少し競技のことを。あまりにも多忙すぎて細かい部分が見れない状況が生まれました。これはなかなかです。400mのレースのしているときに次の女子の100mのスタート地点が大渋滞になっていました・・・。この状態を打破しなければいけないので各部署と相談して交通整理をしていました。これにより400mの途中からは全く確認できず・・・。
とにかくハードル種目くらいは見させてほしいなと。朝のアップの段階で「アップを見てほしい」という要望がありました。役員集合などをしたりすると時間ができません・・・。なんとか作って行った時には1台目までの入りの確認でした。一人は高跳びが専門。ほぼハードル練習をしていません。それでmある程度は走れていましたが踏切が近くなるのでハードリングが浮きます。ここも大きな課題。修正するためには「しっかり走る」という指示がメインになりました。100mHと400mHに出場する選手は1か月前から比べるとずいぶん動けるようになってきました。とはいえ、身体ができていない部分もありねじれが大きい。最初から3歩で走ることはできるのですが空中でねじれて着地で大きくぶれます。この日だけで改善できるものではない。とにかく経験。
レースは前任校の選手が高いスピードを出しながら走っていました。体幹が強い。向かい風ですが15秒1。ほぼベストです。まだまだ課題がありますが「身体が強い」というのは大きな話です。定期的におこなうハードル練習会にも参加してくれるということでした。14秒5を切るくらいまでは行けるのではないかなと思っています。昨年は3歩で行くこともできなかった選手。成長はうれしいですね。
うちは高跳び選手が16秒0.ベストが県総体の15秒3。中国大会の練習で転倒してからハードルを跳ぶのを怖がっていました。ほぼ練習ができていない中で迎える。走る練習をやりすぎると高跳びにマイナスだったりします。それでももう少し走れるようにならなければいけない。それでも3位に入っていますからポテンシャルとしては高いなと思いますね。
ハードルを専門にしている選手。やっと走れるようになってきました。中国大会の前に不注意でケガ。それがかなり長引いて練習がほとんどできない。これはかなり厳しかった。ほとんど練習していない中で400mHを69秒で走る。100mHは4月の支部大会の中で向かい風1.7mの中で16秒43。これはきちんとやれば秋には戦えるレベルになるかなと思っていました。が、中国大会に出場できずに微妙な感じで秋を迎えました。やりたかった練習の3割もできないかなと。身体づくりも含めて間に合わないなという感じでした。この日は16秒57で4位。上位選手がいなかったこともあります。結局、ほとんど何もしていない4月がベストという状況。私の指導力不足も大きいのでしょう。最近は少しずつ「競技」ができるようになってきています。集中力を維持しながら、練習でやろうとしていることに対して理解をしながらやってくれると全く違う結果になると思うのですが。1年生ですから時間をかけて準備をしていく必要があります。色々と足りませんが。
男子の400mHは前半はまずますでしたが課題となる部分でチョコチョコになってしまって失速。63秒かかりました。60秒を切る選手が1人だけという恐ろしい状況の中です。チャンスはあるのだと思います。400mが55秒くらいですからきちんと走れれば60秒切りは可能ではないかなと。身長がそれほど高くないこともありやらなければいけないこともたくさんあります。ハードリング自体も上手いわけではないのでここを修正していく必要性もある。やらなければいけないことが山積み。この走りを見ていて「これまでの練習の在り方」について見直す必要性があるなと感じました。本人は「400mHの練習」として専門練習になるととにかくハードルを並べて跳びます。試合があるというのもあるのですが45m-35mの間でハードルを設置して「実際のハードルを跳ぶ」というのがメインになります。しかし、それ以外にも課題がたくさんあります。
レース感覚を作るという意味ではやはり実践的な練習も必要だと思います。しかし、これだけでは本当の意味では強くならない。選手主導で「やりたい練習をやる」の形で進めてきましたがちょっと方向転換が必要だなと思います。様々な練習の中で「技術的な改善」を生まなければいけない。ショートハードルの選手だからハードルを並べて跳び続ければ速くなるというものでもない。ここの視点をもってやっていく必要がある。これまでの流れを保ちながらも「より必要なこと」を取捨選択していくことも必要だなと思っています。
女子の400mHも同様。17歩で走ることが本当にプラスなのか。18歩のほうが良い部分もあるのではないか。そこも見ながらだと思います。現時点では走力がありません。その中で現時点で17歩で行くのは効率的によくないかもしれません。しかし、この子が戦っていくためにはある程度の感覚は必要だと思っています。一冬でしっかりと練習を積んで17歩でも18歩でも対応できる形を作りたいと思っています。今回のレース4台目をひっかけました。転倒するのではないかという感じでしたが持ちこたえてくれました。タイム的には70秒かかりました。これも5月の県総体のほうが速い。しかし、きちんと走れていたら67秒くらいまではいっていたかもしれません。もちろんそんなタイムでは勝負する舞台にさえ上がれないのですが。
走力を上げながら必要な技術を磨いていく。他ではできないことをやっていきたいと思います。能力的にはある程度高いと思います。現時点の力としてはまだまだですが「本気になる」ことができれば大きく可能性が広がると思います。
もう少し書きたいなと思うこともあります。少しだけ競技についても触れておきます。元々そういう趣旨で始めたblogですから・・・。