あまでうす日記

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柳田國男原作・京極夏彦文・飯野和好絵「えほん遠野物語ばけもの」を読んで

2024-06-08 09:00:25 | Weblog

柳田國男原作・京極夏彦文・飯野和好絵「えほん遠野物語ばけもの」を読んで

 

照る日曇る日 第2058回

 

今回は「化け物」特集。ノリコシという影法師のようなもの、土淵村の権蔵が見た大入道、鍵町の橋下の若い女の首、小槌川の淵から登場した大牛、物見山の小豆平の小豆お化け、小槌に住む勘蔵という猟師に出現した「あいあい」という化け物、中学生が見た奇怪なウサギ、大きな風船祈に乗って六角牛山の上空に消えていった赤い衣を着た2人のお坊さんなどが次々に話柄にのぼっているが、それらのどの1つとして「遠野物語」の原本や注釈本にも載っていないのは何故だろう?

 

話者の佐々木喜善は、お化け噺が得意だったので、遠野物語の『拾遺』や彼の「聴耳草紙」などには出ているのかもしれないが、まるで化け物に化かされたような絵本である。

 

下劣なるジミンを懲りず応援すジミンより下劣な選挙民 蝶人 蝶人

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