40文字でわかる! 今さら聞けないあの企業のビジネス戦略35 | |
クリエーター情報なし | |
ブックビヨンド |
写真の書籍をキンドル本で読んだ。中小企業診断士の仕事をしていると、経営戦略の話がよく出る。その際、あの有名企業はこんな戦略を取ってるんですよ、という場面があるため、大手の経営戦略を知っておきたい、35社も見れば、結構インプットになるな、と考えて、買ったものだ。紙本の定価が1,986円、キンドル価格で486円、キンドルだから送料はかからない。そして期間限定で特別価格が199円。なんだか変だとは思いながら安いから購入した。
そして読む、オムニ7のセブン&アイ、ソフトバンク、アマゾンドットコム、星野リゾート、クラブツーリズム、伊那食品工業、信越化学など全部で35社の経営戦略が載っている。感想? 経営の大学院生卒業生が分担して書いたものらしいが、多くの会社がすでにやっていることを図化したもの。真新しさがない。
書くとしたら、これらの企業の特色を、もっと絞って、例えば、現場の事例を書くとか、他社ではやっていないことに絞って書くとか、取引先や顧客の感想を書くとか、読み手がなるほどと思うことがほしい。これでは正直、199円の価値だ。
そんな感想で、下記カスタマーレビューを見ると、おや、高評価だ。よく見ると15件中の13件が5スターだが、これらは、すべて発売月に登録されている。これは怪しい。最近入ったレビュー1スターには、登録のものは怪しい、文章も下手と書かれているが、その通りだ。
関係者が書籍の評価を上げるため、発売直後に5スターを登録することは容易に想像できる。まあ、推定だから、あんまりメチャクチャは書けないが、内容を読んで私も評価するとしたらやっぱり低評価だ。
それに価格、どんどん安くなっているが、普通に考えると、売れるものは安くしない。売れないものは、時間の経過とともに価格を下げていく。199円だから、当初の紙の本から9割引きだ。原価はどうなっているんだろうか。これでも儲かるなら原価は1割未満か。マーケティングとはこんなもんですかね。