5月の虎ノ門九州ツアーの際に、一緒に来ていたキャスター、大高未貴さん、井上和彦さん、須田慎一郎さん、そして石平さんの4人の書籍を買って、サインしてもらった。4冊も買ったから、読むのもなかなかしんどい。
そのうちの1冊、石平さんの本である。石平さんは、九州で宴会のあった翌日、私が、朝風呂に入っていた際、ヘルスメーターに載って、ああ太っちゃったなあ、と呟いていたら、後ろから、太りましたか、と笑いながら話しかけてくれた、気さくな方である。
さて、書籍の内容だ。中国の歴史は長いが、その時代背景から、何々時代と分類されてきたが、石平氏は2分類だという。殷・周の時代と、秦以降の時代だ。これ、何が違うかと言うと、前者は「王」の時代、後者は「皇帝」の時代だ。
殷・周の王の時代は、民衆が大規模な反乱を起こしたことがない、秦以降は、常に反乱がおきていて、場合によってはその反乱で皇帝が地位を追われることもあったという。そのあたりが、詳しく検証されている。
そして、皇帝の始まりは、秦の始皇帝、終わりは、ラストエンペラー清の溥儀だ。昔、配偶者が、歴史をよく知らなかった頃に、始皇帝とラストエンペラーって、似てるけど、どう違うの、と私に質問して来たことがあったっけ。
ただし、石平氏は、その皇帝の終わりは形式的だと言う、毛沢東と習近平は皇帝で、この時代が今も続いているという。まあ、それは納得だな。皇帝は、天下為私、自分の欲のために、周辺国への侵略や搾取するのが歴史で証明している。
そして、習近平は、今もその通りにしている。台湾有事は近いよ。