26日の日曜日。この日は簿記検定でした。私は朝一で手伝ってから別の場所へ。昨年も参加したのですが「やまぐち高校生ICTコンテスト」に参加する生徒のサポートのためです。
昨年度は「よくわからないけど参加する」という形でした。今年は別に参加しなくてもいいなとは思っていたのですが、「ビジネスプランの発表の場」として参加してみることに。ここでポイントになるのは「入賞すること」が最大目標ではないという部分。負け惜しみと思われるかもしれませんが、やはり「アントレ教育」の中でやってきたことをアウトプットしていくことが重要だと思っています。「賞を取る」ことではなく「考えを他者に伝える」ことが一番大事。私は高校生が「起業する」ことを目指しているわけではない。教育活動の「目標」がどこにあるかです。
今回は3チームが参加。東京から中小機構の方が来てくれました。発表が気になるのでということで。実際の発表前に内容を再確認してもらいながらです。ここに向けて「ビジネスプランのブラッシュアップ」をしてもらっていました。最終確認をしてもらってプレゼンのスライドも見てもらう。
詳しい発表内容は「やまぐちICTコンテスト」のサイトを見てもらえたらと思います。詳しく書くと「うーん」ということも出てくるので。
YouTubeの動画です。
最終結果は1つのグループが「教育長賞」をもらいました。かなり良かったですから。今回、発表の途中で「saikyo旋風が吹き荒れています」というコメントが何度もありました。教育長賞をもらったグループの発表の後には審査員の方から「まるでビジネスピッチを見ているようだ」という評価をもらいました。まさにそこを目指してやってきたので「狙い通り」という感じです。とにかく「スライドが素晴らしい」「プレゼンが流れるようだ」という評価でした。これは生徒も自信になると思います。
今回は「ビジネスコンテスト」ではありません。「ICT活用の普及」という意味合いで開催されています。プランやプレゼンを見ると圧倒的に良かったと思います。審査員の方々が「一押しのグループが賞をとれなかった」「入賞できなかったがすごく内容があった」と言っていただきました。もちろん、うちの生徒かどうかは分かりません。「普及」ということもあって「各校1チームずつが入賞」という感じなのかなと。これは仕方ないかなと。元々の「1次審査」でも何チームが落選してます。応募比率からするとうちの出場率は高いですが、内容を考えるともっと多くていいと思っています。
何人かからは「ビジコンであれば間違いなく入っている」という意見をもらっていました。すぐにでもアイデアを実現して商品化できるという意見も。ビジコンではない。ここが大きなことだと思います。収益化なども考えていく視点。生徒の成長は著しい。学年が何年生だとかではなく「桁違いの成長」を示してくれていると思っています。納得できない部分もあると思いますが、「入賞」だけがすべてではない。多くの人の心を動かすプレゼンができたかどうか、取り組みの内容を示すことができたか。ここだと思っています。
認めてもらうことは求めていません。他者からの評価を最優先して取り組むのは私たちがやりたいことではありません。「取り組みを示す」という行動は必要だと思いますが、それをみて「すごい」と思うことができるかどうかは受け取る側のモノの見方次第だと思っています。「見る人が見ればわかる」という部分。
手ごたえを感じています。生徒の成長を感じられる時間でした。