九州の百名城巡り、続いてはJRで、大分から豊後竹田へ。駅舎もクラシックだ。ここは山の上に岡城がある。さっそく案内所へ。
案内所で百名城スタンプを押し、岡城とその城下町を案内板で確認する。よし、登城開始。
もう山の上に石垣が見え始める。お土産屋を眺めながら、階段を登り、大手門跡へ。結構大きいな。右下は崖だ。この崖なら簡単には落城しないだろう。
そして、西の丸跡へ、東門の葺石(ふきいし)は珍しい。屋根の瓦のように小石が敷き詰められている。西の丸は広い空き地になっている。
山の上は平坦だ。家臣の屋敷跡や、鐘櫓跡、三の丸跡を経由し、二の丸跡へ。ここは施設が集中している。まずは、滝廉太郎の銅像。滝廉太郎は、子供の頃、ここ豊後竹田に住み、この竹田城にも登って、歌を作ったそうだ。もちろん「荒城の月」だ。
二の丸跡には休憩所がある。そしてなんと、ピアノ! 街角ピアノ(ストリートピアノ)だ。よく見ると、滝廉太郎の荒城の月の楽譜が。荒城の月を弾いてください、という意味だ。私は、音楽の心得はないが、いつかピアノを、ここ岡城の山上で弾いてみたいと、思う。もう一度岡城に来て、このピアノで、荒城の月を弾く、これ、70歳代の目標にするかな。
さらに山の上に風呂!!
そして、すぐ上の本丸。城の歴史が書かれているが、今日はゴチャゴチャ書かない。
帰りにふと、気がつく。岡城と言えば、高い石垣だが、それが見当たらない。配偶者と、その石垣を探すが、見つからない。周囲を見渡しながら、帰り道へ。そこで気がついた。西中仕切跡付近だ。二の丸本丸を振り返ると、おお、ここか、と写真で見た石垣が。初夏で草生え、石垣はかなり隠れているが、まさにここだ。
反対側は高い崖、これは登れないな。天然の要塞とはこれのことか。
所要1時間半で、岡城を巡った。山の上のピアノが一番だった。
さて、豊後竹田からは、九州横断特急に乗って、熊本へ。途中、スイッチバックや阿蘇山が見えて、印象に残った旅でした。続く。
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