kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

本当に戦えるのか2

2023-04-26 | 陸上競技

引き続き。あまり興味がないかもしれませんが。考えていること、やらなければいけないことを。

 

支部大会、変則的な内容でした。仕方ない部分もありますが。天気もかなり微妙。強風。記録が狙える感じではなかった。実施された競技場は維新公園のサブトラック。通常であれば天気が良ければホームストレートが向かい風になります。この日は朝からバックストレートが向かい風。時折突風が吹く。4継の時もすごい風でした。

 

400mHの時も同様。これはもうレースにならないなという印象。今回女子に関しては3人がエントリー。1人は週初めから体調不良で練習を一切していない。1人はずっと足首が痛い。着地足。さらにアキレス腱が痛いということでこれも2週間くらい動けていない。試合には出たいということなので説得しましたが出るとのこと。もう一人は3月末から足底筋膜炎になってこれも走練習ができない。難しいですね。足底筋膜炎の選手はエントリーだけして出場しないことに。出場者が少ないのでエントリーだけで県総体への出場権を得ることができます。ある意味ラッキーですが。本当は「インターハイへの戦い」という意味でのスタートですからしっかりと走れないといけません。こういう意味でも「指導力不足」なのだと思います。裏側にどのようなことがあったとしても「表面に見えるもの」で評価されます。それはそれで仕方ないかなと。

 

練習不足や体調不良もあり、この種目も狙っている記録と比べると全くでした。条件が悪すぎるというのもあります。前半3m以上の向かい風が吹く。やりたい流れが作れた部分もありますし、足りない部分もあります。3年生は前半からめちゃくちゃ突っ込みました。向かい風の中で突っ込むので最後もちません。突っ込んだだけではなく走練習がそれほどできていないので当然ながら失速します。が、これまではそれができなかった。走ってはいますがテンポ走のような感じです。ハードルは上手いですがこれでは。17歩で行っても稼ぐことができない。そこを克服するきっかけにはなったかもしれません。もう一人はこの週全く体が動かせていません。何とかギリギリ保てたかなと。ベストを出しましたが経験がないだけ。この記録では満足できません。中国大会で最低でも63秒台を出す。ここが実現できるかどうかがインターハイにつながっていきます。対戦相手云々ではなく「自分の目標とする記録を出す」ことが大切です。今のままで本当に戦えるのか。もう一度投げかけたいなと思います。

 

 

ずっとホームストレートは追い風。しかし、昼間の「200m決勝」と「100mH決勝」の時はホームストレートが強烈な向かい風。ありえません。風速計時自体はそこまで出ていませんが。幅跳びピットの様子を見ると直前までは最大追い風5.4mが吹いていたのにこの時間帯は向かい風3mくらいになっています。記録だけではない部分があるので仕方ないと思います。この条件の中で「勝負をする」というのは本当に難しい。しかし、「同じ条件」の中での勝負です。勝ち負けが伴います。その後、再びホームストレートが追い風になるという状況。なんなのか。

 

支部大会に100mの国体チャンピオンがいます。これはなかなか。とはいえ、この選手に追いつくようなレースができれば戦えるようになる。「勝てない」ではなく「差を詰める」ことができれば勝負することができるようになるのではないかなと思っています。もちろんん、相手はここをピークにする予定はないでしょう。が、それなりに走れるはず。大きな大会があるわけでもないのでそれなりに走るのだと思います。100mは向風がかなり吹いていましたが、表示は向風0.7。記録にこだわるわけではありませんが、ある程度の走りができた時には記録が出るといいなと思っています。トップが12秒40。うちの選手が12秒79。試運転の国体チャンピオンと比べるとまだ足りないというのもあると思います。それでも0.4秒差で走れると十分かなと。直後の男子のレースでは向かい風が2m以上計測されています。同じ状況下。記録云々だけではなく「勝負」や「差」の部分も考えていければと思っています。きちんと走れれば12秒5を切るくらいまでは出ると思います。3人が12秒3~5で走れるようになればインターハイでラウンドを進むことができるようになると思います。「たら」「れば」でしかないですが。


もう一度、個別に向き合いたいなと思っています。これまでとは少し違うスタンスで。責任を持ちながらもっときちんと向き合う。それがマイナスになるなら身を引く。それくらいの覚悟を持たないといけないかなと。もっとコミュニケーションを取らないといけないとと思っています。前任校のように、とはいかないかもしれません。色々な状況が違うので。それでもこちらが考えていることを伝えながら相互理解をしたい。どこよりも真摯に向き合えたらと思います。


本当に戦えるのか。常に頭に置いておきたいと思います。まとまりませんが。記録しておきます。

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本当に戦えるか

2023-04-26 | 陸上競技

本当にバタバタ。今後のことも考えながら。支部大会を迎え支部大会を終え。これがどのように次につながっていくのか。

 

結果的には「ぼちぼち」という感じでしょうか。条件が悪いので評価が難しい部分があります。単純に「勝ち」「負け」だけではない。記録的にどこを目指すのかという部分も含めてですね。

 

やはり一番の女子の課題は4継だと思います。先日からの個人のレースの流れを見ながら「最低でも48秒5は切りたい」と感がていました。というか、「切れないとおかしい」という感じでしょうか。が、試合の週になって1人体調を崩していたので練習に参加できませんでした。ここは別に責めるつもりはありません。それなりに走ればいいという感じではありました。練習ができていなくても12秒6くらいでは走れるレベルだと思っているので。

 

不在の選手を除いてのバトン練習。通常であれば1本で終わる部分を2本やることになっていました。かなりやっていますがいまだに出の安定がありません。合わせる前に1本流しで「出の確認」をやるようにしていますが、その時点で「届かないのでは?」という印象を受けていました。結果、やはり遠い。これがレースにどのように出るのか。また、1回目に50秒かかったレースではスタートして「4歩」でバトンをもらうという恐ろしい走りでした。「感覚を変えた」と言っていましたが、そういうことをしている間は「うまくいかない」と思います。こちらがやっていることをきちんと理解してやってもらいたい。

 

今回、1走を1年生に変更しました。ある程度実績のある選手です。13秒0くらいで走ってくれたら十分戦えるだろうなと考えていました。練習の様子からすると12秒台で走るかもしれないなと。順番が前後しますが、支部大会の予選でリレーメンバーである3人が少しの追い風の中で「12秒84」「12秒87」「12秒87」で走っていました。感じ的には「もっと出るだろうな」という印象でしたが。

 

で、4継の話に戻る。土曜日の一番最初の種目が4継でした。リレーの準備などの関係で一番最初に持ってきてもらっていました。ほかの支部と違って1日目に200mと400mH、100mHがあります。これはまた検討する必要があるのかなと思いますが。朝一の体がまだ動かない状況でのリレーです。それでも前任校では48秒15で走っています。時間帯とか条件とかではなく「力を出し切る」ことができるかという感じでした。1走は1年生。負担を考えて1走か4走にしないといけないと思っています。アンカーは2年生にしようと思っていたので1走を1年生に。ほとんどバトン練習をしていませんが、それでもまずまずの流れ。バックストレートが強烈な向かい風。その影響もあってからまたも「2走→3走」のバトンが流れる。そのまま「3走→4走」のバトンも微妙に流れる。結果、「49秒77」という想像できない記録になりました。

 

「49秒77」で走れば十分だと思われるかもしれません。前の記事にも書きましたが、「4人の合計タイム」から「2.5秒」を差し引いた記録が4継の目標タイムになると思っています。上述の3人の記録(もっと出ると思いますが、記録として出ている記録を参考にする)を合計すると「38秒58」です。2走を走るのは一応エースなのですが、同じくらいのタイムとして「12秒85」をプラスすると「51.43」になります。そこから「2.5秒」を差し引くと「48秒93」となります。上記の記録は「最低レベル」の記録の足し算ですから「最低でも48秒9」がでないとおかしいのです。それが「49秒77」という記録になる。恐ろしい話です。エースが12秒85という超低めに設定してこの記録ですから、通常であれば48秒5を切るくらいまで行っておかないといけません。

 

当然ながらこの記録では「インターハイに出場する」ことは叶いません。自分たちの持っている力を出せないという中で行けるほどインターハイは簡単に行ける場所ではありません。これだけのメンバーがいるのであれば最低でも「47秒台」に入らないといけないと思っています。それが果たせない。一応、バトンなどに関してはかなり時間をかけて勉強してきましたし、これまでのリレーで実績もあります。しかし、ここ数レースでは全くそのことが生かせていません。私自身の「指導方法」が狂っているのかもしれないなと思ってもいます。言い方は悪いかもしれませんが、「素人」であってももう少しまともにバトンが渡ります。この状況をどのようにとらえるか。

 

どれだけ「自分のこと」として考えられているか。バトン練習をすればいいという話ではありません。細かいことを徹底的にやっていく。これが私のスタンスです。中途半端なことやらない。やるからには「絶対いやりきる」という部分。それができていないのかもしれません。確かに「バトン練習」が不足していたのはあると思います。それだけではない。それ以上に考えるべき要因があるのだと思います。

 

「バトンパス」を正確にやるために色々なことを組み合わせています。10バトン、25並走は常にやっています。「加速しながら手を上げる」ことや「狙った場所でバトンを渡すこと」を意識した練習をしています。いつもより流れていたら「待て」をかける。いつも声がかかる場所で何も言われなかったら「少しスピードを落とす」というのを判断する。これをずっとやっています。出のタイミングに関しても繰り返し。それでも大きなミスになる。

 

どれだけ「試合を想定して練習をする」というのができているか。その場面だけで「渡ればいい」というのではありません。常日頃から「試合をイメージした練習」をしておきたい。練習でバトンを渡す。渡した瞬間にスピードを緩める。しばらく並走するように話していますがすぐに忘れます。バトンをもらってから「最大スピードに乗せて終わる」と話していますが、もらった瞬間に安心して緩めます。大切なのは「バトンの受け渡し」もですが、そこからきちんと最大スピードを出せる練習です。「加速の途中」でバトンをもらうことになるのですから毎回スピードに乗る練習はしておかなければいけません。ここができないようであれば「バトン練習」の意味がないと思っています。

 

結局、こういう部分は試合に出ます。それが「49秒77」という記録に出ているのだと思います。批判的なことを書いているのではなく「課題」について触れています。このメンバーで49秒台しか出ないのであれば今後リレーの指導はするべきではないと思っています。資格がない。それくらいのことだと思っています。

 

要因を探りたい。突風が吹いたのであれば3走がそれを判断して出を待つ必要があります。もっと考えると「春先の足長」と「現時点の足長」の変更も考えていかないといけない。昨年のように13秒台の選手と12秒5くらいの選手がバトンをつなぐわけではありません。走力差が縮まっているのであれば足長を詰める。これは選手任せにするのではなく指導する側も「足長のチェック」を常にやっておく必要があると思います。「渡ればいい」というのではない。そこを頭に入れながら選手も指導者もやっていく必要がある。

 

本当に力が出せていません。このタイム、今後の糧になればとは思っています。どれだけ戦えるか。戦おうという意思があるか。

 

また書きます。乱文ですが。

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