競技のことを。何のblogか分からなくなっています。まー好きなことを書き続けるだけです。誹謗中傷になるようなことを書く気はありません。批判や意見は書きます。それを面白くないと思う人もいるとは思います。意見を主張することさえ許されないというのは違うと思います。それなりの分別はあると思います。あしからず。
土曜日、日曜日と県体が実施されました。前の記事にも書きましたがとにかく「多忙」という感じでした。これまで経験したことのないくらいのバタバタ感。想定以上のことが起きます。ルールブックをしっかりと読んできちんとした形でやる。もちろん、ある程度省略させてもらう部分はあります。出発係というのはスタート地点で「きちんとスタートさせる」ことが仕事だと思われています。当然ですが。が、かなり仕事があります。本来はリレーのテープも各区間のスタート地点で出発係が走者に手渡すということになっています。これはなかなか難しい。各走者をレーンに入れて正しいレーンに入っているかどうかを確かめるだけで精一杯。グループを2つに分けて「スタート地点」でスタートさせる係と「各区間」で正しいレーンに入っているか、リレーゾーンの中に入っているかを確認します。結構大変なのです。
更には「ビブスの確認」と「靴の確認」もします。招集所で通過しているので問題はないと思われるのですがここで結構なトラブルが発生します。ここ最近で多いのは「厚底シューズ」のことです。事前に「トラック種目での厚底シューズの使用はできない」と伝えられています。が、なぜか招集所を通過して出発のチェックで見つかることがあります。こうなるとバタバタ。代わりの靴があればそれをはいて出走できますがなければ走ることができない。そうならないようにお願いをしているのですが・・・。
今回は招集所を出るときに一悶着ありました。「認められている靴」なのに厚さが規定違反になっている。なんで駄目なのかという部分で話が進みません。確かにネットで確認をすると「25mm以下」で厚底にはなっていない。それでも実際に測定してみるとオーバーしている。こうなると理由が分かりません。顧問の先生を呼んで話をしてもらいましたが、納得しません。実際に手に取って確認してみると「インソール」を厚いものに変更しています。これを元に戻すと規定内になる。本人はインソールは使いたいと主張する。いやいや、インソールを使うと基準違反だからダメ。問答が繰り返されました。最後は出発で厚いインソールを使わないかどうかをぎりぎりまで確認してスタートさせる。これはなかなかです。
元々「プレートが使われている厚底シューズ」のために作られたルールなのだと思います。プレートを使っていない靴なら問題はないのか。インソールを使って規定違反になっても「靴本来は問題ない」ということでOKになるのか。ここもよくわからない話です。かなり疲弊しました。
さらに男子の400mでの出来事。レースをスタートさせようとするとOKが出ません。かなり手間取りました。確認をすると「前のレースで問題があった」とのこと。初めて出場した選手だったのでしょうか。最後の直線に入ってきてから「9レーン」の選手がなぜか「8レーン」を走ったようです。それによりさらに後ろにいた「8レーン」の選手が焦って「7レーン」を走り始める。ここはもっと分からないのですが「5レーン」を走っていた選手が直線に入って「空きレーン」であった「6レーン」を走ったと。1つのレースで3人が自分のレーンとは異なるレーンを走る。これは衝撃的でした。これまで経験したことがありません。スタートできない・・・。
4継。スタート前にビブスを確認するとある選手のビブスが違います。確認をするとオーダー表に「1走」として記されている選手は「4走」にいるとのこと。後で確認すると今回はこれまでのレースと走順を変えていたとのこと。それなのにオーダー用紙はこれまでと同じものを出している。なぜ、スタート地点でこのような問題が発覚するのかは分かりません。とにかく出走できない。これも本来出ればこの時点で「失格」なのかもしれません。審判長と確認をして「オーダー通りの走順であれば出場を認める」ということでした。それにより選手を連れて4走のところまで行き、そこで経緯を話す。そこからまた戻ってレースを始める。なかなか。
競技自体は通常「不測の事態」というのはあまりないと思います。シンプルな競技ですから。しかし、今回の大会はこれまで以上に「え?」と思うことが増えました。初めて経験することも多かった気がします。通常の「スタートをさせる」という業務だけではなく様々なことが「仕事」として入ってきます。4組しかスタート地点に座れませんが3組ずつ時間差で招集を終えて移動してくるので座れない。途中で待機させて少しずつ移動させる必要性が出てくる。これも「通常の出発の仕事」ではありません。それでもこれをきちんとやっておかないとスタート地点が混乱します。出発の先生方に協力してもらって対応。臨機応変というか斜め上の出来事が多いので対応に苦慮します。それでもやるしかないのですが。
こんな状況でした。レースをじっくり見るというのがほぼ困難。マイルに至っては「指示を聞いていない」部分と「理解していない」ことがあるので失格するチームも多数出ました。オープンになる前に入ってはいけないと伝えています。これも本来は出発の仕事ではないと思うのですが「初めて走る選手もいる」ということで毎回説明しています。風物詩的に言われますが・・・。3走がレーンの中に入っていくときも10m手前の位置に立つのですが勝手に別の場所に移動していく選手も。慌てて呼び戻しているとレースが進んでします。通常ではないことが起き続けました。
競技者の「意識レベル」は間違いなく変わってきていると思います。競技に対する「理解」がほぼない。顧問も「経験者」ではない人が増えているのも多少なりと影響しているとは思います。ルールの徹底などもなかなかできません。とはいえ、最低限のことを選手自身が理解しないと「競技会」にはなりません。正直、県新人の時よりもひどかった気がします。この状況下でスタートをさせることに専念するのは無理。愚痴りたくなる気持ちも分かってほしい。
レースはほぼ見れませんでした。どうしても見たいと思うレースは無理やりでも見ましたが・・・。「審判をするために」ではない。ここは折衷案も必要だと思いますが。とはいえここまでバタバタするとレース見れないなという部分が大きくなります。どうなのかなと。ちょっと忙しすぎてダメージが大きくなる。今回はたまたま忙しいというのではなく毎回なのでちょっと気持ち的にしんどいですね。
多少なりと競技のことも書いたいなとは思います。次の記事くらいで(笑)