本州では、コロナの影響で山小屋が次次々と閉鎖されている。山小屋のない北海道の第二弾は、羅臼岳、斜里岳である。まずは羅臼岳、羽田空港から女満別空港へ、そしてバスで登山の基地、ウトロへ。
宿泊は、ウトロの民宿「酋長の家」。登山ガイドさんの紹介だが、この宿の名前、私が学生の頃、もう50年も前だ、カニ族で北海道を貧乏旅行した際に、聞いたことのある名前だ。
宿に入って聞くと、開業してもう50年以上になるという。やっぱりこの宿だった。50年前はカネがなくて、ウトロはキャンプ場でキャンプしたっけな。
今はこの宿、三代目のアイヌの方が経営しており、隣が土産物店、そしてかけ流しの温泉だ。
50年ぶりのウトロを散策。まずは、宿のすぐそば、ゴジラ岩、よく似てる岩だ。
そして、オロンコ岩のお隣、三角岩と知床観光船、シーズンなんだが、コロナと例の事故で今年はひっそりとしている。
港から羅臼岳方面を望む。明日もこのくらいの天気ならいいが。
そして、宿に入る。源泉かけ流し、温泉は61℃の高温で、中性、温泉成分の合計は8.9g/kl という濃い温泉で、ナトリウムー塩化物炭酸水素線という、私が入った中では一番多いタイプだ。そして、港のそば、しょっぱい。
心配したのは、源泉かけ流しの湯温。かけ流しだから、湯温の調節していないかな、と思いきや、やっぱり、50℃以上もあるだろうか、煮えたぎっている。今日の宿泊は、私達だけのようだから、好きな湯温にできる。しばらく水を入れ、熱めのお湯で入浴。
宿の隣は、土産物店。パートナーが何か買っていた。私は、羅臼岳の百名山バッジを探したが残念ながら売ってない。
夕食は、毛がに半杯分と鹿肉、アイヌの料理も入っている。さて明日の登山は宿を5時出発だ。