめたアルバムだ。
1986年って30年以上前だ。
まだ20代の私が意気揚々と英国に赴任した年。
というわけで私には思い出のアルバムなのでした。
お聴きください、FREEDOM♪
買って来たのがこのハチノス。

100g税込み180円という安い素材。
酢を入れた熱湯でゆでる。

まずは洗う。

見事な眺めだね。どうしてこんなになった?という形。

夜の下茹で作業。

かなり退屈な作業だ。
とにかく茹でる。
二度目の茹で作業。

そんでもってまた洗う。

三度目だよ。

香りに辛抱できなくなった犬がキッチンに侵入してくる。

でもあきらめて去る。

夜の作業終了!
ジップロックに入れて冷蔵庫へ。

つづきはまた明日。
********* 翌日のこと *********
さあ、近所の奥様Yさんの紹介によるこの本のレシピに類似した勝手な作り方で行きましょう。

フランスのアルザス地方のハチノスの白ワイン煮だ。
ドイツとフランスに占領し占領された歴史を繰り返す地域。
「最後の授業」なんてフランス側の立場から書いた国語のテキストのお話は有名。
白ワイン煮でアルザスっちゅうからに、リースリングで煮ると本格的らしい。
我が家にも今、オレゴン州産のちょっと高価なリースリングがある。

しかし料理にゴボゴボ使うにはもったいない。
アルパカなんてチリ産のかなり安いが、おいしいシャルドネ・セミヨンもある。

しかし、所詮ふだんのおそうざい。

使うワインも格安でなければならない。
というわけで紙パックのワイン。

この大森先生のレシピはハチノスの白ワイン煮としては変わっている。
まずカレー粉やナツメグのパウダーを使う。

さらにタマネギは使うが、セロリやニンジンなどの他の香味野菜は使わない。

ニンニクは普通に使うよ。

最後にパセリもね。これも普通だ。

さて、ハチノス解体ショーだ。

どんどん切る。
短冊状にね。
なんじゃ、こりゃ? みたいな不思議な食材。

本日もストウブが活躍する。

このレシピのもうひとつの特徴は、こってり型なこと。
バター。

さらに生クリームも使うのでした。

そしてタマネギ、ハチノス、ニンニクを炒める。

期待に満ちた犬の再登場。

とろみをつける小麦粉も登場!

そこにさっきの紙パックのワインも登場!

そして煮る。

「おとーさん、ください!」

調味料はこれだよ、変わっているよね。

本当にアルザスの料理なんだろか?
全部入れてさらに加熱。

「ボクはね、もう我慢ならんのよ」とドガティ君。

あははは、いい香り。

「今に見てろよ、全部食べてやる」と意気込むドガティ君。

レシピにはないが、レッドキドニーも入れましょう。

そろそろサラダづくり。
アイコちゃん。果肉が多くて、おいしい。

パプリカ、タマネギ、レタス、アイコ、キュウリ。

こちらはメークイン皮つき。

ウィルキンソンを飲みましょう。じゅわー!

「ウィルキンソンはいいから、上の方から見せてくれまへんか?」

ほなら見せてあげましょかー。

ドレッシングづくり。

胡椒、オリーブオイル、醤油、バルサミコ酢、ふつうの酢。
まだ煮てます。

「キッチンはいいから、ボクと遊んでよ」

「ボクはここでボール遊びがしたい」
こちらはごちゃごちゃした、我が家の狭いダイニングルーム。

ここでドガティ君は昼間の多くの時間を過ごす。
サラダ盛り付け完了。

パセリも用意が済んだ。

メークインいれた。

大森先生によれば、本当はジャガイモを別途ただ茹でて、添えるといいらしい。
でも面倒なので、メークインを鍋に入れちゃう。
さらに勝手にレッドキドニーも入れちゃう。

また蓋閉めて弱火で煮る。

パンも用意。
カンパーニュの薄切りだ。

「頼むから、おとーさん、ボクと遊んで!」

税抜き488円のアルパカを飲みはじめる。

さて、最後の味付け。生クリームを入れましょう。

それ以外のスパイスや塩胡椒も。

ん? なにか足りない。
勝手に花椒をちょいと入れて、ビビッ!

できたぜ。

おほほ、うまい!

本当にこんな料理、アルザス地方にあるざす?(←つまんねー、おやじまるだし)
と海外サイト探していたら、確かにあった。

大森先生、疑ってごめんなさい。
イタリアンの有名なトリッパがあるが、ごく一般的なトマト煮のそれとは違う。
またあっさり系の白ワイン煮ともかなり違う。
こってり系なるも白ワインで、しかもスパイスを使う。
私には斬新でしたー。アルザス地方の白ワイン煮。またやってみよう。

またもや江ノ電稲村ケ崎駅前のはぶか牛肉店にハチノス(4つある牛の胃袋の2番目のだったかな?)を買いに行ったのだ。

WHAM FINALというアルバム。

1986年にリリースされたものだ。
当時絶頂期に解散した英国のポップ・デュオ、WHAMの軌跡をまとめたアルバムだ。
1986年って30年以上前だ。
まだ20代の私が意気揚々と英国に赴任した年。
というわけで私には思い出のアルバムなのでした。
お聴きください、FREEDOM♪
買って来たのがこのハチノス。

100g税込み180円という安い素材。
酢を入れた熱湯でゆでる。

まずは洗う。

見事な眺めだね。どうしてこんなになった?という形。

夜の下茹で作業。

かなり退屈な作業だ。
とにかく茹でる。
二度目の茹で作業。

そんでもってまた洗う。

三度目だよ。

香りに辛抱できなくなった犬がキッチンに侵入してくる。

でもあきらめて去る。

夜の作業終了!
ジップロックに入れて冷蔵庫へ。

つづきはまた明日。
********* 翌日のこと *********
さあ、近所の奥様Yさんの紹介によるこの本のレシピに類似した勝手な作り方で行きましょう。

フランスのアルザス地方のハチノスの白ワイン煮だ。
ドイツとフランスに占領し占領された歴史を繰り返す地域。
「最後の授業」なんてフランス側の立場から書いた国語のテキストのお話は有名。
白ワイン煮でアルザスっちゅうからに、リースリングで煮ると本格的らしい。
我が家にも今、オレゴン州産のちょっと高価なリースリングがある。

しかし料理にゴボゴボ使うにはもったいない。
アルパカなんてチリ産のかなり安いが、おいしいシャルドネ・セミヨンもある。

しかし、所詮ふだんのおそうざい。

使うワインも格安でなければならない。
というわけで紙パックのワイン。

この大森先生のレシピはハチノスの白ワイン煮としては変わっている。
まずカレー粉やナツメグのパウダーを使う。

さらにタマネギは使うが、セロリやニンジンなどの他の香味野菜は使わない。

ニンニクは普通に使うよ。

最後にパセリもね。これも普通だ。

さて、ハチノス解体ショーだ。

どんどん切る。
短冊状にね。
なんじゃ、こりゃ? みたいな不思議な食材。

本日もストウブが活躍する。

このレシピのもうひとつの特徴は、こってり型なこと。
バター。

さらに生クリームも使うのでした。

そしてタマネギ、ハチノス、ニンニクを炒める。

期待に満ちた犬の再登場。

とろみをつける小麦粉も登場!

そこにさっきの紙パックのワインも登場!

そして煮る。

「おとーさん、ください!」

調味料はこれだよ、変わっているよね。

本当にアルザスの料理なんだろか?
全部入れてさらに加熱。

「ボクはね、もう我慢ならんのよ」とドガティ君。

あははは、いい香り。

「今に見てろよ、全部食べてやる」と意気込むドガティ君。

レシピにはないが、レッドキドニーも入れましょう。

そろそろサラダづくり。
アイコちゃん。果肉が多くて、おいしい。

パプリカ、タマネギ、レタス、アイコ、キュウリ。

こちらはメークイン皮つき。

ウィルキンソンを飲みましょう。じゅわー!

「ウィルキンソンはいいから、上の方から見せてくれまへんか?」

ほなら見せてあげましょかー。

ドレッシングづくり。

胡椒、オリーブオイル、醤油、バルサミコ酢、ふつうの酢。
まだ煮てます。

「キッチンはいいから、ボクと遊んでよ」

「ボクはここでボール遊びがしたい」
こちらはごちゃごちゃした、我が家の狭いダイニングルーム。

ここでドガティ君は昼間の多くの時間を過ごす。
サラダ盛り付け完了。

パセリも用意が済んだ。

メークインいれた。

大森先生によれば、本当はジャガイモを別途ただ茹でて、添えるといいらしい。
でも面倒なので、メークインを鍋に入れちゃう。
さらに勝手にレッドキドニーも入れちゃう。

また蓋閉めて弱火で煮る。

パンも用意。
カンパーニュの薄切りだ。

「頼むから、おとーさん、ボクと遊んで!」

税抜き488円のアルパカを飲みはじめる。

さて、最後の味付け。生クリームを入れましょう。

それ以外のスパイスや塩胡椒も。

ん? なにか足りない。
勝手に花椒をちょいと入れて、ビビッ!

できたぜ。

おほほ、うまい!

本当にこんな料理、アルザス地方にあるざす?(←つまんねー、おやじまるだし)
と海外サイト探していたら、確かにあった。

大森先生、疑ってごめんなさい。
イタリアンの有名なトリッパがあるが、ごく一般的なトマト煮のそれとは違う。
またあっさり系の白ワイン煮ともかなり違う。
こってり系なるも白ワインで、しかもスパイスを使う。
私には斬新でしたー。アルザス地方の白ワイン煮。またやってみよう。