この日は覚悟していたが、公共交通の便の悪い、上ノ国勝山館(かつやまだて)だ。朝、木古内駅から、定期バスに乗り、上ノ国へ、そこから徒歩で、勝山館に登城、そして、帰りのバスで暗くなる前に木古内に帰って来るのは1便だけ。
1時間ほどバスに揺られ、上ノ国の大留バス手停に到着、徒歩で、勝山館へ、スマホでは徒歩で58分と出た、やれやれ。町役場を通り過ぎ、天の川を渡る。ちょっといい名前だ。そして、登城口に差しかかる。かつては、船が交通手段だったようで、ここが大手口だ。
ほどなく、城跡に到着、城跡は、相当広い。客殿や櫓門跡などがある。城跡からは、日本海が一望だ。
ガイダンス施設が見えて来る。ネットでは、ヒグマが出るから、クマ鈴は忘れないようにとのアドバイス、鈴とラジオをつけて歩く。
ガイダンス施設に入る前に、夷王山に登る。ガイダンス施設はもちろん、日本海、江差の海岸まで見渡せる。ここで昼食。ポットに入れたお湯で、インスタントコーヒーを入れるが、これが美味い。
ガイダンス施設は立派な建物だ。周辺の遺跡などがよくわかる。周りは墓地だ。墓地の上にガイダンス施設を作ったのだろうか、施設の中にも、墓地がある。
さて、城跡を下って、もう一つの城跡、花澤館に寄り、天の川を通過し、バス停へ。歩きと見学で、4時間、このあと定期バスに乗り、木古内へ戻る。もう二度とは来ないであろう、上ノ国町でした。明日は最終日の松前城です。