10月17日(火)の夜、我々はまだ山荘にいた。
山荘のテレビで日本テレビの番組である「カズレーザーと学ぶ(画像)」を見ていたのだ。
カズレーザーさん(右端の赤い人)って何でもよく知っているし、お話も上手で要領がいい。
番組内では、歯周病について説明があった。このメンバーの中では、サバンナの高橋さん(左から三番目の人)の口内に最もヤバいタイプの歯周病菌が多いという結果も紹介されていた。
歯周病の対策や予防としては、口内洗浄的を使うことの他に、クルクミンが効くとの話もあった。
「クルクミン」と聞いてスパイスのクミンを想像する人が多いらしい。しかしそれは間違いだ。
エスビー食品のウェブサイトには、クルクミンはクミンには含まれてないとわざわざ解説がある。
クルクミンはクミンではなく、同じスパイスでもターメリック(ウコン)に含まれるのだ。どっちも基本的なカレーのスパイスだから間違いそうになるね。
我が母校の大阪大学歯学研究科先進口腔環境科学(サラヤ)共同研究講座を見てみましょう。
クルクミンの成分が有効なため、ターメリック(ウコン)は漢方薬や塗り薬として使われていると書いてある。
クルクミンは歯周病菌の増殖のみを選択的に抑えるが、善玉菌を含んだ口腔内の常在菌には影響を与えないことが示唆された いいことづくめのクルクミンだ(笑)。
ということで、クルクミンを手っ取り早くたくさん摂りましょう。
カレーだ。
テレビ放送の翌日八ヶ岳から鎌倉に戻った。
そして鎌倉でクルクミンを大量に摂取するカレーをつくることにした。
もう一度繰り返すが、クミン(右)じゃなくて、ターメリック(左)にクルクミンが多く含まれている。
つまり我が家は以前からクルクミンを多く摂取していたことになる。
まずはタイ米にクルクミンというかターメリックを大量に使いましょう。
塩とオリーブオイルとともにタイ米を炊くが、そこにターメリックを入れる。
ターメリックを入れ過ぎると苦みが出るから気を付けてね。
私はこれまでに何度もそれで失敗している。
これで1時間ほどすると、クルクミンを大量に含んだライスが完成するはず。
すでにこれで歯周病予防ばっちりだ。
トマトはカレーの必需品。それがなくては作れない。
しかしトマトが現在高い。
小さくて甘みがないものが今多いのだが、そのくせ価格がバカに高いのである。
小さなのが、税抜き259円ってなんですのん?
この価格が、直後にさらに40円上がって税抜き299円となっているのを私は見た。
買う気がしないので、缶詰にしましょ。はるかに安い。
タマネギが多いサラダ。
サラダにもトマトなんて入れられない。
今やトマトは高級食材だ。
パクチーを刻む。パクチーはそんなに値上がりしていない。
ニンニクとショウガをする。
カレーのスパイスは超基本タイプで行きましょう。
重要なのは今回の場合はターメリックだ。
一番右のスパイスね。黄色いやつ。先ほどライスに入れたやつ。
あとはクミン、コリアンダー、カイエンヌペパー。
ほら、黄色いターメリック多めですよ(↓)。
真ん中のは塩。
ここからはいつもと一緒。
最も簡単で基本的なチキンカレーだ。
タマネギを炒める。
トマトも炒める。
ショウガとニンニクも炒める。
スパイスと塩を入れて、サッと加熱。
水を加える。
いつもの極秘の調味料を入れる。
今回はみりん、ブイヨン、いちじくジャム、バター。
本搾りはカレーには入れない。自分で飲む。
果汁28%で、香料、酸味料、糖類すべて無添加というチューハイとしては良心的な製品。
カレーは先に肉類を炒めてから煮るというパターンが多いが、チキンカレーはわりに生のチキンをいきなり煮ても平気。
とにかく楽で基本的なのがチキンカレー。
サラダドレッシングをそろそろ作りましょう。
クレイジーソルト、胡椒、酢、オリーブオイル、醤油。
グダグダとカレーを煮込み、チキンが柔らかくなって、カレーの味も調整が済んだら、そろそろ最後のガラムマサラへ。
ササッとかけたら出来上がり。
トマトなしのサラダ。
強烈にターメリックを食べる歯周病予防カレー。
ライスにもカレーにもクルクミンを成分とするターメリックがたくさん使われている。
クルクミンごはん。
クルクミンカレー。
パクチーが異国情緒を誘う。
楽しんだね。
カレーってなんでこんなにおいしいのか?
これで八ヶ岳シリーズは終了です。。。