私は中小企業診断士の人財開発研究会の代表をしている。先日、その私宛に、産能大から、研修講師の募集が来た。私は会員に周知して、希望者は応募してくださいと、研究会の会員に周知したら、産能大から感謝のメールを頂いた。
また、別件だが、その産能大から卒業生(私は昨年産能大を卒業した)宛てにOB会の会報が送られて来た。これで思い出したことがある。「経営士」資格だ。
中小企業診断士に似た資格で日本経営士会の運営する「経営士」という資格がある。私も一部執筆している書籍「2023資格総ガイド」には経営士は記載されていない。書籍上はマイナーな資格扱いだ。
また、産能大に在籍中、不思議に思ったことがあった。産能大は、資格取得にも力を入れている。しかし、中小企業診断士だけは、取得カリキュラムがないのだ。
しばらくして、気が付いた。産能大の創業者が、この経営士の制度を作ったそうだ。その内容は、中小企業診断士によく似ている。つまり、中小企業診断士と経営士は、ほぼ競合関係になってるようだ。これじゃ、産能大には診断士はないのも当然だ。
ネットで見ると、10日間の経営士養成講座は、募集人員10名で、何と22万円!! しかし考えてみると、中小企業診断士も一次、二次の受験講座、実務補修の費用などを累積すると、このくらいの価格にはなるはずだ。
しかし、いきなり22万円!と出されると、応募する受講生は少ないんじゃなかろうか。それに取得しても、民間資格扱いだからね。
私も資格マニア、そのココロが少し動いたが、高価なため止めた。この資格、講座カリキュラムを見るとしっかりした資格で、少数精鋭主義を貫いた資格のようだ。