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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

エネルギーの注ぎ方

2022-09-21 | 陸上競技

時間の確保がこれまで以上に困難な感じがあります。

 

県新人の最終日が中止になり「ランキング」により中国新人への出場が決まりました。走っていれば順位が変わっていたというのも当然あるでしょう。準備をしてきた選手にとってはどこにも力をぶつけるところがなくなるので複雑な気持ちが生じるでしょう。当然です。

 

私自身は日曜日に職場に戻って授業準備。台風が接近していることもあり、翌日の舎監が大変だなというのもありました。家から寮に行くのも大変になる可能性があるので日曜日も舎監として宿泊して、そのまま月曜日の日直をしてまた舎監として宿泊することに。このほうが全員の安全の確保ができるかなというのもあって。色々と大変なことがありましたが、何とか乗り切ったという感じでしょうか。

 

1年前。この時期に著しくモチベーションが低下しました。自分でも驚くくらいに。競技から離れてもいいなというくらいの感じでした。学校での「陸上競技の指導」に関して興味関心がなくなる部分があったからです。。正直、それは今でもずっとあります。「クラブチーム」というところのほうが本来やりたいことができるのではないか。お金が発生するのであればこれまで通り「練習会」を中心にやるほうがいいのか。

 

今回の県新人の結果。私的には「消化不良」の部分がありました。上手く表現できませんが、この状況で来年戦えるかどうか。県全体を通してインターハイに進める選手が出てくるのかどうか。岡山、広島にほとんどの種目を占められて他の3県は殆ど参加できなくなるのではないか。そういう不安があります。今指導に関わっている部分に関しても「皆無」に近い状況になることが予想されます。これはしんどい。県レベルで戦うことを目標にしたくはないですが、実際問題は「県総体の予選を通過する」であったり、「中国大会の予選を通過する」ということが大きな目標になる。

 

これまでそこを目指してやってきたことは殆どありません。陸上に関わり始めて1年目は「県総体に出る」が目標。2年目は「3人しかいないけどリレーで中国大会」が目標。3年目は「中国大会で予選通過」という感じでした。それ以後は「インターハイに出場する」という目標を掲げながらやってきました。インターハイに行くようになってからは「予選を通過する」「決勝で戦える力を身に付ける」というのがずっと大きなテーマでした。

 

「絵に描いた餅」という言葉があります。絵にかいた餅を食べようと思っても食べられません。実現できないことという話です。何度も書いてきましたが、初めてリレーでインターハイに進んだとき、4人の走力は12秒2、12秒9、13秒後半が二人という状況でした。周りからは「何を言っているんだ」と思われていましたが、私も選手も「達成する」と信じて取り組んでいました。浮いていたと思います。もちろん、選手と衝突する場面もありました。それでも「共通する目標」に向かって一緒になって進んでいた気がします。

 

今も「インターハイへ」というのはあります。が、それに見合うだけのことができているのかどうかは分かりません。「絵に描いた餅」という部分。県で決勝に進むというのが大きな目標になっていないか。他の選手が力をつけていく中でなかなか力が上がらない部分がどうなのか。選手もしんどいかもしれません。それでも周囲からは「結果」で評価されます。

 

今、自分自身が持っている「エネルギー」をどのように使えばいいのか。見えません。「学校」という単位で「インターハイ」を目指すのか。「クラブチーム」という単位で「必要な技術練習」をやっていくのか。それとも特化して「何が何でも戦いたい」という選手に対して引き上げるための指導をするのか。個人的には「強い選手の指導がしたい」というのはそれほどありません。「この選手のために何かできないか」と個人的な感情が生まれる選手に対しては「どうにかしてあげたい」という感情が生まれるかどうかは自分の中での大きな基準になっている部分はあります。

 

別に「運営」がしたいと思っているわけではありません。現在、運営に関わるようになったのは「選手にプラスになれば」という視点からです。大会運営上の部分で選手がやりにくくなるというのは避けたい。「競技会」として選手が一番力が発揮できる部分を大切にしたいなと思っています。そのために「エネルギーを注ぐ」というのがあります。「大会ができればいい」という気持ちはありません。ここは本当に微妙な所ですが。

 

今、昔ほど競技指導に関して「熱意」を持てているか。学校単位で指導するときに「何が何でも」と思えているか。ハードル練習会で指導する中で「本当に必要とされているか」という部分。勝手にハードル練習会を企画していることに対して「またkanekoが」と思う人も少なからずいると思います。出る杭は打たれる。私からすれば「不平不満」があるなら「自分でやったらどうですか」という感覚ではあります。何も行動を起こさないで他者の批判をするというのは良いことではないと思っています。

 

まーそのあたりのこともあって「嫌気がさす」部分も出てきます。年齢のこともあるのかもしれません。やはり、こうなると「管理職志向」が前回の私としては「生き方の変更」も必要なのかもしれません。現場を離れて「管理職」になるという選択肢も頭に入れながらでしょうか。

 

どこに正解があるのか分かりません。が、エネルギーの使い方については本当に考えさせられます。どこに向かうのか。見えません。

コメント
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