kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

前日に引き続き

2021-07-28 | 陸上競技

本当は前の記事に書いていたのですが、ハードルのことを書いていたら中途半端な長さになってしまったので。記事を替えて書くことにしました。お許しを。

 

火曜日。この日の練習は前日の続き。基礎的なことを走りにつなげていくこと。基礎ドリルをやりながら走るために何をするかです。先週末から繰り返しやっていることなので変化が生まれ始めてもおかしくないなという感じがします。この日は体幹補強から。前回かなり指摘しているので正確にできるかどうかです。見ているときちんとはできますがなかなか声が出ません。これは出す必要性を感じていないからかもしれないなと思います。一昨年kytbnに行ったときに前向きで元気な姿に心打たれました。関西の強豪校では本当に前向きに練習をします。明るい雰囲気だからできることもある。それを何度も言っていますが実際に体験していないのでわからないのかもしれません。難しい。それでも何人かが声を出し始めました。これでも声が出せない選手はそこで終わってしまうのかもしれません。自分自身で殻を破ることができるのか。

 

その後は基礎ドリル1をやってそのまま屋外で片足スキップ。前日の復習。ここでいったん全体を集めてもう一度説明を。kbt先生も先日話をされていましたが「スピード曲線」についてです。どのようにスピードが上がっていくのかを知る必要があります。この日にやりたい練習の意味が分かってもらえるか。何度もkbt先生が話をされている内容です。が、それが入っていなければ練習の効果は上がりにくい。もう一度確認。前日の前半マークの時に「ピッチアップ」の話をしていました。この日の練習では2次加速のためのスティックをいれました。「1次加速」+「2次加速」が前半マークになっています。いきなりまとめるのではなくこの日は分割してやって最後にまとめるほうがいいのかなと。

 

私はハードル練習との兼ね合いで下級生の全てにつくことができません。だからこそこういう場面ではきちんと理解してやってもらいたい。意欲はあると思います。それをどのように実行していくかだけ。この日は腰押しとマーク5歩を先にやりました。二次加速のところはついてやりました。10m+スティックです。とにかく全力で走ればいいというのではなく「マークの意味」を理解してもらわないといけません。少しずつピッチアップしていく感覚。これを意図的にマークで抜き出してやっています。単純に速く駆け抜けるというのではない。ピッチをコントロールして自分で上げていく。1本目はできませんでした。もう一度話をして実施。上手くいきました。基礎があるというのは大きいですね。

 

そして前半マークで流れを確認する。この段階で練習が止まりました。前日にはきちんとマークを置けましたがこの日はおけません。練習の最初の段階で「わからなかったら聞くように」と伝えています。マークの距離も前日と同じ。さらには別紙で距離を示して準備をしていました。ここに関してはいただけない。「威圧的な指導をする」と言われることがあります。まー見る人によってはそうなのでしょう。好きに評価してもらえればと思っています。しかし、本当に必要なことを教えないと先に進みません。このマークの準備だけで15分程度かかりました。全くダメです。

 

その前段階で声が出なくなっていたことも合わせて。数人はずっと声を出していました。が、出なくなったものに確認をすると「なんか疲れました」という返答。この話をしている間は本当に力が上がることはないです。冷たいかもしれませんが。疲れても、調子が悪くても、機嫌が悪くても「やるべきこと」は変わらないのです。気分でやっている間はダメ。声を出して雰囲気を明るくできないようであれば他のこともできません。

 

「聞けばわかる」ことに対して。「見たらわかること」に対してダラダラ時間を使うというのは無駄です。自主的にやるというきれいごともあるかもしれません。しかし、それにより無駄な時間とエネルギーを使っていることに気づかなければいけない。厳しいようですがこれから先勝負をしようと思えばやはりこういう部分は必要だと思っています。また、こうやって指摘されたくらいでへこんで雰囲気が悪くなるようなら今後はない。その話もしました。普段はあまり言いませんが、ここはきちんと言っておかなければいけないと思います。

 

前半マーク。かなり走れていました。何人かは大きく変わった印象があります。これが定着するまでにどれくらいかかるかわかりませんが。丁寧にやっていくことが大切。これが本物になれば面白いなと思っています。そこから10バトンと25並走を。これも普段やっているメニューにプラスアルファという感じで。細かく説明をして実施。渡す場所、声がかかるタイミングなど必要なことを再確認しました。こういう時間も必要だと思います。なんとなくやらない。


しつこさが売りです。選手にも話をしましたが今skyでは kbt先生、kd先生、私と細かい指導ができる体制にあります。そうであれば間違いなく他校とは差がつく。それだけのスタッフだと思っています。それなのに与えられたことだけをなんとなくやるというのはもったいない。メニューを消化する、走るというだけで大きな結果にはつながりません。この状態であればなかなか強くならない。どこかで「自分たちはやっている」という思い込みから抜け出さなければいけないと思っています。


厳しいことを言いますが、誰のためにやるのか。skyにいるから強くなるという思い違いは絶対に捨てないといけない。こちらも覚悟を決めてやっています。選手自身が覚悟を持ってくれないと力は上がりません。そういう話を直接しました。響くかどうか、届くかどうかは全くの別問題です。全国で活躍するためにやらなければいけないことが幾つもある。


結構真面目にやりました。いつもやっていますが。


その後ひたすら保護者会。ヘロヘロになりながらもやり終えました。インターハイに向かいます。やれることを最大限にやりたいと思います。それが今私がやるべき役割だと信じているので。

 

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直前の練習

2021-07-28 | 陸上競技

火曜日。この日も練習と面談。練習に関しては前日に引き続きという感じです。私自身も思った以上に疲労しています。よくよく考えてみるとほぼ休んでいない。自分で選んでやっているので問題はないのですが。それでも案外疲れますね。

 

この日はインターハイ組は刺激。ハードルのMさんはこの日と翌日に練習をするという感じです。最大でも2時間。可能であれば1時間半というイメージでした。走る練習を90分、休みながら補強で30分程度。ここまでくると補強の重要度は下がります。締める程度というところでしょうか。たくさんやっても効果はなくなります。疲労抜きのほうが大切。

 

Mさんはサーキットをしてから試合のアップ、少しハードルドリルをやりたかったのでワンステップハードルを実施。スパイクを履いてウインドスプリントをしてから一歩ハードルを高さを下げて6台。鋭さが欲しいなと思っていたので。休憩をはさんで刻むイメージのための5歩ハードル、1台目までのアプローチ。かなり動くようになってきたなと感じています。この部分は大事。1台目までのスピードが上がればそれ以降も走れます。ここをやってからスピードを上げての5歩ハードル。若干向かい風ですが通常通りの距離で設定。本人が5本走りたいということだったので3本と2本に分けて。

 

最初の3本は6台配置。これで約70m近く走ることになります。この段階で維持できるかどうか。前の記事にも書きましたが、5歩から3歩というのが私の中でかみ合わなかったので最後まで5歩で走ることにしました。この日は5歩で走ってかなり刻む感じとなりました。前回は処理できなくて少し踏切が詰まるという印象がありました。この日はかなり調子がよくてきちんと刻める。刻めると踏切が遠くなるのでいつも通りのハードリングができる。2セット目は1台減らして同じように5歩ハードル。本人も「今日はかなり動けている」と話していました。これも珍しいことですが。感覚的に鋭い選手なのでいまいちの時には納得していません。今日はかなり刻めているので本人的にも納得できる形だったのかなと思います。

 

とにかく怪我をせずにやれることをしっかりとやる。ここに尽きると思います。準決勝で13秒台を出して決勝へ。もちろん簡単な話ではないですがそこを目指してやっていく。時間との闘いの部分はありましたがなんとかここまで来ることができました。翌日は私は不在なので自分でやってもらうしかないかなと思います。やることはかなり限られています。1つずつ1つずつですね。

 

あれ?なんかこの記事も中途半端な長さになってしまったので。いったんここで切ることにします。

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