kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

競技に対して

2023-04-08 | 陸上競技
思うことがいくつもあります。この数年間、自分自身と競技の関わり方について本当に考えてきました。専門性を高めるために何をするか。色々なことを考えてきました。競技と距離を置きたいなと思い始めたのは2年くらい前だったと思います。学校が変わったこともあり、少し引いた場所から競技についてみてきました。

そんな中で「本当に指導する意味があるのか」と思い始めていました。何が何でもという気持ちが持てない選手が増えていて。そこに対して私に何ができるのか。なんとなく練習をしていたらインターハイに行けるのではと漠然と考えている選手もいるのかもしれません。私自身はそんなに簡単なものではないというのを伝えますが、そこは上手く伝わりません。

そこから1年間自分自身を抑えながら指導に関わってきました。このままでは県内全体のレベルが下がってしまう。それは避けないといけないという使命感もあってハードル練習会も実施してきました。目の前の選手がを見た時にどう関わるかというのもずっと悩んできました。

本気でやるなら時間が足りなくなる。もちろんそういう考え方自体が「古い考え方」なのかもしれないなと思います。もう時代は変わってきてそこまで競技をしなくてもいいという風潮があります。それはそれで良いと思います。しかし、「競技をやりたい」と思ってそれを口にするのであれば目指すところを明確にしなければいけないと思っています。中途半端な取り組みでは難しい。

それもあって「朝練をやった方がいい」と伝えてきました。もちろん強制ではありません。やらないからと言って批判するというのも違うのだと思います。しかし、本気で何かをやろうと思えば時間が足りない。そこだけは確かです。この冬、週に3回練習計画を立てました。1回はほとんどやらない日だったので実際は2回分ですが。細かく指導する機会が出てくることでそれなりに変化は生まれたと思います。

が、試合が近づいてきて「これから勝負」となった時に「これまでの流れ」が戻ってきます。本気になりきれない。そこがあらゆる場面で出てきます。本気にさせることができない部分に関しては指導者の責任なのだと思います。関わってきても考え方や取り組み方を変えることができない。そうであれば本当に指導をやる意味はない。そう感じています。

最初の記録会が終わってから「今年は結果を残す」という話をしました。それができないなら私は辞めるというのも伝えました。「結果」というのが何かというのもあります。しかし、本気でやることを求めているのであれば本気でやれる選手と一緒に競技ができないというのであればそれは「結果」に繋がらないと思っています。こちらもそれなりの覚悟を持ってやるべきだと考えていますから。

少し前にある出来事がありました。激怒するレベルの話だと思っています。この段階において今更こんな話なのか。そこまで怒るという気にはなれませんでした。理由は「辞めればいい」と思っていたからです。誰かに強制されて指導をするつもりはありません。私のやり方、考え方が間違っているのであれば指導をするのを辞めれば良いだけの話しです。自由意志の中でやらなければ、私の存在自体の否定になります。

色々なものから一線を引こうと思って行動をしました。周りがどう思うか分かりませんが。仕事自体にやりがいを感じなくなっている部分もありました。これまで培ってきたものから離れるというのは案外しんどいのかなというのもありましたが。それでもかなりの部分で覚悟を決めて「学校の部活動」から離れようかなと。クラブチームを立ち上げる。またはそれ以外のことをなんとなくやっていこうかなと。

そう考えていたのでblog自体も更新する気にもなれず。私くらいの指導者は県内に掃いて捨てるほどいるでしょうから。必要とされることもないでしょう。なんか本当にバカらしくなっていました。今時点でも結構その気持ちはあります。

我が師匠から「やらないといけない」という指示を受けました。どのような気持ちでそう言われたのかは分かりません。今の県内に私が必要だというので「やらないといけない」と言われたのかもしれません。今後の私の立場のことを考えて「やらないといけない」と言われたのかも知れません。かなり本気で「指導を辞める」ことを考えていましたから。今その気持ちが全くなくなったかと言われたら、かなり流動的だと思います。「一緒にやりたい」「指導を受けたい」と言われてもなぜ私が最大限の譲歩をしながらやらないといけないのかわからない部分があるからです。小学生の相手をしているわけではありません。インターハイを目指す、インターハイで戦うというのであればやらなければいけないことが数えきれないくらい存在します。そこにたどり着けないならやる意味はそれほどないかなと。

何年か前なら「本気になれないなら辞めた方がいい」と選手に伝えていました。時間が勿体無いからです。他のことに時間を使った方が幸せです。やりたくないことを無理矢理やらされてキツい練習をするというのは気持ち的にしんどいでしょうから。サークル的にやりたいというのであれば別の形でやった方がいい。そう思って来ました。今は「面白くない」と私が感じるようであれば私自身が「辞めればいい」と考えています。

ギリギリのところで踏みとどまった感じなのかもしれません。本当はもうどうでも良くなっていたのですが。こんな記事を書くと「批判」も受けるでしょう。それならそれで仕方ないかなと思っています。私自身の感情を書くことは許されるものではないのかもしれませんから。

数年間思っていたこと。別にやらなくてもいいやという素直な気持ち。それに対して抑え込むことが本当に必要なのか。そんな中途半端な気持ちで指導することは誰にとってもプラスにならないのではないか。そう思います。

その時その時にやらないといけないことがある。強くそう思います。勝つために何をするか。そこがどれだけ大切なことか。まーもう少し考えます。
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エビの話と業務見直し

2023-04-07 | 陸上競技
基本的に色々とあります。日常茶飯事という感じでしょうか。

エビ水槽のことが気になっている方がいるかなと思います。←誰も興味ないかもしれません。エビを育てるということを通して自分自身の生き方を考えさせらる。奥が深いんです。

職員室の席替えがありました。こうなるとエビ水槽も移動しないといけません。その前段階で水槽の中のエビが地味に抱卵していました。






かなり分かりにくいのですがお腹に卵を抱えています。大きな個体です。水槽の中にオスが少ないのではないかという気持ちもありましたが、数ヶ月ぶりに抱卵。水槽内にエビの数を増やさないようにしていました。もう一つの水槽で生まれ育ったレッドビーも大きな水槽に異動させました。

常に心の癒しになっています。

こうやってエビの様子を見ながら「働き方」について考えさせられています。これまでの無駄なことをどれだけ削れるか。時代は驚くくらい早いスピードで動き続けています。それなのに「これまではこうだった」という根拠のない理由で以前のやり方を変えないというのは間違いなく時代に遅れてしまいます。私自身は最先端のことをやるという気はありますん。しかし、無駄だと分かっているのにそこにエネルギーを注ぐのは意味ないと思っています。

そのことを感じながら「何か削らないか」を真剣に考えるようになりました。業務改善。そこに対して別に評価を受けようと思う気はさらさらないです。が、性格的にそれを受け入れることができない。これまで通りという美学から抜け出したい。非効率的なことであっても「これまでこうだったから」というのでは何も変わらないと思います。このままの状況が続けば「浦島太郎」状態になるのは間違いないと思っています。手をかけ時間をかけることが幸せだと思うのかもしれませんが、とにかく時間も労力も最小限にしなければいけません。

越権行為かもしれません。が、なんとなく私がやる方が色々なことがうまく回るようになる気がしています。自分自身が得をしようというのではなく。現場で目の前のことを見ていたら何をするべきかは見えてきます。声を大にして行動していけたらと思います。

批判上等。何かあるなら行動に移す方が意味があると思います。これは私の感覚。正しいかどうか分かりませんが。みんなの負担が少なくなるように取り組んでいたいと思います。

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いちご畑に向けて

2023-04-04 | 陸上競技
バタバタ。年度はじめはなかなかです。合宿が終わってからあっという間に今を迎えています。

書いておきたいことがいくつかあるので記録しておきます。

合宿から戻って先日植えた苺を見てみると実が赤くなっていました。これは間違いなく「苺」です。放置していたらカラスに食べられるのではないかという感じがありました。可愛らしい苺です。

こっそり自分で食べてみました。めちゃくちゃ酸っぱい(笑)それでも育てて実がなったというのは貴重な経験です。教室ではなく勝手に職員室近くのベランダ?で育てています。農園を作ろうかと。




花がたくさん咲き始めたので綿棒で人工授粉。ミツバチに期待したいところですがいつ来るかわからないですし。風で花粉が飛んでくれることを期待したいですが、それも難しいかなと思って。

いちご畑をベランダに作ろうかなと思っています(笑)他の人が廊下を歩いていたら目につくようです。なぜそこに植木鉢があるのか?!という疑問を持たれていたようですが、私が育てていることを伝えると笑ってくれます(笑)

地味に育てていきます。これも私のやりたいこと。自由にやりたいなと思っています。



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中国合宿雑記

2023-04-01 | 陸上競技
今回の岡山での合宿、我が師匠であるkd先生の最後の合宿となりました。これまで公私共に本当にお世話になってきました。陸上競技のことに関してありとあらゆることを教えてもらっています。私の指導の原点はkd先生からの教えにあります。そのことをベースにひたすらやってきました。教わった事から離れてしまったり、別の方向に進んでしまう人もいると思いますが、私は常にベースはそこに置いてやってきました。

3月31日で長い間の教員生活に幕を閉じられました。惜しまれながら。これから先もずっと師匠であることには変わらないと思います。私の娘は今年度から小学校の教員として働きます。娘が大学3年生の時に教育実習に行ったのですが、その時の指導教官はkd先生の息子さんでした。同じ体育専攻だったこともあり本当にお世話になったようです。これも本当に縁だと思います。今回はkd先生とは練習場所が全て逆だったので指導する姿を見ることができませんでした。ここはすごく残念。

県外での合宿でしたが、kd先生の人柄もあって他県の先生方が「懇親会」を開いてくださいました。引率の先生方がいらっしゃるのでそちら側はお任せしました。ここに対して何か言われるのかもしれませんね。しかし、わざわざ他県の先生がkd先生のために開催してくださる会です。是非とも参加したいと考えていました。試合とはちょっと違う場面です。

kd先生、62歳になっています。出会った頃とほとんど変わりません。とにかくすごいエネルギー。懇親会が終わってホテルに戻る途中の焼鳥屋さんでも「食べたい」とのことで立ち寄りました。鶏が嫌いなのに焼き鳥屋さんな行くという(笑)これもkd先生らしいのですが。食べられないのに注文する。

2日目は岡山国体の時に毎回訪問したお店へ。国体の時は駅前にあるユニバーサルホテルに泊まりました。私がコーチとして参加させてもらった国体です。その隣にあるお店。全ての商品が驚くほど値上がりしていました。時代なのかもしれません。

たけのこの天ぷら


イイダコの煮付け



小魚の天ぷら盛り合わせ


刺し盛り



まずまず。そこでお店を出ててくてく歩く。また「焼き鳥を」と言われて立ち寄る。ここは写真撮るのを忘れていました。

で、戻りながら「寿司を食べたい」ということになって今度はお寿司屋さんを探してひたすら歩く。どれだけ食べるのか(笑)商店街?の端の方にお寿司屋さんを発見して食べることに。





これですでにお腹ははち切れそうでしたがホテルの前まで戻ったところで「やっぱりラーメン食べたい」となって(笑)また歩いてラーメン屋を探すという流れに。かなり探して発見したラーメン屋さんへ。




並んでいる時に外国人の学生の人がお菓子を売りにきました。「学費が足りないのでお菓子を買って欲しい」と。100円くらいのお菓子に対して1000円。他の団体の方は購入されていました。いやはや。

とにかくめちゃくちゃ食べました。kd先生と一緒にこういうはちゃめちゃなことをする機会ももうそれほどないかもしれません。kd先生らしさ全開なのですが。私の原点はここにあります。追いかけても追いかけても届かない。学べば学ぶほど奥深さに感心してきました。

私自身、いつまで指導をするのか分かりません。kd先生から学んだことをどう活かしていくか。県内の競技力向上のために何をするか。形式的なことをする組織ではやりたくないなと思っています。ある程度の覚悟を持って取り組みたい。今年度、全く結果を出せないようなら学校現場からの指導からは退いても良いなと本当に考えています。何をもって結果なのかというのもありますが。

kd先生から学んだことを忘れずに。やれることをやっていきたいと思います。心から感謝。その一言に尽きます。
コメント (2)
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