日曜日。この日は検定の試験監督。監督の時間以外はある程度の時間の確保ができます。翌日から2年生の体育コースが修学旅行に行くということもあって変則的に日曜日に練習をしようと。ずっと付きっ切りで練習を見ることはできませんが、ある程度のことはできると思っています。
比較的早い時間帯から開始。本当はT走をやりたかったのですが前日の雨のためグランドは全く使えない状況。タータンでの練習としました。この日に関しては前日に雨予報だったので2パターンの計画を立てていました。こういう部分は手間がかかりますが事前に対応しておかないと時間だけがかかってしまいます。特に自分たちでやることになる場合、「どうしよう」ということで進まなくなると時間だけが経過してしまいます。それは避けたい。
武道場でアップをしてからピロティでDM∞などをやる。ハードルドリルも。そこから加速段階練習。こればっかりやっているんじゃないかという話もありますが(笑)。他の人がどの局面に力を入れて指導されるのかは分かりません。大半は走練習を中心とした「中間疾走」がメインになると思います。昔は私もそうでした。「中間」の走りのほうが長いですし、一般的な練習をすることで対応することができるので。私が面白いなと思うのは「技術的な部分」です。加速段階は「正確にやる」ことで間違いなく動きが変わります。瞬発力などの問題もあるので簡単にはいかないのですが、ある程度きちんとやれば動きが変わってスムーズになります。これをどうやって作る。そしてスムーズな加速からトップスピードに繋げていって中間でどのように維持するか。やはり最初の局面は重要だと思っています。ハードル陣はこの練習の時間の確保が難しかったりします。他の専門練習が入ってくるので。それでもこういう時にはやっておくといいと思っています。ここは時間をかけて動きを見たい。丁寧に。
終わってから10バトン25並走。ここから選手任せになりました。遠くから見守ることに。走練習に関しては本当はT走をしようと思っていたのですが難しいので短短120m×3、短長150m×3で。やはり少ないのかもしれませんね。補強をはさんでもう1サイクル走る。走り自体はかなり良くなってきているなというのがあります。体調不良から体力低下していたKuさんもある程度の復活を見せていました。2週間かかった・・・。やはり継続的に練習できるかどうかは大きいと思っています。これくらいの回復度合いであればなんとかなるかなと。まずまず。
私が再びグランドに戻った時には「往復走」をしていました。短短が終わったところ。ハードル陣はタータンでハードル往復走。久々のタータンなのでそれなりに動いていました。数か月前はヘロヘロになっていましたが今ではそれなりに保てるようになっています。こういう部分を見ると練習は偉大だなと思いますね。めちゃくちゃ有酸素系の練習を入れているわけではありません。それでも継続していくことで対応できる部分が出てくる。面白いですね。
結局、この冬季練習の中で最大の距離は150mです。それ以上の距離は一度も走っていません。それでヨンパなどに対応できるのかどうかという気はしていますが。往復走などを見ていると大丈夫なんじゃないかなと思っています。根拠はありません(笑)。インターバル的な練習もしていない。ショートスプリント対応の練習に近いのかもしれません。長い距離を何本も何本も走るという練習が良いのか悪いのか正確なものはありません。「これまでやってきたから」という経験則でやっている場合が多いのではないかなと。比較対象がなくて「過去の練習」と比べるだけになる。種目特性を考えるともっと増やしておくほうが良いのかもしれない。分かりません。少なくとも今の私はそこには目を向けていないのだけは確かです。
選手が結果を残した場合はその練習が注目されます。その練習が正しいと。だから他の人もその練習に飛びつく。そうなるとそれまで自分がやっていた練習はどうだったのか。練習を変えることに抵抗がある人は多いと思います。これまでの自分自身の取り組みが否定されてしまう部分が出てくるからです。逆に「新しいこと」があるとすぐにそれに飛びついてしまう人もいる。ここのバランスは難しいと思っています。根拠がある練習であればどれも「正しい」と考えています。今の自分がやっていることに対して自分自身が理解しているかどうか。分からないまま「〇〇高校がやっているから」という理由では意味がなくなる。
何となくこだわりは持ってやっていきたいと思っています。まとまりませんが。