議会の責任放棄・予算委員会での修正案審議拒否

2012-03-18 13:03:51 | 東村山市の政治、議会
この数日、私のブログを訪れた人は
予算委員会の顛末書いてあるかと思われてのことと思います。

私は、ブログを更新しなければ と思いつつ
でも、あまりにも腹が立ちすぎて 頭を整理できずに
ブログから遠ざかっていました。

さて、予算委員会です。16日金曜日終了しました。

今議会での予算委員会のハイライトは、
「衛生費」の中のリサイクルセンター建設問題の議論でした。

この間、幾度もお伝えした通り、
リサイクルセンター建設問題は、議会からのたくさんの疑問も、たくさんの提案も、
それに対するまともな資料や検討結果を提出されることなく、
幾度も同じような議論をさせられてきました。

行政側は、とにかく ペットボトルは高くても民間に委託するが、
ビンや缶は秋水園で処理する方が安いと言い張り、
それを『証明する(?)』見積もりを提出していました。

しかし、収集処理の方法を統一した見積もりを議会が要求した結果、
今議会中の環境建設委員会で、
民間に3品目とも委託した方が安いという新たな見積もりが提出されたのです。
市長は、「3品目出すことも考えられる」と発言せざるを得ませんでした。

ところが 予算特別委員会でのこの問題での議論に
リサイクルセンターはいまの12億円という規模の計画で進めるとし、
あろうことか、この間の議会で一度もまともな議論をされていない
事務所機能を、計画に盛り込むと市長が表明したのです。

リサイクルセンターへ事務所機能は議会が必要ないと削除をしたものです。
しかし、今議会の代表質問で、自民党、公明党が突然追加要求しました。

予算案の説明にも全くなかったものを、
与党の要求で突然追加し、予算の範囲内なら許されると強弁することは、
予算の編成そのものに問題があったということあり、
予算への信頼性を欠くものです。

変わろう議会の奥谷議員が、
『ビンと不燃ごみの処理を同じラインで行えばもっと小さな建屋で良い』という提案をしました。
それは検討に値する提案でした。
そのことによって国の交付金が無くなっても、東村山市の財政負担は交付金を貰うよりも少なくて済むのです。

私は、こうした提案も受け、公明党以外のほとんどの会派が納得いかないリサイクルセンターを、無修正で成立させては議会の責任は果たせないと、共産党市議団で議論し、
予算からリサイクルセンター関連予算を全額削除するという私案を全会派に示し、共同で相談をしようと呼びかけました。

しかし、結果として、修正案をまとめることに賛同を表明したのは
変わろう議会・東村山(佐藤真和議員、奥谷浩一議員、大塚恵美子議員)
草の根市民クラブ(矢野穂積議員、朝木直子議員)
市民自治の会(島崎よう子議員)
日本共産党(保延務議員、山口みよ議員、山崎秋雄議員と私)
の10人でした。

予算委員会の理事会で、修正案を提出すること、
ぜひ、提案説明をさせてもらいたいことを
佐藤議員と私で要求させてもらい委員会に臨みましたが
委員会では 修正案を議題することに、自民、公明、みんなの党が反対。
修正案は提案説明すらできずに
リサイクルセンター計画は無修正で成立しました。

修正案を議題とすることに反対したこれらの政党会派の議員たちは、
議会の存在そのものを自らの否定したことになります。恥を知るべきです。
補助金がなくても、支出を少なくできる案があるのに、
疑問のあるものでも予算をつける
おぞましい考え方だと思います。

議会は、市長の税金の使い方をチェックするためにあります。
市民に対し、その使い方を正しく説明できない予算を通過させた議会は、その責任を果たしていません。
市民に、あんたたちはもういらないと言われても仕方のない議会です。

修正案を提出した全ての会派が
口に出せないほどの怒り、
議会の不甲斐無さ、
何とも言えない情けない思いを感じつつ
予算案への反対討論を行いました。

市民からそんな議会は自ら辞表を出すべきだという声が聞こえています。
全くその通りです。

市長の提案を唯々諾々と なんでも賛成する議会に
存在する資格は無いと 改めて言いたい。