大覚寺から祇王寺に向かう道すがらに
かなり古い歌なので
若い方はご存じないと思われますが…、
作詞:永六輔 作曲:いずみたく
デュークエイセスの『女ひとり』は
一番が、♪ 京都 大原 三千院
で、始まります。
この三千院へは昨年の夏に行きました。
二番は、♪ 京都 栂尾 高山寺
で、始まります。
この高山寺へは昨年の冬に行きました。
残る三番は、♪ 京都 嵐山 大覚寺
で、始まります。
一番の三千院も二番の高山寺も
もう一度行きたいと思うほど良かったので
今回は朝早くから
まだ見ぬ大覚寺に向かいました。
旧嵯峨御所 大本山 大覚寺
弘法大師空海を宗祖と仰ぐ
真言宗大覚寺派の本山です。
いけばな発祥の花の寺でもあり、
「いけばな嵯峨御流」の
総司所(家元)でもあります。
朝早いせいもあってか
観光客はまばら。
静かでゆったりとした時を過ごしました。
「だから、なんなのよ!」
って話ですが…
『女ひとり』に歌われる
三千院、高山寺、大覚寺を
廻り終えて気が済みました。
大覚寺をあとにして
次は、奥嵯峨にある
祇王寺を目指します。
祇王寺
祇王寺は、
竹林と楓や青紅葉に囲まれた
慎ましやかな草庵で
あまりよく知らないまま、
なんの期待もせず訪れましたが
とにかく静かなうえに
庭一面に青々と広がる苔が
あまりにも美しく、
時の流れが止んだような
静謐なひとときを堪能しました。
祇王寺をあとにして市バスに乗り
今度は
賑やかな町の中にある
北野天満宮に向かいます。
北野天満宮
北野天満宮に着いてみれば、
なんと言うことでしょう…
修学旅行生で大賑わい。
いくつの学校が集まったのか…
まるで体育会の行われる校庭のよう。
ゆっくり見て回るなんてことは望めず
私たちは
早々に引き上げることにしましたが
そんな中、
史跡御土居の青紅葉が
公開されていたので見ることに。
有料のせいか人影もまばらで
鬱蒼とした青紅葉は
3Dのように折り重なって見え
得も言われぬほどの美しさでした。
北野天満宮をあとにした頃には
そろそろ昼食時となり
近くのお店へ入ることに。
いっぷく處 古の花
(京都市上京区御前今小路上馬喰)
天ぷら蕎麦
夫が食べました。
いつも、
ざるそばしか食べない夫ですが
あいにくと、
ざるそばがなかったのです…。
鰊蕎麦
私が食べました。
そりゃね、
京都に来れば鰊(にしん)蕎麦でしょ。
蕎麦の上には湯葉がのっていました。
どこまでも京都らしい。
お腹もいっぱいになったので
午後も精力的に見て回ります。
世界文化遺産 東寺
(真言宗総本山 教王護国寺)
東寺と言えば、なんたって五重塔。
建築のことなどよくわからない
私でさえも
近くで見上げれば圧倒されます。
また、
東寺は外国人観光客が多くて…
さすが世界遺産だとつくづく実感。
観智院
こちらも客殿は国宝で、
床の間には、
かの二刀流宮本武蔵が描いたという
「鷲の図」、
襖画には「竹林の図」があります。
涅槃禄 -長者の庭-
廊下に腰をおろして
飽きることなく庭を見ていましたが
閉館時間を知らせる鐘が鳴ったので
慌てて外に出ました。
時間は4時半で
まだまだ外は明るい中、
一旦ホテルに戻ってから
夕食に出掛けることにしました。
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