あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2015年五月の歌~「これでも詩かよ」第148番

2015-06-04 14:15:26 | Weblog


ある晴れた日に 第312回

うちの耕君が笑ってる。
『風のガーデン』の黒木メイサを見ながら、笑ってる。
赤ちゃんみたいな顔して、笑ってる。
あ、ラッタラッタラー

うちの奥さんが、笑ってる。
『踊る!さんま御殿!!』を見ながら、笑ってる。
少女のような顔して、笑ってる。
あ、ラッタラッタラー

おやおや、死んだはずのムクちゃんが、笑ってる。
冥途の木陰で、笑ってる。
WANG WANGと、笑ってる。
あ、ラッタラッタラー

某国の悪賢い宰相も、笑ってる。
オラッチは、なんでも出来るぞと、笑ってる。
爺チャンより、偉くなるぞと、笑ってる。
あ、ラッタラッタラー

見渡せば、日本全国オオイヌフグリが、笑ってる。 
庭のスナップエンドウが、笑ってる。  
縁の下ではSTAP細胞も、笑ってる。
あ、ラッタラッタラー

見上げれば、コイの親子が、笑ってる。
ツバメの親子が、笑ってる。
みどりのそよ風が、笑ってる。
あ、ラッタラッタラー


  シンゾウが「どこでもドア」を開いたらどこまでも切れ目のない戦場だった 蝶人

コメント
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