kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県体

2021-10-26 | 陸上競技

競技のことを。何のblogか分からなくなっています。まー好きなことを書き続けるだけです。誹謗中傷になるようなことを書く気はありません。批判や意見は書きます。それを面白くないと思う人もいるとは思います。意見を主張することさえ許されないというのは違うと思います。それなりの分別はあると思います。あしからず。

 

土曜日、日曜日と県体が実施されました。前の記事にも書きましたがとにかく「多忙」という感じでした。これまで経験したことのないくらいのバタバタ感。想定以上のことが起きます。ルールブックをしっかりと読んできちんとした形でやる。もちろん、ある程度省略させてもらう部分はあります。出発係というのはスタート地点で「きちんとスタートさせる」ことが仕事だと思われています。当然ですが。が、かなり仕事があります。本来はリレーのテープも各区間のスタート地点で出発係が走者に手渡すということになっています。これはなかなか難しい。各走者をレーンに入れて正しいレーンに入っているかどうかを確かめるだけで精一杯。グループを2つに分けて「スタート地点」でスタートさせる係と「各区間」で正しいレーンに入っているか、リレーゾーンの中に入っているかを確認します。結構大変なのです。

 

更には「ビブスの確認」と「靴の確認」もします。招集所で通過しているので問題はないと思われるのですがここで結構なトラブルが発生します。ここ最近で多いのは「厚底シューズ」のことです。事前に「トラック種目での厚底シューズの使用はできない」と伝えられています。が、なぜか招集所を通過して出発のチェックで見つかることがあります。こうなるとバタバタ。代わりの靴があればそれをはいて出走できますがなければ走ることができない。そうならないようにお願いをしているのですが・・・。

 

今回は招集所を出るときに一悶着ありました。「認められている靴」なのに厚さが規定違反になっている。なんで駄目なのかという部分で話が進みません。確かにネットで確認をすると「25mm以下」で厚底にはなっていない。それでも実際に測定してみるとオーバーしている。こうなると理由が分かりません。顧問の先生を呼んで話をしてもらいましたが、納得しません。実際に手に取って確認してみると「インソール」を厚いものに変更しています。これを元に戻すと規定内になる。本人はインソールは使いたいと主張する。いやいや、インソールを使うと基準違反だからダメ。問答が繰り返されました。最後は出発で厚いインソールを使わないかどうかをぎりぎりまで確認してスタートさせる。これはなかなかです。

 

元々「プレートが使われている厚底シューズ」のために作られたルールなのだと思います。プレートを使っていない靴なら問題はないのか。インソールを使って規定違反になっても「靴本来は問題ない」ということでOKになるのか。ここもよくわからない話です。かなり疲弊しました。

 

さらに男子の400mでの出来事。レースをスタートさせようとするとOKが出ません。かなり手間取りました。確認をすると「前のレースで問題があった」とのこと。初めて出場した選手だったのでしょうか。最後の直線に入ってきてから「9レーン」の選手がなぜか「8レーン」を走ったようです。それによりさらに後ろにいた「8レーン」の選手が焦って「7レーン」を走り始める。ここはもっと分からないのですが「5レーン」を走っていた選手が直線に入って「空きレーン」であった「6レーン」を走ったと。1つのレースで3人が自分のレーンとは異なるレーンを走る。これは衝撃的でした。これまで経験したことがありません。スタートできない・・・。

 

4継。スタート前にビブスを確認するとある選手のビブスが違います。確認をするとオーダー表に「1走」として記されている選手は「4走」にいるとのこと。後で確認すると今回はこれまでのレースと走順を変えていたとのこと。それなのにオーダー用紙はこれまでと同じものを出している。なぜ、スタート地点でこのような問題が発覚するのかは分かりません。とにかく出走できない。これも本来出ればこの時点で「失格」なのかもしれません。審判長と確認をして「オーダー通りの走順であれば出場を認める」ということでした。それにより選手を連れて4走のところまで行き、そこで経緯を話す。そこからまた戻ってレースを始める。なかなか。

 

競技自体は通常「不測の事態」というのはあまりないと思います。シンプルな競技ですから。しかし、今回の大会はこれまで以上に「え?」と思うことが増えました。初めて経験することも多かった気がします。通常の「スタートをさせる」という業務だけではなく様々なことが「仕事」として入ってきます。4組しかスタート地点に座れませんが3組ずつ時間差で招集を終えて移動してくるので座れない。途中で待機させて少しずつ移動させる必要性が出てくる。これも「通常の出発の仕事」ではありません。それでもこれをきちんとやっておかないとスタート地点が混乱します。出発の先生方に協力してもらって対応。臨機応変というか斜め上の出来事が多いので対応に苦慮します。それでもやるしかないのですが。

 

こんな状況でした。レースをじっくり見るというのがほぼ困難。マイルに至っては「指示を聞いていない」部分と「理解していない」ことがあるので失格するチームも多数出ました。オープンになる前に入ってはいけないと伝えています。これも本来は出発の仕事ではないと思うのですが「初めて走る選手もいる」ということで毎回説明しています。風物詩的に言われますが・・・。3走がレーンの中に入っていくときも10m手前の位置に立つのですが勝手に別の場所に移動していく選手も。慌てて呼び戻しているとレースが進んでします。通常ではないことが起き続けました。

 

競技者の「意識レベル」は間違いなく変わってきていると思います。競技に対する「理解」がほぼない。顧問も「経験者」ではない人が増えているのも多少なりと影響しているとは思います。ルールの徹底などもなかなかできません。とはいえ、最低限のことを選手自身が理解しないと「競技会」にはなりません。正直、県新人の時よりもひどかった気がします。この状況下でスタートをさせることに専念するのは無理。愚痴りたくなる気持ちも分かってほしい。

 

レースはほぼ見れませんでした。どうしても見たいと思うレースは無理やりでも見ましたが・・・。「審判をするために」ではない。ここは折衷案も必要だと思いますが。とはいえここまでバタバタするとレース見れないなという部分が大きくなります。どうなのかなと。ちょっと忙しすぎてダメージが大きくなる。今回はたまたま忙しいというのではなく毎回なのでちょっと気持ち的にしんどいですね。


多少なりと競技のことも書いたいなとは思います。次の記事くらいで(笑)

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学ばせてもらう

2021-10-26 | 陸上競技

記録として。

 

月曜日は舎監だったと思います。火曜日は競技場練習、水曜日は受験のための課題の手伝い。同時並行で複数のことがあるのでなかなかです。通勤が往復で2時間半。何かをやる時間を削らないといけない。疲れ果てて寝てしまうというのもあるので。また本は読めなくなりました。

 

このタイミングで課題研究の取り組みのことも関わってきます。ありがたいことに赴任した時に「金融教育」についての発表が割り振られていました。話を聞く前に決まっていました。前年度少しやっていたようですがここから大きく変える必要があります。1から構築。「道筋」はあるといわれていたのである程度従いながらやっていたら「それは金融教育ではない」と言われる。いやいや、一番最初に「事業案」だして「これでいい」と言われていたからやっているのに。まーもう発表のことは一切考えないことにしました。酷い言われ方もしましたし。

 

初任校の先生とやり取りをしながら「電子商取引」に関わる内容をやることに。これまで「学校外とのやり取り」の中で生徒が学ぶことが多くありました。方法がどうであれ「他者から学ぶ」ことは重要だと思います。この機会を使用してこれまであまり実施されてこなかった「外部の教育力」を使わせてもらいたいなと。

 

情報発信の仕方も含めて実習的なことをしてきました。tokushoが実施している「とくやまなびや」というサイトへのバナー広告を貼ってくれる企業を探すという形に2学期に落ち着きそれに向けて準備をしてきました。本来であれば飛び込みで電話をしたりするのですが、今回はメールで事前に連絡をする。その後、「話を聞いてみたい」という返事をもらったら電話をして説明する。さらに興味を持ってもらえたら直接訪問して話をする。段階がかなりありますが。事前に私が下準備をして「いいですよ」と言われたところに生徒が連絡をするというのであればかなり楽です。が、それでも「教育活動」になりません。

 

私自身は生徒が「上手くいかない経験」をすることは重要だと思っています。お膳立てされてそれに乗っかって「自分でやっている」と勘違いするよりは、「ダメ」と言われたり「返信なし」の状態でへこむという経験は「世の中自分の思い通りにならない」ということを知れます。課題研究でグループを分けて実施していますが、何度も何度も断られます。この営業活動はなかなか難しい。やっとのことで1グループのみが地元の専門学校から「話を聞く」という返事をもらいました。そのため木曜日に生徒と一緒に訪問することに。私は付き添いという形ですが。

 

生徒にとっては初めての経験です。外部の大人と話をするということはほとんどありません。学内の教員と話をするのとは違います。かなりのプレッシャーもあったと思います。3人の生徒が専門学校の方3人と話をしました。こちらから取り組みについて話をして「バナー広告」契約を結んでもらえないかと伝えました。今回は1年間で約2万6千円の「広告料」になります。企業側は「メリット」があるかどうかの部分で判断します。今回は教育活動の一環ということもありますが、そこはシビアに対応してもらっています。

 

校長先生からかなりの詳しく質問をされました。生徒も上手く答えらえません。「話をしに行ったらなんとかなる」という感じが少なからずありました。私自身もです。が、シビアにかなり突っ込まれる。契約の形やサイトのアクセス数。「費用対効果」の部分も含めれ「2万6千円」の価値があるかどうかを。

 

WEB上で見かける「バナー広告」には「金銭的なもの」が関わっています。実際にお金を使わなくても「バナー広告」を配置することでそれに見合うだけの「金銭負担」をしてもらいます。単純に「無料で広告をします」というのはビジネスではないからです。文化祭などで販売を行ったら間違いなく「利益」が出ます。これは「人件費」という一番割合が大きい部分が含まれないからです。実際問題「金銭感覚」を学ぶためには閉ざされた学校の中だけの教育活動では難しい。目に見える「対価」が生まれなければいけないのです。この部分も含めて教育かなと思っています。

 

バナー広告だけではなく「生徒が作成したWEBで宣伝」という付加価値も付けることにしました。それぞれの企業とやり取りをして契約をしてくれた企業のバナーをクリックすると「生徒作成WEB」に移動して紹介する。そこから各企業のWEBにアクセスする形になるように。今後はそれを「地域紹介」にもつなげていって、山口市の良いところをblogで紹介していく。それが観光につながる。人が来る。経済に刺激が入る。どこまでできるかわかりませんが、「意味のある行動」になればいいなと。

 

こんなことをすると手間も労力もかかります。しかし、ここは「教育活動」としての意味だと思っています。不毛なことをするよりは「生徒にプラスになる経験」をやるほうがいいなと思っています。ここは非常に難しいのかもしれませんが。ここも負担にはなっていますが「意味がある」と思っている部分なので取り組めます。

 

とはいえ、今回はかなり色々な部分の指摘を受けました。これを持ち帰ってどのようにするかを考えないといけません。自分自身の準備も含めて考えておく必要があると思います。アクティブラーニングという感じなのかもしれません。基本的に「決まりきった形」で何かをやるというのは生徒にはそれほどプラスにはならないと思っています。本当に必要なことは教科書には載っていない。当たり前の話ですが。

 

これで発表させてもらえるならそれなりにやりますが。まーここに関しては本当に拒否してもいいかなと思っています。押し付けられる感が半端ないですから。

 

とりあえず記録として。

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