闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3652~56
1)ジョン・Ⅿ・チュウ監督の「イン・ザ・ハウス」
NYブルックリンのヒスパニック系移民の町ワシントオンハウスを舞台に繰り広げられる2021年の故里恋しやミュージカルドラマ。
2)ラオール・ウォルシュ監督の「たくましき男たち」
「赤い河」と同様遠路はるばる膨大な牛を移動させる一大ろーどむーびーで、そのハイライトはもちろん大暴走にある。クラーク・ゲーブルトがロバート・ライアンと競ってジェーン・ラッセルをものにする1955年の「偉大なる」西部劇で、表向きは男根主義に見えるが実は逆。女神は何度も荒くれ男を跪かせてブーツを脱がせるのである。
3)デヴィッド・リンチ監督の「ブルー・ベルベット」
確かにこの世は不思議な処であるが、変なところもある。そのへんちくりんを1986年に映画にした。
4)ポール・ポダート監督の「西部無法伝」
ジェームズ・ガーナーとルイス・ゴセット・ジュニアの白黒凸凹コンビが黒人奴隷問題を軽妙におちょくりながら繰り広げる1971年の漫画西部劇映画。ジェームズ・ガーナーを主演に据えた一連のだっ脱西部劇コメデイは並みのウエスタンよりはるかに高級品である。
5)オリヴィア・ニューマン監督の「ザリガニの鳴くところ」
2020年の密林サスペンス映画。法廷で濡れ衣を晴らしたと思われたヒロインが、じつは殺人犯だったというどんでん返しには驚く。
ソガワさんの名前が出てこないのでサシスセソガワと覚え直した 蝶人