県新人のことを。
とにかく驚くくらい県全体のレベルが下がっています。今の3年生が強かったというのもあるとは思うのですが、この状況では本当に勝負することができない。何かをやらないといけないという考えがある人がどれだけいるのか。「自分の学校さえよければ」という考え方ではこれから先はないと思います。競争が生まれないという中では上を目指しての取り組みはできないからです。
昨年の10月くらいから隔週でハードル練習会を実施してきました。コロナの影響もあり2月3月はできませんでした。もう少し定期的にやり続けられたらいいなと思っていますが。そこまでのモチベーションとエネルギーを自分自身の中で保ち続けられるのかというのもあります。幸い数人の指導者には「ハードル練習会はいつやるのか」と言っていただける。専門的な部分ができるというのは多くの人にメリットがあるのだと思います。
今回はヨンパしか実施できませんでした。県新人の決勝に残った男子8人のうち5人がハードル練習会に参加してくれています。4位までのうち3人が参加者。女子は8人中4人が参加者、レベルは高くありませんが2位に入った選手は週なんでやった練習会にも来てくれています。こういう部分は「継続的な指導」として意味があるのではないかと思っています。
レベルが低いから仕方ない。その部分だけを見ていたらこれから先も競技力は上がらないと思います。少しでも上のラウンドに進むためにどのように取り組むか。1分13秒だった選手が71秒台を出す。これも大きなことだと思います。実際、決勝に残っていた選手の中で大半は「ヨンパのレース」になっていません。走って減速して跳ぶ。また走って減速するを繰り返す。競技レベルが上がらないという理由の一つに「専門性」の部分も大きく影響していると思います。
「専門性」の部分はこういった練習会で継続的にやっていけばいい。身体づくりと走練習は各学校でしっかりやってくれればいい。練習会に参加する選手の中には「技術的なことだけを好む」選手も当然ながらいます。前の記事にも書きましたが「ハードリング」だけでは絶対に勝負できません。ハードルを10回跳ぶかもしれませんがそれ以上に走る部分のほうが大きいのです。走力がなければ戦えない。基礎筋力がなければハードリングが保てない。身体が大きくぶれてしまう。「専門練習だけやりたい」というのではやはり戦えないのではないか。技術的なものを支える部分が足りなければやはり強くはならない気がします。
これからもハードル練習会をやって欲しいと言ってくださる方もいます。ここに関しては私自身の「モチベーション」の問題もあります。この冬は中学生と高校生を一緒にして「練習会」をしていけたらとは思っています。が、そこに対して本当に私が責任をもって指導を続けていけるのかという不安があります。なかなか分かってもらえない部分です。自分自身の気持ちがそこまで前向きになれるのか。
昨年は女子のハードル陣がかなり強いというのがありました。何とかして一人でも多くインターハイに進ませてあげたい。色々な葛藤がある中で「小さなこだわり」を捨てました。それがどのようにつながっていくのかは分かりません。結果的に女子のヨンパで2人が準決勝へ。1人が4位入賞を果たしてくれました。ここにハードル練習会が貢献できたかどうかは分かりません。やらなくてもこれくらいの結果は残していたのかもしれない。正直比べることができないので分からない部分です。
これから今までと同じようにやっていけるか。別にお金が欲しいわけではありません。冗談で「有料ですよ」と話しますが。別に何かもらえるからやるというものでもない。現状を打破するためには誰かが何かをやらないといけないと思っています。中高生に必要な「要素」をしっかりとやっていくことができるかどうか。
400mHで1位と4位になったチーム。学校でも自分たちでハードルドリルなどをやってくれているようです。結局、一時的にやるのではなく継続的にやることで変化が生まれるのだと思います。そう考えると「学校」の枠にとらわれずにやるほうが自分の中で楽しいのではないか。「ハードル練習会」を必要としてくれる人が複数名いるのであればそこをメインにしても面白いのではないか。
これから先、どのようにするか。自分の中で考えていきたいと思います。必要とされるかどうか。目指す方向が明確になるかどうか。今の私には正直分かりません。
また書きます。
とにかく驚くくらい県全体のレベルが下がっています。今の3年生が強かったというのもあるとは思うのですが、この状況では本当に勝負することができない。何かをやらないといけないという考えがある人がどれだけいるのか。「自分の学校さえよければ」という考え方ではこれから先はないと思います。競争が生まれないという中では上を目指しての取り組みはできないからです。
昨年の10月くらいから隔週でハードル練習会を実施してきました。コロナの影響もあり2月3月はできませんでした。もう少し定期的にやり続けられたらいいなと思っていますが。そこまでのモチベーションとエネルギーを自分自身の中で保ち続けられるのかというのもあります。幸い数人の指導者には「ハードル練習会はいつやるのか」と言っていただける。専門的な部分ができるというのは多くの人にメリットがあるのだと思います。
今回はヨンパしか実施できませんでした。県新人の決勝に残った男子8人のうち5人がハードル練習会に参加してくれています。4位までのうち3人が参加者。女子は8人中4人が参加者、レベルは高くありませんが2位に入った選手は週なんでやった練習会にも来てくれています。こういう部分は「継続的な指導」として意味があるのではないかと思っています。
レベルが低いから仕方ない。その部分だけを見ていたらこれから先も競技力は上がらないと思います。少しでも上のラウンドに進むためにどのように取り組むか。1分13秒だった選手が71秒台を出す。これも大きなことだと思います。実際、決勝に残っていた選手の中で大半は「ヨンパのレース」になっていません。走って減速して跳ぶ。また走って減速するを繰り返す。競技レベルが上がらないという理由の一つに「専門性」の部分も大きく影響していると思います。
「専門性」の部分はこういった練習会で継続的にやっていけばいい。身体づくりと走練習は各学校でしっかりやってくれればいい。練習会に参加する選手の中には「技術的なことだけを好む」選手も当然ながらいます。前の記事にも書きましたが「ハードリング」だけでは絶対に勝負できません。ハードルを10回跳ぶかもしれませんがそれ以上に走る部分のほうが大きいのです。走力がなければ戦えない。基礎筋力がなければハードリングが保てない。身体が大きくぶれてしまう。「専門練習だけやりたい」というのではやはり戦えないのではないか。技術的なものを支える部分が足りなければやはり強くはならない気がします。
これからもハードル練習会をやって欲しいと言ってくださる方もいます。ここに関しては私自身の「モチベーション」の問題もあります。この冬は中学生と高校生を一緒にして「練習会」をしていけたらとは思っています。が、そこに対して本当に私が責任をもって指導を続けていけるのかという不安があります。なかなか分かってもらえない部分です。自分自身の気持ちがそこまで前向きになれるのか。
昨年は女子のハードル陣がかなり強いというのがありました。何とかして一人でも多くインターハイに進ませてあげたい。色々な葛藤がある中で「小さなこだわり」を捨てました。それがどのようにつながっていくのかは分かりません。結果的に女子のヨンパで2人が準決勝へ。1人が4位入賞を果たしてくれました。ここにハードル練習会が貢献できたかどうかは分かりません。やらなくてもこれくらいの結果は残していたのかもしれない。正直比べることができないので分からない部分です。
これから今までと同じようにやっていけるか。別にお金が欲しいわけではありません。冗談で「有料ですよ」と話しますが。別に何かもらえるからやるというものでもない。現状を打破するためには誰かが何かをやらないといけないと思っています。中高生に必要な「要素」をしっかりとやっていくことができるかどうか。
400mHで1位と4位になったチーム。学校でも自分たちでハードルドリルなどをやってくれているようです。結局、一時的にやるのではなく継続的にやることで変化が生まれるのだと思います。そう考えると「学校」の枠にとらわれずにやるほうが自分の中で楽しいのではないか。「ハードル練習会」を必要としてくれる人が複数名いるのであればそこをメインにしても面白いのではないか。
これから先、どのようにするか。自分の中で考えていきたいと思います。必要とされるかどうか。目指す方向が明確になるかどうか。今の私には正直分かりません。
また書きます。