kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

課題は何か

2022-09-03 | 陸上競技

少し練習のことを。記憶があいまいになっていますが。

 

水曜日に競技場に行きました。非常に微妙な感じもあったのですが、やるという部分があるので。自分が何ができるのかを考えながら。試合と同じアップをしながらリレー練習へ。見ていると全く加速できません。「詰まる」という部分があるのですがそれ以上に「加速できない」のです。リレー練習はスプリントに重要な練習になります。練習のパターンはいくつもあります。今は「合わせ」がメインのバトン練習になっています。もっと色々な要素をつぶしていく必要があるのかなと感じていました。

 

この日、見ていて「詰まる」ので「足長を伸ばす」という感じになっているのが分かりました。当たり前の話ですが足長を伸ばせばバトンが渡る位置は遠くになります。「詰まる」部分からスピードを落とさないで渡るようになることは重要だと思います。が、この日感じたのは「詰まる」原因は「スタンディング」から加速の乗せるのが下手だからではないかと感じました。受け渡し局面だけを考えるのではなく、その前の局面をきちんと作って行かないと「足長を伸ばす」という対処療法にしかならないのではないかなと。

 

考え方の部分もあると思います「詰まる」から「伸ばす」ことである程度スムーズにバトンが渡るようになります。しかし、それが実際にタイムの短縮につながるのか。もっと細かく見ていくと「加速段階」を改善してきちんとスピードを上げていくことが必要なのではないか。足長を伸ばすことで距離が遠くなります。遠くなればなるほど「誤差」が生じます。そうなると早出をするリスクも高まる。ここの部分を改善する方法はあると思っています。スタンディングから出る練習が圧倒的に不足するのでその部分を増やしていくことができればいいなと。元々走練習が少ない感じがありました。バトン練習を積極的に入れることである程度の本数は稼げます。

 

走る中でしかできないこともあると思っています。「バトン合わせ」だけではなく「それ以外の方法」でも「リレーの能力」を高めていくことができるのではないか。それが正解なのかどうかは分かりません。それでもやっていく必要があると思っています。この部分は提案をしながらやっていけたらと水曜日の時点で感じていました。まーこの部分に関してはまた色々とあるのですが。

 

スタート練習も。10m×3-40m×3-60m×2を。30mをやっていましたが、加速段階から中間につながっていく部分までの局面の練習としては40mのほうが良いかなというのもあって。これを短時間で。短長と400mHは1台目×3-3台目×2-5台目×1という感じで。流れの確認です。細かい部分も必要だと思いますが、流れの練習も必要だと思います。レースの流れを作るという意味合いを込めて。走練習をやりたい(やっておかなければいけない)というのがあったので、ここは追い込むとかではなく「流れの中で走る」というのが中心でした。

 

「走らせたい」というのがありました。ベースになる練習が「120m+60」を2~3セットということでした。これでは少ないなと思っていたので増やすことに。短短は120-90-60-60。平地でこれくらいの距離を走ったことはないと思います。それほど多くないのですが現時点ではやっていません。他校と比べてどうなのか。ちょっと(?)少ないというのがあったので。ある一定以上の競技レベルになると1本の負荷は高くなるので何本も走れないと思います。経験的に「普通の選手」が強くなるためには「量」も必要です。走る中でしかわからないこともある。また、走ることで「自信」も生まれてきます。数本で高い負荷をかけられる選手は今のところうちにはいないのである一定の量も必要になってくるのではないなかなと思っています。短短はこれを3セット。男子は1セット目で足を攣るという感じでした。この段階で「勝ち上がりのレース」では勝てないというのが分かります。

 

短長と400mHは気持ち長い距離を。短長は「200~300」にかけての走りが微妙です。ここ最近のレースを見る限りここで大幅に減速してしまう。前半で頑張りすぎるというのもあるかもしれませんが、ある程度飛ばしていっても維持できるようにならないといけない。中盤から後半にかけてというのが課題になると思っていたので「特殊な流れ」で。試合前に250m+150mを走っていましたが、アップダウンがある感じで上手く走れていない。レースペースよりも「負荷をかけて動く」という感じが必要かなと判断して。150mー250m-120mという感じにしました。スタートに関しては段差スタートで少し差を開けて前を追います。そのほうが手が抜けないので最後まで維持できます。追いつけないというのは「負けている」ということなので。最大負荷をかけるために何が必要なのかをこちらも考えながらですね。400mH組も短長と同じ感じで。150m-150mH-120mを3セット。150mと120mは短長と一緒に競争。練習としてはこういう感じのほうが良いのかなと思っています。走練習の合間にハードルを入れることで「疲れてからのハードル」にもなります。今後はこの辺りも含めて「必要な練習が何か」を考えてみたいと思っていました。

 

イメージはあります。が、それを実行するまでのエネルギーがなかったりします。半ば「もういいかな」と思う部分もあって自分自身で難しいなと思っています。勝つための集団になるかどうか。技術的なこともですがもっともっと「取り組み」や「考え方」を見つめなおす必要があるのではないかなと思っています。徹底的にやる。その感覚がない限り強く離れないと思っています。きれいな練習も重要です。が、今はそのレベルにない。そこだけは確かだと思っています。

 

ひとまず記録しておくことにします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やりかた

2022-09-03 | 陸上競技

前の記事に引き続きになるのですが。昨年度文化祭がなかったのでどのようにしたらいいのかというのがありました。が、私は基本「生徒に任せる」というスタンスをとしました。若いころは自分が主導してあれこれやるというのもありました。当時のエネルギーはすでにない気がしています。

 

10年以上前。クラス展示をやりました。この時は「どれだけやるのか」という勢いで実施していました。2年次にバルーンアートで「クリスマス」を作る。

 

 

 

 

考えられないくらいの風船の量を集めて作成。風船なので前日からが勝負でした。どれだけやるのかという感じで全体で作成。

 

次の年は「ジブリの世界」を作るんだといって「張り子」を作ってからその周りにお花紙を張り付けてバランスを整える。1週間くらいはかかったと思います。とにかくひたすら。今考えるともっともっと写真として残しておけばよかったなと思いますね。

 

 

 

10年前の作品としてはかなりのレベルだと思います。文化祭の時期も11月末くらいだったので時間に余裕があったのともあると思います。とにかくやり続けていた記憶が。このころの生徒に好かれていたのかどうかもよく分かりません。年齢も近かった(20歳くらいは離れていましたが(笑))こともあり、こちらも元気でした。お兄さんという感じではなかったと思いますが。

 

今は30歳くらい離れています。自分の子供と同年代。一番下の息子が高校1年生ですから「末っ子」を見ている感じでしょうか。女子が多いクラスになっているので「おっさん」が受け入れられるのかどうかかは相変わらず分かりません。だからといってこちらが「これをやろう」という感じで全体を引っ張っていくというのはやりませんでした。途中で他の人には話していたのですが「失敗する」というのも重要だと思います。計画的にやらないと上手くいかない。それを経験するというのも重要なことだと思います。「誰かがやってくれる」という感覚の中から抜け出さないといけないと思います。

 

時間が経過していって私が教員になったころとは全く違う環境です。子供たちを取り巻く周囲の環境が激変しています。何かに熱くなるというのが少なくなっている気はします。その中で自分自身の立ち位置はどうなのか。「就職指導」「進学指導」「教科指導」は大切な部分です。しかし、それだけで「学校」が面白いのだろうか。時には「バカ」になって騒ぐことも必要ではないか。「捨てられる」ことが分かっていても多くの時間と労力をかけて「何か」を作り出す文化祭というのは「クラス」としては重要だと思います。そういう経験がないと関係性が「希薄」になってしまう。色々な活動を通じてでしかできないことがある。もちろん学校の特色もあると思います。中途半端に何かをするというのではなく「振り切れる」くらいまでやるという経験も必要だと思っています。

 

今回は「竜二展覧会」というよくわからない企画でした。私の幼少期からの写真を持ってきて飾るという流れ。教員になりたての頃、「メイド」の格好をして体育館の中を歩かされた写真を等身大にしてそれを教室に飾る(笑)。そのパネルと一緒に写真を撮るという感じでした。個人的にそれが面白いのかどうかは分かりません。残念ながら多くの生徒が行列になって教室前に並んでいたそうです(笑)。更には「数量限定」ということでストラップを作っていました。結構大きな写真を使って。前のクラスの生徒がスマホやバックにつけていました。いやいや。

 

動画を撮るということで前々日くらいにシーブリーズのCMのパクリを副担任の先生と一緒に作成。更に「踊れ」ということで図書室で言われるがまま踊る。ダンス系はちょっと苦手なのですが生徒に言われるがまま撮影。これもティックトックのような動画にされていました。まー基本ティックトックは見たことがないので良くわからないのですが。加工していい感じの動画になっていたようでした。こういう技術に関しては10年前と比べると圧倒的に高くなっています。

 

「見せ方」は大きく変わってきているのだと思います。自分自身がそれについていけていないのもあるともいます。それでも「やりたい」と言えばこの子たちが納得できるようにサポートしてあげたい。逸脱してしまう部分は抑えながらです。トータルとして面白かったのかどうかはやはり私には分かりません。それでも見に来てくれた人たちが「笑顔」になっているのであればそれは子供たちの取り組みが認められたのだと思います。今回の展示については写真は撮っていません(笑)。文化祭が終わっても写真などの残骸が教室に残っています。飾っておくといていましたがやめたほうが良いと思います(笑)。

 

10年前と今。色々な部分が違うと思います。それでも同じスタンスで向き合いたいなと思っています。それが認めらえるのか、受け入れられるのかは分かりません。「不易」と「流行」。時代が変わっても変わらないものがある。しかし、時代と共に「表現の方向」は変わっていくのだと思います。「リアル」が少なくなって「バーチャル」の部分が増えていく。それは「流行」なのかなと思います。これから先、何がどう変わっていくのか。自分は自分であり続けたいなと思います。叶うかどうかは分かりませんが。

 

なんとなく記録しておきます。率直な気持ちを。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする