kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

やっていく中で見極める

2021-07-26 | 陸上競技

土曜日。この日は午前中練習。

 

全体は前日に引き続き「基礎ドリル」を。インターハイ期間中我々がいなくなります。その間、基礎基本の徹底ということで時間を作ってやらせる予定になっています。この期間は「量を追う」のではなく「次につなげるための基礎」が重要だと思っています。この部分は時間がかかります。地味です。それでもここでやっておかなければやる機会がない。間違った方向に進まないように今の時点で動きの徹底を図りたいと思っています。

 

基本kbt先生が付きっ切りでこちらの指導。私はハードルの指導と兼ね合いながら。8割をハードルにおいて手伝える部分で下級生を。下級生は「基礎ドリル1」として前日に足運びの徹底。そこから「基礎ドリル2」として地面に大きな力を加える練習。反発というよりは「地面に力を加える」という部分がメインです。できるだけシンプルにやりながら。お手伝いをしながら。

 

ハードルは試合のアップをして1台目までのアプローチを重視。1台目で遅れてしまうことがあるのでそこの部分の修正を。腰の位置や構えを確認しながら。ピストルを鳴らしてスタートの確認です。時間をかけながらやっていきました。インターハイでは遅れたら致命的になります。実際、Mさんにとって初めての全国大会なのではないかなともっています。ジュニアオリンピックに参加しているかもしれませんが、勝負をするインターハイなどの場面では経験が少ない。そうなるとこういう部分の修正は必須なのではないかなと。なんとか本人の感覚を合わせていってです。

 

そこから先日行った5歩ハードルと3歩ハードルの組み合わせ。スピードが出ます。そうなると踏切が近くなる。それによりきちんと踏み切れなくなる。「刻む」という感じが初めて出てきます。ある一定水準まで来ないと「刻む感覚」というのは難しいと思います。難しいというか「無理」なのです。大半の選手は「届かない」という感じになります。刻むとさらに届かない。これは目の前の選手の状況を見ていたらわかってきます。こうやって13秒台で走る選手の指導に関わらせてもらうことでまたわかることがあります。

 

合宿などで強い選手を見る。それは一時的な話です。継続的に練習をするなかで何を課題としてどのように克服するのかは大きなことです。抜き足に関しては何度も何度も言い続けてやっと形になってきました。大きく振り回さない。コンパクトに持ってくることで走りの延長になる。それにより抜き足の接地がシャープになり走りにつながっていく。ここも勉強させてもらっている部分です。明らかに変化がある。

 

5歩と3歩の組み合わせをしました。が、やはり難しいなという感じがありました。頭の中のイメージと実際の走りのイメージがかみ合いません。悪いわけではないのですが3歩を入れるよりも5歩で走り続けるほうが流れがいいなと。もっともっと刻む意識が必要になれば変わってくるのかもしれません。今の段階では5歩からの3歩はMさんには合わないなと。全く意味がないとは思いません。しかし、少し詰まってしまってきちんと踏み切れないことで腰が進まなくなります。それであれば5歩ハードルを続けてしっかしと刻む意識を持たせるほうがいいのかなと思います。私の頭の中のイメージと実際の選手の動き、感覚をすり合わせていく。こちらから押し付けるだけの練習にはしたくないなと思っています。

 

走りの感じやハードリングに関してはかなり良くなってきていると感じています。本人は「もっと練習をしておかなければ落ち着かない」というのがあります。中国大会前のほうが走れていたのではないか。そのことをかなり気にしています。そんなことはありません。先週は少し重いなと思う部分もありましたが今週に入って動いている。スプリントも含めてかなり状態は上がってきていると感じています。

 

無駄に量を増やさないようにしたい。そこだけは重要です。ある程度の本数で終わりとしました。3本+2本でトータル5本。十分です。そのあとはクリーンだけやって補強で終了。物足りないかもしれませんがこれ以上やる必要性はないと思っています。焦らせず。落ち着いてやってもらうことが最優先かなと思いますね。

 

やれることはしっかりとやりたい。必要以上のことはやらない。ここにはこだわってやっていけたらと思います。ぼちぼち書きます。ぼちぼち。

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またも記憶が・・・

2021-07-26 | 陸上競技

毎日更新。これがなかなかできません。うーん。なんでかな。

 

記憶があいまいになるのでよくないのですが。金曜日のことを思い出すことができるのかどうか。

 

この日は練習が2パターンに分かれての実施となっていました。男子の4継が夕方のレースなのでそれに合わせての練習。」ほかの選手は午前中に通常通りの練習。kbt先生と私は両方の参加となりました。インターハイでは時間帯と日程がかなりずれます。早い選手は初日の28日から一番遅い選手は8月1日です。5日間のずれ。この辺りから練習は別の流れになります。ハードルは最終日なのでそれに合わせてということで。

 

下級生は「基礎の徹底」という部分に時間を割くことに。kbt先生と相談していたのでこの日に「基礎ドリル1」として膝締め歩行をする。その場膝締めから歩行という部分です。これをとにかくずっとやるという感じでした。最初に補強Kをやってからあとはひたすらドリルという感じでしょうか。他の学校ではここまでやらないと思います。我々の練習の中では「基礎の徹底」という部分は必須です。前日に筋力のこともやりましたが、走るために必要な要素を徹底的に身に付けるという部分です。本当に徹底していました。1時間半くらいここをやったのではないかなと思います。

 

何人かは次のステップに進んでも悪くないという感じがします。が、一応足並みをそろえて。2人で徹底的に動きの定着を図る。なかなかだと思います。私は途中ハードルのほうにも行きました。こちらがメインというのもあるので。

 

それほどの量はできません。この日はハードルを跳ばずにシュートスプリント中心。試合のアップをしてからマーク5歩をやって短い距離を何本か。最後に120m+60mを2セット。「100mHのための120m」というのは説明しました。100mHをきちんと最後まで走り切る。そのためには120mでスピードが維持できないといけない。単純い120mを走るのではなく「目的意識」を持たせたいなと思っています。2セットでしたがよく走れていたと思います。不安はあるでしょうが話をしながら進めていければいいなと思っています。

 

午後からは再び練習。競技場での練習でした。高跳び選手もいます。今回はkd先生と「遠隔」で技術指導をしてもらうという形になっていました。動画で撮影してそれを送ってみてもらう。そこに対して電話で直接技術指導をしてもらう。私はこの「遠隔」の中継ぎをするという大きな任務をしていました(笑)。残念ながら私では細かい部分がわかりません。助走スピードが速いなくらいはわかりますが、他の部分は全く。最初は私が電話をかけてから本人に代わるという形でしたが、途中からは私の電話で本人にかけさせて直接はなしをしてもらうことに。このほうが早い。

 

結局3時間近くやったのでしょうか。かなり時間いっぱい。やることが多いので仕方ない部分はあります。疲れを残してもらいたくないなと思います。リレーは気合が入っていました。全員ユニフォームの下を履いてきて練習をしていました。エンジンがかかったかなという印象。今回は1レーンでのリレーです。これはなかなか厳しい。とはいえ、やるしかありません。県記録を更新しても予選通過することが厳しい感じがあります。全力を尽くして戦うために準備をしています。何とか力を発揮してもらいたいなと思いますね。

 

陸上競技に関わる時間が長くなっています。ありがたいことです。様々な場面で練習に関わることで自分自身のスキルが磨けます。とにかく選手に還元できるように。対話をしながら練習を作っていけたらいいなと思います。今自分にできることを最大限に。役割を果たしていきたいと思います。

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