伊藤雅江 絵・文「かまくらのすてきなあてものえほん」を読んで
鎌倉ちょっと不思議な物語第478回&照る日曇る日 第2162、3回
題名の通り鎌倉の歴史的遺産でもある建物を、分かりやすい文章と優しい水彩画で綴った小さな絵で見る図鑑冊です。私が図書館から借りてきたのは、「鎌倉駅周辺エリア」と「金沢街道エリア・扇ガ谷」の2冊。
前者には、ホテルニューカマクラ、鎌倉ミカエル教会聖堂、湯浅物産館、三河屋本店、石島邸、和辻邸、川合邸、大佛次郎茶亭、後者には東勝寺橋、旧華頂宮邸、古我邸、旧村上邸、旧里見弴邸がそれぞれ見開き2Pで掲載されており、久し振りにすぐにも現地へ行ってみたい衝動に駆られる。
現在阿呆莫迦鎌倉市長がしゃにむに取り壊そうとしている御成の市役所は1969年に久米事務所が設計したモダニズム建築の傑作ですが、次回はぜひこの由緒ある建物もリストに加えて頂きたいものです。
なお鎌倉中央図書館では2月14日まで1階ロビーで上記のスケッチ画による「伊藤雅江カレンダー展」を開催中です。
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我が宿にはや一輪の梅が咲く森永卓郎に一目見せばや 蝶人