こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

失われてしまった記憶

2019年10月31日 | 日々思うこと、考えること
火災は、それまであったものを全て焼き尽くす。そして、その後には何も残らない。
沖縄那覇の首里城が火災に遭い、多くの大切な建物が失われたそうだ。私が首里城を訪れたのは5年前の秋。病理学会総会の合間を縫って丘を登った。その時はまだ修復中だったが立派な建物だった(沖縄、広島、長崎 - 2014年11月24日)。
後世に残していかなくてはならない大切な文化遺産が失われたということは心が痛む。そして、多くの沖縄の人にとっての誇りであった貴重な記憶が失われてしまったことは悲しみを増幅させる。ささやかなものとはいえ、私の記憶も炎とともに失われてしまった。
(朝日新聞デジタルより)
パリのノートルダム大聖堂が灰燼に帰したのが今年の4月だった。
姿形あるもの、いつかはそれが失われるとわかっていても、それらが失われないように努力する、すなわち失われないための投資をするということも受け継ぐ人間には求められる。

悲しみだけが残った

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ネットの人格、本当の人格

2019年10月30日 | 電脳化社会
昨晩、NHKをみていたら、AIがネット上からデータを集めて、その人となりを決めるようになっているという話が紹介されていた(人事・転職ここまで!? AIがあなたを点数化 - NHK クローズアップ現代+  2020年10月29日)。
フェイスブック、インスタ、ツイッターそしてブログ。どれもこれもが紐付けされてその”人物”を点数化して、”企業が求める”人物であるかを判定するということだ。私なんかは、全くこれに絡め取られているので、逆に、自分の評価というのがどのようなものであるのかを聞いてみたいとも思う。
ただ、ネット上の自分というのが本当の自分であるのかは疑問が湧く。生身の自分と、ネット上の”無敵”の自分との間にどれだけのギャップがあるのかわからない。
ネットに、自分そのものをさらけ出している人もいるだろうし、良くも悪しくも”なりたい自分”を出している人もいるだろう。そう考えると今ここでブログをせっせと書いている自分自身を自分ではどう捉えたらいいのかがわからなくなる。
そのことはさておき、ネット上の自分と本当の自分というのはどこかで必ず違うわけだけど、そういったことをAIはどの程度考慮することができるのだろうか。
このことを逆手にとって、ネット上で理想的な完璧な自分というのを演出することもできるということだろうか。そうなったとき、「この人、ネット上ではあんなにいい人だったのに、実際一緒に仕事をしてみたら大したことなかったな。」なんてことになることはないのか、心配になる。

本当の自分は?

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おやつ(間食)減らしてカロリー稼ぐ

2019年10月29日 | スポーツ・健康・ダイエット
10月に入り、職場も変わって、新たにはじめたことがある。それはダイエット。今度こそ本気。先月、ついに瞬間85キロにもなったことがあり、はち切れそうな腹を見て、これは早晩90キロだと思った。そうなったら、血圧も上がるし、糖尿病にもなるだろう。
それで脳出血でも起こしたらコトだ。脳出血は必ずしも肥満の人、血圧の高い人に起こるわけではないが、これら生活習慣病はリスクになる。FMヨコハマで、小山薫堂氏がやっている体重計が84.7を指している写真のコーナー、なんてのを鼻で笑っている場合ではない。私がまさしくそうなっていた。
ということで、減量と減塩をやろうと決心。ちょうど、あすけんダイエットという減量アプリが目に止まり、使ってみることにした。スタートは84キロで、目標は10キロの減量。

とりあえず、朝、昼、晩の三食の写真を撮って保存して、カロリー計算をする。毎日1度は体重を記録する。目標は10キロの減量。1日の摂取カロリーが設定された目標カロリーを下回るようにすること。今のところのそれは2272キロカロリー。これが多いのか少ないのかはよくわからないが、ちょっと食べたらあっという間に到達してしまうということ。これこそ腹八分目なのだろう。妻も協力してくれている。
それにしても、目標カロリーを設定するとなかなか調整が大変だ。今朝など昨晩の残りのポトフを食べたものだから、あっという間に3分の1になる。お昼のお弁当は500−700キロカロリーあるので、夕食が取れなくなる。ご飯1膳200キロカロリー、アルコール200キロカロリーはできれば減らしたくない。
こうなるとあとは間食を減らすしかなくなる。
まんじゅう、クッキー、ポテチ、せんべい。見回してみるとこれでもかというほど、おやつは身の回りにあふれている。午前中と午後、それぞれちょっとずつ食べることにして、あまりボリボリとは食べないようにした。
なんとか、目標カロリーの中に収めていたら、1キロほど減った。1年続ければ10キロは減る計算になる。そうしたら、妻に諦めて捨てろと言われているお気に入りのスーツのズボンも再び履けるようになるだろう。

ずっと続ける

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最近の鎌倉駅周辺

2019年10月28日 | 鎌倉暮らし
ナイトがあまり歩かなくなったのと、ここのところの雨続きで週末の鎌倉散歩もめっきり減った。鎌倉アルプスといわれる建長寺や源氏山のハイキングコースも倒木などのためにあちこちで通行止めとなっていて、歩きたくても歩けない状態となっているらしい。
昨日久しぶりに鶴岡八幡までは歩いてくれた。源氏池の横の倒木は切り株が痛々しかった。

雨のせいもあるのだろうと思うけど、鎌倉駅前(東口)のロータリーの凸凹が最近とみにひどい。ここはJR東日本の土地らしく、最近やっと整備がはじまった(鎌倉駅東口駅前広場整備事業 鎌倉市ホームページ)。
今日は、再整備途中の風景を残しておこうと。
手始めに行われているのがバス停の整備。これがぐるっと一周したら、今度は道路も綺麗になるのだろう。オリンピック、パラリンピックの頃には今以上に外国人観光客が来るので、あまり恥ずかしくないようにしておいてほしい。もちろん、こんな恥ずかしい駅を使っているというのは、市民としてもJR利用者としても情けない。
鎌倉警察の跡地にはJR東日本がホテルを建てている。高さは守られ、島森などと同じで、ホッとしている。桜の木を切って建てているマンションも同じような高さになりそうで、段葛周囲の空が少しずつ狭くなってきているのは残念。
時の流れはあっという間で、風景もそこにいる人も変わっていくのも当たり前といえば当たり前なのだが、寂しさも感じる。

十年一昔

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人生いろいろ勉強してきたけど・・・

2019年10月27日 | 読書、映画、音楽、美術
しばらく読んでいなかった本を断捨離。
整理して驚いたのは生き方、哲学の本が多かったこと。
ガネーシャからカーネギー、アドラー etc.色々と読んできたけど、人生ますます謎は深まるばかり。
女性との付き合い方いろいろ勉強した。地図が読めても女性の心はなかなか読めるようにはならなかった。
どの本も、その時々私に勇気を与えてくれた。ありがたいものだ。
パラパラめくってみたあと、手元に残そうと思った本が2冊。
あれあれ、同じ著者の似たような本だった。2冊も買って読んでいたとは、やれやれ。まあ、まだときめく本というのはそういうものかもしれない。

自分の人生がうまく行っているとか、自分の人生を変えたいとか、そんなことは思っていなかっただろうし、これらの本を読んで、人生は変わっただろうか?いや、変えられただろうか?いや、結局、変わらなかったのかもしれない。

人生、いくら勉強しても仕方ない。
人と関わり合って、人の気持ちを思いやり、そうやって、自ら学んでいくしかないのだろう。
人生勉強は、人と人との間にしかない。

それでもまた悩んでしまう、かも

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最終コーナーの立ち上がり

2019年10月26日 | 日々思うこと、考えること
久しぶりの青空。
昨日の土砂降りのせいで地面はまだまだ湿っているが、気持ちの良い気温と湿度。23度で55%。
ベランダで青空に浮く雲がゆっくり動いていくのをぼんやりと眺めていると、いろいろな思いが浮かんでは流れて消えていく。

それらの思いが消えないうちにとこうやってブログの記事に書き留めようとしてしまうのはまだまだぼんやりしきれていないからなのかもしれない。でも、ブログのテーマがあまり浮かんでこなかったのも事実、ここのところあまりにもいろんなことがありすぎたからだろうか。

大学病院を退職し、新しい病院で一人病理医となった。私の病理医人生の最終コーナーの立ち上がりといったところ。
これからの人生、楽しみに生きていきたい。

頭を休める

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同じスマホのはずなのに

2019年10月25日 | 電脳化社会
日本周辺の天気図がすごいことになっている。
強い台風21号が日本列島を直撃することはなかったけど、四国の南にある低気圧を刺激して大雨を降らせている。さらには、北から寒気が流れ込んで寒さも加わっているとのこと。鎌倉も都内も土砂降りの大雨だ。流石にこれほど立て続けに雨が続くと滅入ってくる。
皆様もどうぞ、風邪などひかれませんように。
さらには、被災地の皆さんはくれぐれも気をつけてください。
昨晩、息子と二人で飲んだ。
その時に様々なアプリを駆使しているのに接して、自分がいかに”遅れている”のかを自覚した。
店の予約もぱっぱと人気店で、安くて、美味しい店というのを探し出す。連れて行ってくれた店はあまり綺麗ではなかったけど、味はよく、リーズナブルな値段だった。
お店への道順は私も地図アプリを使うので、この点では同等だったように思う。
カードで払おうと思ったら、支払いは電子マネーでとのこと。各種電子マネーのマークが”たくさん”出ていたけど、どれが使えるのかがわからない。息子のいうウォレットにどうこうと言われても結局その場ではわからず、定期券を引っ張り出してSuicaのチャージを使った。これでは単に財布の代用品を使ったことになるし、酔っていて定期を出し入れするのはある意味危険だ。
私も息子もお互い、同じ様なスマホを使っているが、私のスマホの使い方は携帯の延長、息子の使い方はまさしく"スマホ"だ。あれだけいじり続けていたら使える様にもなるかとも思う。

似て非なるもの

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親切を貯金しよう

2019年10月24日 | 生き方について考える
 月曜日、バスに乗る前に、少し大きめの乳母車を一人で持ち上げて乗り込もうとしている女性が見えた。誰も手伝おうとする気配がないうちに、私もそこに追いついた。ぎっくり腰でどうしようもない状態(腰がピシッと-10月20日)だったが、意を決してその親子がバスに乗るのを手伝った。そのお母さん一人でも大丈夫だったのだろうけど、手助けがあれば助かるに違いない。たぶんお役に立っただろう。この話、たいしたことではないのにわざわざ書いたのは、自慢したいからではなくて、気になるニュースがあったから。

 それは、ゆうべ日本が国際的なランキングで人助けをしない国と評価されてしまったという残念なニュース(World Giving Index 世界人助け指数)を妻が憤慨しながら話してくれたから。このデータについては算出方法などについて色々と問題があるようだし、そもそも国全体の福祉レベルが高い国で寄付とかそういったものをどう考えるかということもあるだろうから、一概にどうこういうのは難しい。さらに、寄付なら赤い羽とか年末助け合いでずっと昔からそれなりにやっている。

 日本で親切が目立たないのには、いろいろな文化的原因もあるだろう。その一つは恥の文化。それぞれの人の特色、特徴が目立つことを嫌い、隠す、他の人と同じにする。手伝ってもらうのも恥、遠慮することこそがいい。でもそうだろうか?いろいろな局面で気を配ってもらい、時には手助けしてもらうことで誰もが幸せになるのではないだろうか。

 歳をとったら誰しも障害者と同じ状態になる。年を取ったら誰しも人の手助けがありがたくなる。お年寄りには親切にしよう、というのは、年をとって体が不自由になった人には親切にしようということで、それはすなわち、どんな人であっても障害やハンディキャップを持った人には親切にしようということではないか。障害を持っていることが悪いのではなく、障害を持っていることで、健常人仕様となっている社会インフラの利用で困っている人を、できる限りで手助けするというのが一般的な”親切”だ。

 たとえば私、このままギックリ腰が治らなければ、誰かに親切にしてもらったら助かるし、そうしたら感謝する。親切が今以上に世の中で当たり前となったら、それはやがて自分にも返ってくる。今できる親切は親切の貯金の様なものだ。そして、それが社会全体に広がれば貯金の額はずっと大きくなるはずだ。

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空の偶然、それとも必然?

2019年10月23日 | 日本のこと、世界のこと
昨日の即位の礼に合わせるかの様にかかった虹は、日本の神話に記された天照大神の伝説とも相まって、とてもおめでたいしるしとなった。天気というか、空模様というものが人間社会の思いを逐一反映するものとは思えないが、偶然にしては出来過ぎた話でもある。それこそ神のみぞ知ることだが。
私にも今朝いいことがあった。
起きがけに東の空をみたら、ちょうど夜明けで、一筋の陽の光が西に向かって延びていくのが見えた。偶然のことかもしれないし、私のこれからの人生を示してくれていることかもしれない。どうせならば、これは私の人生に一筋の光明が差したことを示したものと考えるのが良い。
だから昨日の虹は、相次ぐ災害からの復興の虹であり、平和の虹であるに違いない。令和の時代が戦争もなく過ぎれば伝説にもなるだろう。

令和が平和な時代でありまように

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皇居の上に虹が出たとか

2019年10月22日 | 日々思うこと、考えること
今日は天皇陛下の即位礼正殿の儀の日。
朝からの大雨でどうなることかと思っていたが、昼過ぎに急に空が明るくなり、雨が止んだ。
私はギックリ腰で静かにして、儀式のテレビ中継を見ていたのだけど、虹が出ていないかと空を見たけれど、出てはいなかった。

そうしたら、夕方のテレビ番組で東京で、それも皇居の上にかかるように虹がかかったとか。おめでたいことだ。
令和の時代に入って、災害などでいまひとつパッとしないが、今日を仕切り直しとして良くなってくれることを願います。

私の腰もよくなって

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ギックリ腰をどう防ぐか

2019年10月21日 | 日々思うこと、考えること
朝起きたら、やっぱり腰は痛い。顔を洗うのに屈むのも一苦労だった。今日も痛み止めのお世話になるしかない。
ギックリ腰には気をつけているつもりで、重いものを持つときは腰を低くしてからかがんだところから立ち上がるようにしている。だけど、昨日の様に椅子から立ち上がる瞬間とか、これまでの様に車を洗っている時とか、それこそ顔を洗おうとかがんだ時なんていうのはちょっと避けようがない(油断大敵・・・次はまたまたぎっくり腰 -2018年1月29日)。
となると予防しかないが、どうしたらいいだろう。
できることといえば、朝は”そっと起きる”。顔を洗う前(屈む前)までに多少なりとも軽くストレッチをする。椅子とかソファーからも”そっと立ち上がる”。少し大掛かりな作業の前にも軽くストレッチをする。重いものを持ち上げるときは、体勢に気をつける。
といったところだろうか。要は普段から体をよく動かすということ。

昨日は日本ラグビーのレジェンド平尾誠二さんの命日だったそうだが、不肖コロ健、5年前にテレビで平尾さんの姿を見て、そうしなくちゃと思っていたわけだが、どうもそれきりになっていたようだ(若いうちの貯金 - 2014年3月24日)。

ラグビーワールドカップでの日本代表の快進撃は予選リーグ突破、ベスト8で終わった。前半の接戦はアイルランド戦の再現かと思わせてくれたが、残念ながらそうはいかなかった。

これから歴史がはじまる

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腰がピシッと

2019年10月20日 | 日々思うこと、考えること
数日間、座りっぱなしだったのが悪かったのかもしれないが、今朝椅子から立ち上がったら腰がピシリといった。ギックリ腰だ。
そのまま動けなくなった。
うつ伏せになって上体を起こすといいというので、しばらくそうしていたら少し痛みが治まった。
痛み止めを飲んで、妻と買い物。ゆっくり歩きながら買い物した。

今夜は、ラグビーワールドカップ準々決勝で日本対南アフリカ。
昨晩はオールブラックスがアイルランド代表を木っ端微塵にして驚かされたが、さて、日本は南アフリカにどこまで食い下がることができるか、番狂わせがあるか、楽しみ。

さあ、いよいよ

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診断講習会でブラッシュアップ

2019年10月19日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
病理学会主催の診断講習会が都内であった。

昨日の大阪日帰り講演&座学で腰と背中が少し痛かったけど、事前にすでに申し込んでいたのでいまさらやめるわけにもいかない。いつもの出勤時間よりは少し遅く起き出した。
曇天かつ寒くてなんだか元気の出ない空模様だが、部屋の中で講義を聞くだけなので、お天気はあまり関係ない。土曜の朝の横須賀線は空いていて、でもそこそこ乗っている人もいた。みなさんそれぞれ何をしにいくのだろう。すべての人間にそれぞれ目的があって生きている。
病気もそう、それぞれの人がいろいろな病を得て、悩み、戦っている。人の数だけ病気がある。

病理診断というのは、必ず組織像があるので、診断を確定することができる。だからこそ、病理診断が最終診断で、医療の中で重要な意味を持つ。
今日の講習会ではこの疾患の代表的組織像はこうで、この鑑別はどうで、という様なことをその道のスペシャリストが解説してくれた。講師の先生方はみなさん膨大な量の内容を淀みなく解説してくれ、大変素晴らしい講演会だった。
講習会のテーマは私に少なからず関係のある領域のものだ。今度移った病院では、これらのテーマに関わる疾患が少なくない。以前やっていたのだが、忘れてしまっていたこともあったし、新しい知見もたくさんあった。ブラッシュアップには言うことなしだった。
講習が終わって外に出たらもう日も暮れかけていた。都内をぶらつくのもよかったけど、人の多さに驚いてさっさと帰ることに。

何歳になっても勉強はしなくてはいけない。今日の講習会にも多くの病理医が来ていた。医者に限らず、なにかをやっていこうと思う限りは勉強をしなくてはいけない。私の場合、いくつまで勉強を続けることができるだろう。勉強することをやめるときが仕事をやめるときだろうと思う。

参加してよかった

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プチ講演@ディープ大阪

2019年10月18日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
大阪での学会というと、たいていは中之島の国際会議場がすぐ思い浮かぶ。あとは、研究会、班会議となると新大阪近くの貸会議室であったり、主催者の病院であったりする。だから、今回の近鉄の某駅の近くの学会場のある場所はなんというか、”ディープ”な大阪という感じで楽しみだった。
JRはよく使うが、近鉄に乗ったのは数十年ぶり。なんば?でオシャレなピザ屋が目に入り、すぐにピザのランチを食べてしまったが、駅の奥には屋台のようにお店が並んでいて、比べてからにすればよかったとちょっと失敗。
千日前なんて、どこかで聞いたことのある名前が嬉しい。鎌倉は小雨模様で、静岡あたりでは雨だったがこちらは薄曇り。会場まで、時折聞こえてくる大阪弁に聞き耳を立てながらミニ大阪旅行を楽しむ。
研究会には”スペシャリストに聞く”というセッションに、そうスペシャリストでもないのにと思いながら、15分ほどいただいた時間で話しをさせていただいた。
もちろん”15分”といっても侮ってはいけない。一応スペシャリストだ、準備は二週間ぐらいかけて、けっこう丁寧にやった。そう、ちょうど今の病院に移ってきたあたりか。
で、そのセッションがおわったら、外は真っ暗。ポツポツと雨も降っている。
時間が押して、新幹線の時間まで1時間しかない。
急いで新大阪に向かった。着いたのは発射の20分前。お土産を買う時間を考えるとギリギリ。
出張のお土産を選んでいたら、たこ焼き味のプリングルを見つけたので、お土産兼ビールのアテに買った。当然のことかもしれないが、関西限定。
それにしても、新幹線のお土産売り場というか売店はいつも長蛇の列。お会計が終わってホームに上がったら列車がすでに入っていた。結局今日も大阪観光はできなかった。

15分のプチ講演とはいえ、講演というのは人様の時間をいただくこと。聴衆にとって有益な15分になる様にと頑張ったので、コロ健、ずいぶん疲れました。
少しうとうとしながら帰ることにします。
それほどDeepじゃない?

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今週からお弁当

2019年10月17日 | 料理・グルメ
今度の病院で病理医は私一人。この間までいた大学病院と違い、同僚病理医はいない。
仕事で重要なのは昼食。前までは、病院の食堂が出前するお弁当を、仲間の病理医や病理診断科の技師さんらと、世間話などしながら楽しく食べていた。いまごろはラグビーの話で盛り上がっているだろうか。水害にあった人はいないかも心配になる。

今は一緒に食べる医者はいないわけで、昼食難民。
とりあえずは、職員食堂で一人飯にしたのだけど、先月までの楽しかった昼食に比べると寂しい。窓の外を眺めながら食べる定食は味気なく、2、3度行っただけでやめてしまった。次はコンビニ弁当。バリエーションはある様で意外と少なく、これもすぐに飽きてしまった。それに、思っていたよりも高く、サラダでもつけでもしたら軽く6〜700円を超えるのでびっくりした。大学生の娘がお弁当を持って行っているのもよくわかる。
職場が変わるとこうも変わるのかと実感する。

そういうことで、ついに、妻にお弁当を作ってくれる様お願いしたら、二つ返事で引き受けてくれた。今週からお弁当だ。

お昼は休憩室で食べるが、技師さん達とはまだしゃべるようなことはあまりない。同じ職場で働く様になって日も浅いから無理もない。テレビを眺めながら、黙って弁当を食べている。
喋る相手はいないけれど、妻が作ってくれたおかずの一つ一つに込められた思いを考えながら食べると、妻と喋りながらお昼を食べているようで楽しくなる。
この様な状況にもそのうち慣れるだろうと思う。

今日の献立は?

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