昨年、脾臓にできた血管肉腫で死にかけたフラットコーテッドレトリバーのナイト(ナイトの手術のこと2018年09月03日)。その後の化学療法も乗り越え、先日の検査では貧血も改善していた。それなりに体力もついてきたようで、引っ張る力は以前と変わらないように感じる。脂肪腫の数が増えてきているのはちょっと心配だが、まだ命に関わるような大きさのものはない。
そのナイトが、先日職場復帰を果たした。ナイトの仕事が海の近くにある老健施設への慰問だということは以前紹介した(ナイトの仕事2013年11月23日 )。ナイトが元気になったからと、顔を出すだけでもと妻が連れて行った。その日は風が強くて、犬同士の顔合わせの場所の屋上は寒かったようだが、犬たちはそれこそどこ吹く風で、互いに近況報告をするようにして遊んでいたそうだ。集まった犬の飼い主の中には、以前同じ血管肉腫で愛犬を亡くした人が何人かいて、ナイトのことも大いに心配してくれていたそうだが、元気になった姿を見て喜んでくれたとのこと。
慰問にはいかないつもりだったのが、ほかの子たちがお部屋に移動するのにつられて一緒について行って、しばらくお年寄りの相手をしたそうだ。この日は大型犬がほかにいなかったので、喜んでもらえたらしい。30分ほどしたところで、疲れてしまったようで、お散歩バッグをくわえ、妻に向かって帰ろうとアピールしだし、職場復帰初回はそこまでとなった。それでも妻は大喜びだった。家に帰ってきてからナイトは爆睡だったそう。
最初の腫瘍の転移とか局所再発が無いとしても、別の場所に新たに生じる可能性はある。そんなことを考えると、いつまで一緒にいてくれるかわからないけど、あの日のうちに死んでいたかもしれないと思えばあとは楽しく過ごすだけだ。
落ち着いてきました