kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

台風が来る前の日

2022-09-08 | 陸上競技
月曜日のことを。この週は「体育大会」の準備に全てが充てられます。が、台風の接近により色々と日程が変わることに。本来であれば木曜日の実施予定でしたが、台風が火曜日に最接近するために学校自体が休校。準備の時間などが足りなくなるということで木曜日予定されていた体育大会が金曜日へスライド。個人的には「授業」をしておきたい。試合や会議、更には国体のこともあるので授業の振り替えが半端なく回ってきます。どう考えても無理ではないかという感じもあります。授業準備をする時間さえ確保できていない状況ではあるのですが・・・。

体験入学の申し込み締め切りが9月2日となっていました。この月曜日にまとめて作業をしようと考えていましたが、色々なことが山積みになっていて十分な準備ができません。「業務改善」が言われていますが、本当に「部活動」が悪なのかどうかは分かりません。それ以外の業務の見直しがどれだけされているのか。体験入学に関しては昨年度は実施されていませんし、私自身は「見たことがない」という状況です。その中で「とりまとめ」をやるという感じになっています。今年度から教員の異動に関して期間が短くなっています。慣れたころには転勤という感じになるのでしょう。業務改善をしておかなければ「何もわからないのにやれ」という過剰なストレスを感じ続けることが増えます。

実際、コロナの影響で様々な業務が「例年通り」できない部分がありました。しかし、それでも学校は回っている。だとすれば「本当は必要のない業務」というのもたくさんあるのではないか。そこに対して「以前に戻す」というのが本当に必要なのか。一般企業とは異なる部分もあると思いますが、本当に必要なのは「これっているの?」という部分だと思います。できるだけ簡略化して物事を進めないと色々と負担が増えるだけだと思いますね。

練習のことも。色々なことがあって練習に参加できる者がかなり少ない。この状況ではほとんどの練習はできません。どうとらえるかだと思いますが。時間をかけてもしょうがないと判断したので短長の練習は200m-150m-250mを3セットに。もう「中距離」的な練習です。ホームストレートにミニハードルが並んでいたこともあり、周回で練習ができませんでした。折り返してやる形になるのでどうしようか悩んだ結果、上記のような練習になりました。

実際、スピード練習を入れていましたが一向に最大スピードが上がる気配がありません。元々敏捷性がないのでこうなったら「中距離」で刺激を入れていくほうが良いのではないかなと判断しました。これは個人的な見解なのでこれから先はどうなるか分かりませんが。「型にはめる」というのも必要だと思います。が、ここまでスピードが上がらないのであれば「別のやり方」で対応するしかないと思っています。なかなかシビアになりません。甘い部分を捨て去るためにも厳しく負荷をかけていくほうがいいのではないかと考えています。あくまで個人的見解。

この練習を見ながら長距離選手の治療。以前から「足が痛い」と私のところに申し出てきて治療を求められます。インターハイの時にも同じように求められました。「長距離に来ませんか」と勧誘まで受けています(笑)。少し前にハードルを使った練習を教えたことがあります。「もっと強くなりたい」というのが前面に出ています。腕振りを修正したいとも言っていました。こういう選手であればこちらも応援したくなりますね。

ハードルは前日もやりましたが、火曜日が休校になるということで月曜日もやっておくことに。この辺りは「負荷をかけておく」と考えたときに必要なことだと思います。月曜日に休みにすると火曜日もできない。それよりは連続でやっておいて台風の日にしっかり休ませる。負荷は掛けたいですね。

治療と短長の練習と一緒にやっていたのでハードルの最初の部分は「任せる」形になっていました。あとで判明したのですが「4台目まで跳んでおこう」と話していたのが、間違った解釈をされて「4台目まで5歩で」という感じになっていたようです。1年生だけですが。1台目、3台目、4台目と話しておいたので「5歩」で跳ぶとは思っていませんでした。まだまだこちらの認識が甘かったということでしょう。もっと詰めてやらせておかないといけなかったなと。2年生は少し遅れてきたので目の前でショートハードルの練習を。こちらも少しは形になってきたかなと思っています。個人的な目標としては「男女ハードル完全制覇」です。女子は9割9分間違いないと思います。男子は6割くらいの確立でしょうか。110mHは可能性がありますが、400mHのほうが5~6割程度の確率です。普通に走ったら勝てないかもしれません。うちからは4人出場しますが、4人とも中国新人に進む。来年女子は表彰台独占というのが目標。私のモチベーションがそこまで続いていたらという前提がありますが・・・。

ショートハードルの練習をしてから距離を伸ばしての5歩ハードル。これは4本1セットとしました。走りの中でハードルを越えていくという感じです。ショートハードルの練習はどちらかというと不足しています。狙うのは400mHだというのもあるので。しかし、スピード練習という意味でも短い距離でインターバルを刻む感覚は欲しい。前の記事とは少し異なるのかもしれませんが、一定レベル以上になればあとはハードルのインターバルの走りが大きく影響してきます。まだまだ走れません。この部分の改善ができるかどうかは大きなことだと思いますね。

こんな感じで月曜日を終えました。自分の中では本当に休めていないなと思います。仕方ないといえばそうなのですが、やはり負担は大きい。次の日は「台風で休校」となったので休みをとりました。一切何もしないで休もうと。これから先の日程のことを考えると本当に休みがありません。これで大丈夫なのか。分かりません。それでもやるしかないのかなと考えてはいます。

できるのか・・・。疑問。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハードルの練習を

2022-09-08 | 陸上競技

日曜日。ハードルパートだけ別に練習をしました。これは先日、県新人のプロ編の時に「ハードルの練習をしよう」という話が出たためです。全体に投げかけず親しい指導者のところだけの練習となりました。とはいえ、現時点で県の上位層が集まって実施する練習となりました。こういう練習会ができるというのは意味があることだと思います。また、国体に向けての練習も同時展開で。思うように練習が積めていない感じです。間に合わせることができるかどうか。

 

とにかく基礎的な練習を最小限にする。ある程度の選手層がそろったので競争する形で走れたらいいなと思っていました。股関節回しをしてから連続抜き、ワンステップハードル、一歩ハードルで。アップはこれだけ。時間の制約があります。3時間の中でどれだけできるかを考えたときにアップの部分を省略しながらかなと。

 

ショートハードル、400mH、300mHに分かれて実施。ショートハードルは県新人で決勝に残るかどうかという感じの選手たちです。1人3年生が来てくれていました。どちらにしても最後まで3歩で走れない女子です。男子は3人が参加。なんとか中国新人に進んでもらいたいなという選手なのでそれに合わせて対応。1台目までしっかりと加速する感じをつかみながらです。本当は競争したいなと思っていましたが競技場練習に変更したこともあり複数のレーンを使うのどうかなというのもありました。こちらは単独で練習です。

 

男子は「4歩」という選択肢はありません。そのため「バウンディング」のようになる。初期段階として女子にもやりますが「遠くから遠くへ」という指導をしています。3歩で走れないのに遠くから踏み切って近くに着地すると本当にバウンディングのようになります。「浮く」ことが「悪」のように言われますが、走りの中で必要であれば「あり」だと思っています。ハードルで「浮く」ことよりもインターバルを走るという感覚に近づけたい。できるだけスピードを落とさないで進むことが重要だと思っています。

 

この部分は「普通の選手」の指導を中心にしていないとわからないと思います。普通の選手に対して「インターバルを刻む」なんとことは到底不可能です。届かないのだから。女子であれば「4歩」も選択肢に入れる必要があります。本当に3歩で届かなくなるからです。それでも「遠くから遠く」という話をしていきます。「4歩」になるから「4歩」を推奨するのではない。最後は全部を3歩で走らないと「勝負」にはなりません。「4歩」を導入すると間違いなく「頭打ち」になります。だからこそこの部分は丁寧に時間をかけて取り組んでいく。少し余裕のあるところまでは「遠くから遠く」の「3歩」で。刻むというのは「4歩」の選手です。一定以上のレベルの選手になると「刻む」とは思いますが、現時点ではいませんから。

 

ショートハードルは12台ハードルを3本3セットも。ここが走練習の代わりです。距離設定は短くしておいて「3歩から4歩へのピッチアップ」が女子の課題でした。本来であれば3歩で最後までピッチを維持するのが目的の練習ですが、今の走力ではそれができません。「4歩」にしてピッチアップ、ロスをなくすために走る。男子は最後までピッチを維持しながらインターバルを走る。この手の練習が今回参加していた選手には適切かなと感じていました。これも感覚の問題ですが。最後まで走り続ける練習。切り替える練習。必要な練習ができたかなと。


ヨンパの方は複数人選手がいたので高さを変えながら2人が一緒にスタートする形で。1台目、3台目、5台目までを何本かずつ。通常、一人で走ることが多くなります。練習で同じ学校に複数ヨンパの選手がいるというのは少ない。だから複数人集まった時に他者と一緒に走るというのは大きいなと思いますね。


ヨンパの方のメインは走練習にしていました。マイルのスタート地点からスタートして5台目を越えるところまで走る。そこからテクテク歩いて120mのスタートから再スタート。これを2周繰り返します。走力差があるので1台目を越えたらスタートという形にしました。1台目までの45mは長い(笑)走りの中でハードルの練習をしたいのでそこは省略しても良いかなと。うちの2年生女子、かなり走れるようになっています。私からすれば「やっと」という感じではありますが(笑)


2セットやる中で前を走っている選手に最後追いつくくらいまで追い込んでいます。後ろからインターハイ4位の選手が追いかけてきますが大きく詰められずに逃げていました。まー、インターハイ4位の選手が絶好調という感じではないので評価が難しいところではありますが。それでも120mも逃げていました。これまで波が大きかったのですが「やっと」形になってきたかなと思います。今シーズン中に64秒を切るくらいまでは行っておきたい。今ならそれが可能かなとは感じています。


2年生男子はボチボチ。それなりに走れるようになってきているかなとは思いますが、まだ足りない部分があります。それでも「ある程度」のところまではきたかなと。インターハイを狙うにはまだかなり遠い感じがあります。スプリントで他のヨンパ選手に大きく水を開けられていますからここを克服しないといけないかなと。


1年生のヨンパ。これは計算ができるようになってきたかなと思っています。ずっと故障をしていました。走れない中で8月末のレースに出ていました。かなり酷い状況でしたがやっとここに来て走れるようになってきたかなと。今のところ県ランキング3位くらいです。記録はめちゃくちゃ遅いですが。2年生よりも8秒遅くて3位というのは恐ろしい話です。が、今の感じで行けば70秒を切るくらいまではいけるかなと思っています。スピードはありませんが頑張れるので、なんとか中国新人に進ませてあげたいなと思います。今の県のレベルだから成立する話です。


ハードルに関してはある程度の手応えを得ています。まだまだ目指すところは遠いですが。取り組みに関してももうワンランク上を目指してもらいたいところではありますが、多少なりと競技ができるようになってきたかなという印象はあります。日曜日ですが休まずにやりました。この時点で台風が接近していたので火曜日に練習ができないだろうなというのもあったので。


まずまず。まだまだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする