成果を2倍にする!社員研修の鉄則45 (DO BOOKS) | |
クリエーター情報なし | |
同文舘出版 |
先日、東京診断士会のセミナーでお会いした真殿(まどの)先生の著書である。さっそく、アマゾンで注文して、読んでみた。
研修で押さえたいポイント、教育担当者が持ちたい心技体、事前準備が成否を決める、成果を倍にする研修計画、内容をさらに充実させる勘どころ、研修に取り入れたい会社が生き返るツボ、という章立てである。先日のセミナーと同様に、実務的な内容で、私もウンウン、とうなずくところも多い。
印象に残った部分を少し。研修では講師が事例を話し、受講生が事例研究をするのが通例。しかし、その前提は、「基本原則」をキッチリ、話すことが必要だそうだ。私も研修では、自分の経験した事例や業界で有名な話などをかなり入れる。面白いから、受講生も興味津々になるが、状況がその会社と違うし、針小棒大になったり、小さな失敗が省略されたりしている。基本原則を活かすためのの事例であることを忘れてはいけない。少し反省。
グループ討議。これがないと研修の魅力が半減するそうだ。そうか、そんな重要なものか。ところが、このグループ討議、議論がなされないことが多くあるという。その原因も書かれている。口を開かない、話す気がない、意見を持っていない、雑談ばかり、議論のやり方を知らないなど。これは私も経験した。グループによっては全く盛り上がらいグループもあった。今度の研修は、オリエンテーションで、この悪い例を話そう。
セミナーを聴けなかった方、これからセミナーをしようとする方、実務上で役に立つ書籍ですよ。