10月18日から20日にかけて三重に行ってきました。U18に参加するためです。本校の100mHの選手早生まれのため3年生ですが出場することができます。色々な行事と重なっている部分がありましたが、本人保護者共に「出場する」ということでした。出るからにはA決勝に残りたいなと思っていました。1週間前に実施された国スポの結果を踏まえて「めちゃくちゃ厳しい大会」になるのは見えていました。少年Aの決勝進出者が複数名、少年Bで優勝した選手もいます。たった8人しか行けないA決勝に残れるかどうかは微妙な所でした。
事前のランキングでは16番目だったと思います。記録も14秒02でしたから。一般用のハードルよりも遅いタイム。これはユースハードルに参加する機会が1度しかなかったため仕方ない部分かなと思います。
18日にあさイチで新山口を出発して伊勢に着いたのは13時ごろ。色々とありました。伊勢うどんを食べました。歯応え全くなし(笑)。後で話を聞くとお伊勢参りをされた方が胃腸に疲労があるので「噛まなくても食べられる消化にやさしいうどん」というのが原点だそうです。地元のモノを食するというのは大きな勉強になります。郷土料理にはそれなりの理由がある。
19日、メイン競技場で1次アップ。ほとんどの選手はいませんでした。メインでやっておきたいというのがあったので助かりました。前日は1~2台目が微妙な感じでした。少し届かない感じがありました。これも感覚的なものだと思いますが、ハードルがいつもよりも1つ低いことで「早く降りてしまう」というのがあると思います。より低く越えようとすることで走る距離が長くなってしまう。そのためいつもよりも踏切が遠くなってしまう。考えたら当然の話ですが。それでもかなり改善されていきました。これならなんとか戦えるなという印象。ハイレベルなのはわかっていますが練習での様子を見る限り戦えるという手ごたえはありました。とはいえ、周囲には国スポの時にアップ会場で一緒になっていた選手や指導者がたくさんいたので簡単ではないなというのは明らかでしたが。
送り出してスタンドで見ていました。レースが始まるころには少し風が変わってきて走りやすい環境に。
1組目からかなりのハイレベルでした。1着が13秒44。今回は5組1着プラス3というめちゃくちゃハードな組となります。うちの選手の組には国スポの少年Bで13秒3で優勝した選手が入っていました。プラス狙いになる。それもあって1着以下のタイムをかなり気にしてみていました。2着13秒57、3着13秒65、4着13秒68。もうとんでもない話です。一昔前なら問題なく決勝で戦えていたタイム。昨年は13秒8くらいで決勝に残れていたと思います。2組目はトップが13秒46、2着が13秒48・・・。どうなっているのか。この時点でプラスの3番目のタイムが13秒65でした。大会前のランキング1位が13秒66でしたからそのレベルを越えないとA決勝はない。
内の選手は3組目。スタートからまずまず。前半5台目くらいまでは少年Bの優勝者と互角。後半はスプリントの差が出てしまって離されてしました。トップが13秒44。うちの選手は2着で13秒73。この時点でA決勝への可能性はなくなりました。タイム的には十分すぎるタイムだと思っています。例年であれば・・・。山口県の県最高記録を更新しました。しかしながらそれではU18のレベルでは戦えない。3年生として参加していますがもうワンランク上の記録をもってこの場に臨まないといけない。国スポが一般用のハードルで13秒92。今回はユース企画で13秒73。どちらも力を出し切れたと思っています。しかし、それでは届かないのです。この現実から目を背けることなく取り組んでいかなければいけないと感じました。この子と一緒にやってきたことは間違っていなかったという証明ができた。しかし、そのレベルではまだ戦えない。スプリント能力をどれだけ上げることができるかというのが重要だと思っています。技術的な部分はトップレベルだとしても根本的な走力で勝てない。勉強になりました。
タイム的には全体の9番目で順位的には10番目でA決勝進出ならず。B決勝では13秒91で4番目。今持てる力は出し切れたかなと思います。本当に貴重な経験をさせてもらったと思います。昨年度はB決勝で2位、今年度はB決勝で4位。少しだけですが全国で戦うことができた。それだけは間違いないと思います。ノウハウは蓄積されています。県のレベルを引き上げるためにはやはりもっと様々なことを考えながらやらなければいけないと思います。
様々なことに感謝。そして私の肉体的なダメージはMAX(笑)。