kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

会議と練習会について

2021-10-03 | 陸上競技

金曜日。この日は県体のための会議。目立つことではありませんが大会を運営するためにはある程度の準備が必要です。私自身は「運営」自体にはまったくもって興味はありませんでした。人によっては「競技力向上」というよりも「大会を運営する」ことに関心があるという部分もあります。それはそれで人の考え方。が、今の仕事をしている限りは「運営」というよりは「競技力向上」というほうが優先かなという感覚はあります。

 

とはいえ、運営がなければ試合などは成り立ちません。円滑な大会運営も生徒のためになりますから。重要。これでほぼ一日が潰れる。別件でかなり気になっていることがありました。気になってメールをしましたが返事はなし。夕方、電話をしましたが「大丈夫だろう」という返事で終わり。まー「誰のために」という感覚がなければ何をやっても上手くいかない気がします。感じ方は人それぞれ、kd先生がよく言われますが「感覚の違い」について話をしても変化は生まれないという部分。

 

この会議の時に今後の「練習会」について話をすることも。私は独自で「ハードル練習会」を計画していました。blogには書いていますが。「上を伸ばす」ことと「底辺の拡充」をやりたい。「競技力向上委員」というのもありますが、それだけではなく「危機感」を感じています。skyに転勤してきたこともあり「自分に何ができるのか」を考えるようになりました。局地的な練習会は必要だと思います。1年間に2回程度やったくらいでは変わりません。だとすれば「定期的にやる」というのが必要。全体に投げかけても難しいので「親しい指導者」に声をかけて「必要ならやります」という形にしています。

 

基本的に陸上競技の種目は「やろうと思えばそれなりにできる」というのがあります。技術系は難しいという部分もありますが、「勝負をする」ことを考えなければ「投げる」という動作はある程度できます。ハードルに関しても「フィニッシュする」だけなら何とかなります。が、そこを目指してやっているかどうかです。別に必要ないのであればそれでいいと思います。こういうご時世ですから「多様化」を認めていく。競技志向ではない「楽しい陸上」もありだと思います。必死になって競技力を向上させることが全てではない。本気にならなくても試合には出れます。それでいいという人がいたとしても間違いではないのでしょう。

 

今回やりたいと思っているのは「強くなりたい」と本気で思っている選手に対してのアプローチ。ハードルに出ればいいというのではなく「記録を短縮して少しでも上の大会に進みたい」という選手に対して「専門的」な指導ができればと思っています。こういう言い方をしたら感じが悪いですが「スプリント」に関してもかなりのことができると思っています。実績がなかった選手がインターハイに進むという部分もかなりありました。たまたまではなく狙ってやっていた部分もあるのでかなり自信はあります。しかし、そこだけではなく「今の自分の役割」を考えたときには「ハードル種目のレベルアップ」は必須だと思っています。現時点で競技力はそこまで高くなくても「強くなりたい」と望んでいる選手であれば受け入れる。そのスタンスも変わりません。

 

もちろん、多くの指導者がいるので別に私のハードル練習が全てだとは思いません。やりたいと思う人がいれば好きにやればいい。私は「自分が絶対的に正しい」という気はさらさらありません。だから第1回目は「私がやるというので賛同をいただけるのであれば」というスタンスで始めました。規模をかなり限定して。そのこともあって今度は「全県的に通達する」ということでした。これもどちらでも構いません。が、「きちんとやる」という前提がなければあまりやりたくないなと思っています。競技力向上委員として失格なのかもしれませんが。

 

人数が増えれば指導する機会は少なくなります。本気でやりたいと思っている選手と顧問が行けというので来たという選手を平等に扱うのは難しい。とはいえ、来ていたら「相手にしない」というのも違うかなと。熱量に差が出るのは当然です。私自身は「強い選手だけを見たい」という気持ちはありません。強くなりたいと本気で望むのであれば力は貸します。が、「やらされている」とか「そこまでではない」というのであればお互いに不幸ではないか。礼儀を欠くような選手に対してはどれだけ力があっても「指導したくない」と思っています。なぜこちらが気を使って「やってください」といわなければいけないのか。譲れない部分です。

 

冬季練習。とにかく継続してやりたいと思っています。条件としては「できるだけ参加できる」というのがあると思います。数か月に1回で練習を見ても「変化」が追いつきません。来年の春までにどのレベルで勝負をするかを考えるとやるべきことは見えてきます。本当は中学校を巻き込んでやっていくことが必要なのかもしれません。鉄は熱いうちに打て。基礎基本を早い段階でやっておくことで無駄がなくなります。間違った動きを身に付けてしまうとその後どうにもならなくなります。修正するのは難しくなる。だとすれば・・・という感じです。ここはまた色々と相談してみたいとは思いますが。それぞれプライドがあったりするので難しいのかもしれませんが。

 

どこまでやるのか。わかりません。ハードルに関してどれくらい必要とされるのか。万人に共通する動きを伝えられるのか。スプリントもやりたい。ここもあります。今の環境ではkbt先生がいらっしゃるので私が前面に出て「スプリント」をやらなくてもよい部分があります。尊敬できる指導者ですから。フォローするのが今の「スプリント」における立ち位置。そのおかげで「ハードル」に関しては特化できる部分もあります。それはそれでありがたい環境だと思っています。

 

第2回目を10月31日に計画しています。本当は隔週でやりたいのですが、テスト期間→中国新人→田島記念→県体という流れです。さすがにここでやるのは難しい。元々冬季練習の「強化練習」という位置づけで考えていました。10月30日の土曜日は支部の記録会になったので、日曜日ですが31日を計画することに。次の週は駅伝なので実施できないので翌週かなと。これで隔週。冬季に入るまでに3回くらいは実施できます。継続してやっていきたい。そこの部分は重要だと思います。「面白くない」「意味がない」と感じる指導者や選手は1回で終わるかもしれません。それでいいと思っています。参加の条件としては「継続した練習参加」です。1回で劇的に変化してそれが来年の春まで持つことはありません。

 

県外に行けばいい練習ができるという「思い込み」ではなく「何をするか」だと思っています。学校で練習をさせてもらえることでうちの選手にとっても大きなプラスになります。一番は「刺激になる」ということ。そして「集中力が保てる」のです。大きな意味がある。そう思っています。

 

まとまりませんが。記録しておきます。

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息つく暇なく

2021-10-03 | 陸上競技

かなり遅れていますが・・・。木曜日のことを。

 

この日は翌日の出張のため7分の5が授業。結構大変です。このことに関しては「うーん」と思うこともあります。ほかの人とも話をしたのですが「不親切」な部分があるというか。何をもって「当たり前」とするのか。ここに関しては大きな議論の余地があります。とはいえもうやるしかないというのもあるので。

 

午後から課題研究。これもかなりのエネルギーを使います。ここに関してもかなりの憤りを感じる部分。常に怒っていると思われるのかもしれません。理不尽だなと思うことに対しての怒りは半端ない。ここだけは確かです。元々「やるぞ!」と自らやり始めたことではありません。いきなり降ってわいたような形。そのうえかなり気分を害することを外部からも言われる。冗談じゃないという気持ちが強くあります。これが生徒の教育活動に必要だと思えばやりますが。前提として「誰のためにやるのか」という部分。

 

3時間連続授業。そこで「外部との折衝」をします。ここも「何もないところからのスタート」ですからなかなか大変です。元々やろうと思っていたことが突き詰めていくと「かなりの費用がかかる」ことが判明。これは継続が難しい。企業に対してアプローチをしていき「オンライン販売」を勧めるというものです。「まなびや」という高校生が主体となって運営するオンラインショップで商品販売をしませんかというものです。これもすでに決まっていたのでその流れで。が、話を進めていくとこれはなかなか厳しいなという感じがしました。そこで方向転換。

 

商品そのものを「まなびや」で販売してもらうのではなく「バナー広告」という形で協賛してもらうという形にしたらどうかと。「バナー広告」とはWEBページなどにある「四角い広告」みたいなものです。クリックするとその商品の販売のサイトなどに飛ぶ。今回はこれを紹介しようかなと。「バナーをクリック」→「自社サイトへ」というのが通常の流れです。しかし、それだけでは面白くないので「バナークリック」→「生徒が作成する企業や商品を紹介するWEBページ」→「それぞれのサイト」or「それぞれの販売サイト」に飛ぶ形にしようかなと。ある程度のメリットがなければ企業側も面白くない。

 

それだけではなく「note」というblogのようなサイトの利用も考えたいと思っています。契約してくださった企業から情報を得たり、生徒が実際にそこまで行ってから話を聞く。そこで感じたことを情報発信していく。今回「湯田温泉」の企業?さんとやり取りをしています。そこのお店の商品を全国的にアピールする。最初はそこだけかなと思っていました。しかし、「地域の活性化」という意味ではそれだけでは面白くない。生徒の目線で「湯田温泉」の街を紹介していく。実際に「目で見て感じたこと」を発信していくことで「湯田温泉に行ってみたい」と思う人が一人でも増えたらいいなと。「バナー広告」というツールを通じて何ができるかを考えていきたい。

 

まじめな話。これまで色々な形で「企業と連携」というのでやってきました。が、ここに大きな問題がった気がします。「インターンシップ」も同様ですが「金銭」が発生しません。企業によっては「無償の労働力」として生徒を使う部分も出てきます。もちろん生徒が学ばせてもらうという「大義名分」があるので「お手伝いする」というのは当然の話なのかもしれません。しかし、「これやって」という部分に対して断れない。相手側も「とりあえずやらせておくか」という感じになる。これはお互いにとって微妙だと思います。「責任」というものが具体的に示されない。

 

今回、「バナー広告」に関しては多少なりと金銭が発生します。もちろん我々が受け取るわけではありませんが。経費で落ちるといわればそれまでですが。「金銭」を支払うことに対してそれに見合うだけの「対価」が必要になります。こちら側も準備をしてきちんと対応しなければいけません。失敗するというのは許されない。間違った情報発信は企業の信頼を失います。これまで以上に責任を持って取り組まないといけない。

 

私自身は「お膳立て」が嫌いです。企業側への連絡も事前に私がするということはありません。生徒にさせます。失礼だとは思いますが、メール→電話→直接会うという形をとらせてもらっています。いきなり訳のわからない高校生からメールで「商品販売」についてなどの話をされても返信する必要はないと思われる部分が出てきます。それが「現実」です。お膳立てされた環境の中では「やりたい」と思ったことに関しては大半ができます。やりたくないことでも周りが準備をしてくれるので「やった感」は出ます。それは教育的な意味はないと思っています。

 

この日はメールのやり取りや電話対応をひたすらやりました。返信がないところもある。断られるところもある。電話までこぎつけても「今回はお断ります」という返事だったり。それは「経験」です。ストレスは半端ないと思います。それでもやっておくことは必要。教育活動というのは「座学」だけではなくこういう部分が必要。好きにやっていたら何も学べません。ここは重要ではないか。

 

現地に足を運んでその空気感を知る。そこから感じたものを発信する。それを見て「面白いな」と思って閲覧者が足を運ぶ。情報発信の重要性も感じてもらいたい。それが何につながるのか。その関係で放課後も電話対応。さらには勉強を教えてほしいと申し出てきた選手がいるのでそちらにも対応。さらにはリアシートが壊れていた車の修理代を払いに行く。まじめに息つく暇がないという感じでした。疲労感はほぼマックス。どうなんでしょうか。

 

結構まじめにやっています。が、まー半端ないストレスの中でどうするかは未だ自分の中で答えが見つかりません。やるしかないというのだけは確かですが。疲労感と徒労感の中で。

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