こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

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よりよく生きるにはどうしたらいい?

男性更年期の原因はコロナ禍による行動変容

2022年01月27日 | 人間関係
 朝の忙しさをつい忘れて美しい空をぼんやり見ているうち、いつの間にか明るくなって、それを写真に収めるタイミングを逸してしまうことがよくある。去年も同じように朝焼けの美しさを書いているエントリーがあったが、そのタイトルは”これからはどうやって人間関係を築いていけばいいのだろう(2021年2月10日)”で、今日書こうと思っていたのと似た内容で少し驚いた。

 昨晩、NHKのニュースで男性更年期の問題を取り上げたコーナーがあった。その原因として男性ホルモンの一つであるテストステロンの減少をあげていた。男性更年期の話自体は以前より知っていて、このところ元気が出ない私もそろそろ検査しなくてはいけないかと思っていた。放送の中ではコロナ禍による人との接触の制限がテストステロン減少につながっている可能性を伝えていた。

 男性の場合、人と接触することでテストステロンの分泌量が上がるそうだ。他人と接触することが男性の活力、というかそういったものに関係しているのだろう。たしかに戦う時には攻守を問わず、多量の男性ホルモンが分泌されているに違いない。他人との接触というのは、少なからずストレスを伴うことで、そのこと自体が戦いということだ。それがコロナ禍でずっと家にいて、画面越しにしか接触できなくなるとしたら、ストレスはずっと軽減するだろうが不要となる男性ホルモンの分泌も著減する。そうなると、かつて大量に分泌されていた男性ホルモンの枯渇が更年期症状として出てくる。

 このことが問題になるのもいつまで続くだろう。多くの人が自身をアバターに投影するようになり、直接他人と触れ合う機会が減少していったら、男性ホルモンそのものの分泌がなくなっていくのではないだろうか。他人との接触というのは、その人が発する声のみならず、表情、体臭、体温、すべてを感じることだ。そういったものがほとんど失われてしまう未来は、コロナ禍にかかわらずやってくるものであり、そんな未来に向かって人類はどう変貌していくのだろう。
私は変化についていけるか

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