第二日、雨の中、ワサビ平小屋を出発。途中、クマよけの缶がある。これを叩いてクマに知らせよ、という意味だ。思い切り缶を叩く。そして私はストックにクマ鈴をつけている。結構大きな音が出ます。
秩父沢に到着。このあたりで、アップルウォッチが反応する。電波が届き始めたようだ。秩父沢で、腰を下ろし、スマホでメールやSNS、天気予報などをチェックする。ネットは便利だな。
そして、チボ岩、イタドリケ原、シシドウケ原を通過、下りの方から、この上の方で🐻クマが出たそうです、お気をつけてと。おいおい、本物のクマか。
地名で言うと、「熊の踊り場」を通過、ここは登り一辺倒の登山道のうち、踊り場のような小さな湿地がある。確かにクマが出そうな雰囲気だ。
しばらくして、鏡池に到着、少し歩いて鏡平小屋だ。ここの小屋も今日は余裕があるせいか、二段ベッドの下の半個室。名物のかき氷は、寒くて今日は販売していないそうだ。
夕方、天候が回復してきて、槍ヶ岳が見えてきた。そして鏡池にサンダル履きで行くと、槍穂高のシルエットが、くっきりと見える。
今日はコースタイム4時間で、所要5時間、累積標高差で9百mほど登った。実質の初日、まずまずだ。ただ、明日も朝は雨だそうだ。続く。