あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

シャリル・レスペール監督の「イヴ・サンローラン」をみて

2017-08-25 11:34:05 | Weblog


闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1232



ピエール・トレトン監督の同名のドキュメンタリー映画を、もう少しドラマチックな劇映画に仕立て上げたような感じだった。

遼友ピエール・ヴェルジュの心身両面にわたる支えがあってこそ、ディオールから離陸し、フランスを代表するトップ・ブランドになりえたことが赤裸々に描かれている。

現代モード裏面史であると同時に、同性愛の光と影、喜びと悲しみの焦点が当てられていて説得力があるが、イヴの女友達である美貌のモデルに嫉妬したピエールが、彼女の同意のもとで背後からクイクイ犯すシーンが印象に残った。


   葬式も火葬納骨供養なき「無葬」てふ最期になぜか惹かれる 蝶人

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