こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

犬のお散歩、大変ですね

2014年10月31日 | 犬との暮らし

このところ、朝起きる時間と夜明けの時間がちょうど重なっている。美しい夜明けを見ようと起きてしまい、それきり目が覚める。

そんなわけで、ここひと月ほど、朝、出勤前に10分ほどフラットコーテッドレトリーバーのナイトを散歩させている。ナイトは寝ぼすけで、朝私が起こしにいかなくては、自分からクレートからは出てこない。ちなみに、このクレートは居間に置いてあって、扉は開けてある。

声をかけて、ナイトを起こすだけ起こしておいてから、私が身支度をして、朝食を済ませてから散歩に出かける。

それでも、歩きはじめてしばらくの間は寝ぼけているように見える。

 

この間、近所の方に「最近は朝、お散歩しているんですね。 大変ですね。 」と言われた。

「?」

一瞬何のことを言われているのかわからなかった。どうやら犬の散歩が私の負担となっているのだろうと、同情してくれたらしい。

 

犬の散歩は私の日常生活の中でも、食事、風呂、睡眠、家族との団らんと並び、五本の指に入る楽しみなので、そう言われて少々困った。

せっかく話しかけてくれたのを無視するわけにもいかないので、「ええ、でも今しか一緒にいてやる時間がないので」と答えたら、なんだか変な顔をして黙ってしまった。

会釈をしてそこで別れた。

人間、ものは考えようで、せっかく好きで飼い始めたペットでも、負担に思ってしまったらそれでおしまいだ。

その方も動物を飼っているし、よく世話をしているので、さほど深い意味があってのことではないのだろう。それでも、そういうもの言いばかりでは、人生をつまらなくしてしまうと、私は思う。

それに、このようにネガティブな言い方をしていると、楽しくないので誰も口をきいてくれなくなる。

人が近づいてこないのは、さらにつまらない。

 

コロは散歩が嫌いなので
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時間の区切り

2014年10月30日 | 日々思うこと、考えること

明日で10月も終わり。

今月も振り返ってみればあっという間。

10月という月、考えてみるとあまり目立たない地味な月だ。秋といっても、月初めの衣替えと最近はやりの月末のハロウィーンしか印象に残るものはない。

不肖コロ健、月末になって忙しいせいで少しバランスを崩しかけているが、今日明日やり過ごしてしまえば、週末なんとか持ちこたえることができるできるだろう。

 

1ヶ月という単位は、時間の区切りの中でもほかとはなんとなく違う。一日なら、日が暮れて夜眠くなるのでわかるし、1年はまた同じ季節が巡ってくることでわかる。

時間、週、月というような人為的な区切りというのはどうしても無理がある。人間は一日25時間サイクルで生きているといわれているが、これを調整するのに、5、6時間ずれるあたりの1週間はちょうどいいような気がする。24時間である必要があるのかはわからないが、一週間は生理的に何となくわかる気がする。

でも、1ヶ月の区切りはどうなのだろう。1年を4等分して、春の5日とか、夏の53日、なんてしたら、今よりずっと季節感があっていいと思うのだがどうだろう。

 今日は秋の60日
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ネット依存が400万人

2014年10月29日 | 電脳化社会

二週間ほど前、こんなニュース(正しくはおよそ420万人)がNHKで流れていた。

このニュースを聞きながら、不肖コロ健、他人事ではないと思った。久里浜医療センターのホームページにあるネット中毒の自己診断チャート(久里浜医療センター ネット依存のスクリーニングテスト)、以前行ったことがあるが、最近、少し進行した気がして、再度、自己診断してみた。

結果は、”平均的なオンライン・ユーザー”で、”一般使用者”相当とのこと、まずまず安心した。

それでも質問事項にあった、「使用時間をごまかそうとしたことがある。 」なんていうのは、「あてはまる」ので、自分自身、要注意だと思う。

 

だが、現在の社会環境の中で、どこまでが依存で、どこまでは正常なのか。線引きは難しいに違いない。

一昔前には、朝晩メールをチェックすることでも、依存の気があるとされていたが、今では必ずしもそうではない。というより、チェックしながらでないと仕事が片付かないのだ。目の前の仕事と同時に、メールでも仕事はどんどん入ってくる。

病院から、学会から、症例に関する他院からの相談、院内の医者の学会発表、研究所とのコラボレーションの仕事。こういったことだけで日に10や20、すぐにたまる。あとでまとめて、なんてことしていたら、それこそきりがなくなってしまう。

コロ健の場合、これらにこのブログとFacebookが加わる。Facebookに自分から投稿するのは週に一度ぐらいだが、毎日誰かの投稿に、いいね!、をしている。日記なので仕方ないが、このブログ、こんきもはほぼ毎日更新している。こういったものの度が過ぎるとネット中毒、ということになるのだろう。

電子カルテなんて、ある意味、ネットのようなものだ。患者のデータは電子カルテ端末から参照する。一度にたくさんの患者データを処理、カルテに記載するほうが効率がいい。

病理診断もペーパーレスで、臨床医は診断結果は画面でみることがほとんどで、急ぎの症例とか、所見の理解を深めたいというような症例以外では、病理診断科まで来ることはない。

診断のことも、薬のこと、治療のことについてはネットからデータを得るのが一番早くて効率もいい。

 

どの職業もネットなしではやっていけなくなっている。

こうなってくると難しい。

 

ところで、家族間の私信がラインで行えるようになったので、スマホさえ出さなければ公私の区別がついてとても楽である。

 

 ネットなしの時代に戻ることは出来ないし
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ネット依存の疑い 推計420万人に

NHK 2014年10月15日 5時32分
 

仕事や家事がおろそかになるほど長時間インターネットを利用する「インターネット依存」の疑いがある人は、全国の推計で420万人余りに上り、スマートフォンの普及などを背景に、この5年間で1.5倍に増加したことが、厚生労働省の研究班の調査で分かりました。

インターネットを長時間利用する「インターネット依存」の実態を調べるため、厚生労働省の研究班は、去年、無作為に選んだ全国の20歳以上の男女4000人余りを対象に聞き取り調査を行いました。
その結果、インターネットの利用で仕事や家事がおろそかになるなど「インターネット依存」の疑いがある人は、推計で421万人と、前回、平成20年に行われた調査に比べておよそ1.5倍に増加したことが分かりました。
若い人ほど依存の割合が高く、特に20代前半の男性のうち依存の疑いがある人は19%と、5人に1人の割合を占めています。
厚 生労働省の研究班の代表で国立病院機構久里浜医療センターの樋口進院長は「スマートフォンやソーシャルネットワークの急速な普及で、一段とインターネット に依存しやすい環境になっている。依存に陥らないために、インターネットを利用しない時間を意識して作ることが必要だ」と指摘しています。


こちらがダメでもあちらがある

2014年10月28日 | 生き方について考える

つまらない仕事で忙しくしていると、少々機嫌が悪くなる。先日は、これで自分が嫌なやつと自覚してしまった。これを自己嫌悪というには不肖コロ健年をとりすぎている。自己嫌悪という感覚はまだ未熟な若さで説明されるものだ。年を取ったら、自己嫌悪などという言葉に甘えてはいけない。

そんなこんなだけど、なんとかそれぞれやり過ごしながら、日々生かしてもらっている。今日もこのブログを書くことができたのは、とても幸せなことだ。

 

つまらない仕事、いったん嫌だと思たら、いつまでも嫌なまま。

嫌だなと思い続けるのが嫌だったのでなんとかならないか、考えてみた。そうすると、いいことを思いついた。人間、考えてみるものだ。

不肖コロ健、来年にある小さな研究会を開くよう仰せつかっている。その研究会のセッションのひとつをどうしようかと悩んでいた。そうしたら、今面倒だと考えていたそのつまらない仕事が、その研究会のセッションには使えそうだということに気がついたのだ。

こちらではつまらないことであっても、あちらにもっていけば興味を持ってもらえるかもしれない。

 

世の中万事、塞翁が馬。いつもこういうように考えて生きていけたらいい。

 

まずはよく考えてみよう
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論文の構想

2014年10月27日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

病理とだけいうと、実験を主とした仕事にしている基礎医学者、すなわち病理学者のように聞こえるが、私のように病院に勤務して日々診断を行っている病理医は臨床医である。

臨床医にとして研究、発表を行っていくには、日々の症例から興味深い点を見つけて、まとめていくしかない。ここ10年である興味深い症例が数例集まった。そのうちの一例は臨床が症例報告をしているのだが、まとまったものとしてはまだない。こういうのは不思議なもので、10年で数例しか経験できなかった症例でも、自分のところでまとまってくると他所でもたくさん集まっていて、世に出す準備をしているのではないかと、にわかに焦ってくる。

ということで、不肖コロ健、この症例について論文を書こうと、現在構想を練っている。

まだ、症例が集まったというだけの状態なので、この先いろいろ困難が予想されるが、一番大変そうなのが対照症例の設定。数例集まったら、似たような症例とか、全くの正常症例だのを集めて比較検討せねばならない。これらをどう選んでどう論陣を張るかを考える。

こんなふうにして、論文の構想を練っているこの時期が、最も大変で、最も楽しい。

 

尻切れとんぼにならないように
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段葛、間もなく再整備工事開始

2014年10月26日 | 鎌倉暮らし

先日も書いたが、来月から鎌倉の鶴岡八幡宮の参道である段葛の再整備工事が始まる。ゆっくりみることができるのも今週が最後。東京から鎌倉に移り住んで20年。子供たちの成長とともに暮らしてきた。この工事、私には、一つの区切りと感じる。

 八幡宮方面。

二の鳥居方面。 

このでこぼこも無くなるか。

石積みや参道は高くなるのか。

いろいろなものが設置されて、モダンな感じになるのか、少し期待してしまう。

燈籠は二種類になるのかな。

神と奉とはなにか。

桜は既に何本か間引かれている。

 再整備後も犬の散歩はOKかな。

できたら、2年後の完成まで元気でいて、その出来上がりを見てみたい。

この風景もあとわずか

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鎌倉・鶴岡八幡宮の段葛 横断開口部、大幅減も 11月にも再整備着工

2014.09.12 10:00:00 【神奈川新聞】

観光客でにぎわい、国史跡にも指定されている鎌倉・鶴岡八幡宮の参道「段葛(だんかずら)」(約500メートル)の再整備工事が11月にも始まる。ひび割れが進んだ石積みの補強や、老化した桜の植え替えなどを実施する計画だが、地元住民や観光客が横断のために利用していた36カ所の開口部は大幅に減る可能性がある。史跡保全や安全確保が理由だが、住民らからは「不便になる」など困惑の声も上がっている。

  同宮や鎌倉市教育委員会文化財課によると、再整備は11月から2016年3月ごろまでの予定。現在約250本あるソメイヨシノなどの桜は大正時代に植えられたものが多く、立ち枯れした幹も目立つため、再整備では育成に適した180本程度に減らす。また桜とともに植えられているツツジは桜の育成を阻害するとして撤去、東日本大震災の被災地などに移植する。完成後は景観も大きく変わる見通しだ。

  段葛両側の県道をまたいで東西を行き来できる開口部は現在計36カ所あるが、大幅に減る可能性がある。11日に会見を開いた同宮は、「地元の意向を斟酌(しんしゃく)し、できるだけ希望に沿えるよう努力している」と明言を避けたが、複数の関係者によると、これまでに8カ所案や12カ所案が浮上していたという。

  住民や観光客からは往来の利便性をめぐり困惑の声も聞こえてくる。

  段葛の西側の店で働く20代の男性販売員は、仕事の日は「ほぼ毎日、段葛を横切る。横道が減るのは不便」。段葛東側にある飲食店の60代の女性従業員は「桜並木がきれいになるのはうれしい」とする一方、「客がこちら側へ来なくなるかもしれない」と話した。静岡市から観光で訪れた男性(40)は「東側へはあまり行かなくなる」と漏らした。

  再整備案の背景には、段葛が社殿に向かうための参道で横切るものではないとする信仰上の考えとともに、開口部が横断歩道のない県道の乱横断を助長している実態があるようだ。同宮は再整備の目的に「参道としての森厳や史跡の保全」を挙げている。

  吉田茂穂宮司は会見で、「市民の生活道路ということも念頭にある」と配慮する一方、「歩道のない場所へ誘導する施設を作るのは困るという意味合いが交通行政上ある」とも強調した。

  同宮によると、地域住民向けの説明会で調整を続けていることもあり、着工は当初予定の10月からずれ込んでいる。同宮は12日にも説明会を開催。そこでの意見も踏まえ、最終的な再整備計画を決定する。段葛は着工から工事完了まで、全体が高さ約3メートルの囲いで覆われ、通行できなくなる。

 


親子の旅は、思い出の旅のはずだが…・・・

2014年10月25日 | 通勤・交通・旅行

小さな研究会が昼と晩に二つあった。一つは小さな国内研究会での講演、もう一つはこれまた小さな国際学会の座長。それぞれそれなりに外せないもので、それなりに気合を入れて臨まないといけない。両方とも都内での開催だったので、お引き受けすることができた。

そういうわけで、コロ健気合を入れ、まずは朝から横須賀線で一つめの会場に向かった。

鎌倉からボックスシートの通路側に座っていたら、大船で若いお父さんと3歳ぐらいの女の子の親子が私の奥、窓側に向かい合って座った。

おお、イクメン、休みの日に親子でどこに行くのかな?などと、二人の間に置かれたリュックを見ながら思っていた。

女の子が父親になにかを出すように促し、やおら出てきたものがiPad。

女の子はすぐにゲームを始めた。

父親もスマホだがゲーム機だかを取り出して何かやっている。私の隣に座った女の子の足が私に当たる都度女の子を注意するが、それ以外の時は全く無視。ゲームの区切りの時に女の子が父親のほうをちらっと見るが、父親は全く気づこうとする様子はない。

女の子も、もう慣れているのか、それ以上父親に甘えるような素振りは見せなかった。

せっかくの父娘での外出、どこに行くのか知らないが、せっかくの秋晴れ、車窓からの景色を親子で楽しめばいい思い出になるだろうと、その女の子が不憫に思えた。

都内の駅で降りたら、二十人ほどの親子のグループに出会った。子供会かなにかの遠足だろうか。七、八人いた親の半分近くがスマホを片手にして歩いていた。そのうちの一人のお父さんは右手でスマホをいじりながら、左手で子供の手を引きながら歩いていた。これじゃあ、どちらが手を引いているのかわかったものでない。

これでは犬の散歩以下だ。

私だって、ナイトの散歩中にスマホをいじってはいけないと、妻にきつく言われている。

とはいえ、私の子育て時代にスマホがあったらどうだったか、甚だ心配である。

たぶん、少しはいじっていた 
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毎日はそれぞれ違う日

2014年10月24日 | 妻の名言

昨日書いたことだけれど、コロ健、このところ調子が悪い。わかってはいるのだが、心のコントロールがなかなかつかないでいる。

自己嫌悪、というような言葉で片付くような問題ではない。そもそもこの言葉は、もっと若い人が使うべき言葉だ。

 

このことを心配したのだろう、妻に言われた、

「健ちゃん、あまりイライラしちゃだめよ。

毎日同じような日が続くわけないじゃない。

いい日ばかりではなくて、嫌な日だってある。

だから、その都度怒ったりしてはだめ。」

 

 

「いい日ばかりではない」

何事もなければ、十分いい日だとは思っていたけれど、そのことに感謝することなく漫然と生きていた。

なんということだろう、死と向き合う人の傍らにいながら、そのことを忘れがちであった。

晴れの日も、雨の日も、風の日も、雪の日も、私は私であって、他の誰でもない。

いちいち天気に文句を言っても、何も始まらないのとおなじ。何かにつけて怒ったり、落ち込んだりしたところで何も始まらない。

生きていることに感謝
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自分がとても嫌なやつにみえる

2014年10月23日 | 日々思うこと、考えること

ここ数日の長雨のせいか、仕事が立て込んでいるせいか、仕事中かかってきたセールス電話のせいか、それとも通勤電車の遅れのせいかわからないが、気が立っているのが自分でもわかる。

不安か、あせりか、嫉妬か、ひがみか。

つられるように、やることなすこと全て裏目にでている。

 

そんなで、ここ数日周りの人に対して意地悪な思いを持つことが多いと自覚する。

職場で、町中で、家庭で。至る所で暗い気持ちが湧いてくる。

 

自分で自分がとても嫌なやつに見える。自分であったら、近づきたくない。

心が少し暴走していることは、自覚しているのになかなか制御が効かない。

 

こういうときは、どうしたらいいだろう。

わからない。

まずはじっとして、心を落ち着け、自分の様子を観察することにしよう。

 

やまない雨はないのだから。

 

心にはいつも光明を
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残念なダブル辞任

2014年10月22日 | 愛と女性とジェンダーと

女性閣僚二人か相次いで辞任に追い込まれる事態がおきた。

報道の限りだが、明るみになったことや対応を見れば、辞任の他に道はないだろう。法務大臣は死刑執行を命令する立場にあるし、お金の管理のできない経済産業大臣では心もとない。大臣とは人気だけでできる仕事ではない。

公職選挙法違反ともなれば、議員生命にかかわる事態だ。政治家の不祥事は今に始まったことではないし、似たような風景は何度もみてきたので今さら驚きはしない。

とはいえ、せっかくの女性登用政策が観劇だのお土産だの祭りのウチワだのに足元をすくわれてしまうとは、残念なことだ。

つい先日、コロ健、政治の世界における女性の比率をせめて25%にして欲しいと書いたが、女性活用のための施策が緒に就いたばかり。男性に振り回されない女性政治家が出てきたものだと感じ始めていたのだが。まだまだ、時期尚早ということか。

 

こういうことを何度も何度も繰り返していって、女性の意見が普通に政治や日常生活に反映されるようになるのは、一体何年先になることやら。

それとも、女性の台頭を許さない男性勢力(+女の敵の女性勢力)が巻き返して、「男ばかり」の政治に戻されてしまうのだろうか。

 

男性社会の壁は高い 
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YOMIURI ONLINE

2014年10月20日 13時56分

小渕優子経済産業相(40)(衆院群馬5区)と松島みどり法相(58)(同東京14区)は20日、閣僚を辞任した。

 小渕氏は関連する政治団体で不透明な資金処理があった問題、松島氏は地元選挙区で「うちわ」を配布した問題の責任を取ったものだ。2012年12月に第2次安倍内閣が発足して以来、閣僚が途中で辞任するのは初めて。安倍首相は20日中に後任を選ぶ方針だが、政権の看板である女性閣僚2人の辞任は、安倍政権にとって大きな打撃となる。

 安倍首相は20日午後、「2人を任命したのは私で、任命責任は私にある。国民の皆様に深くおわび申し上げる。後任の閣僚は今日中に決めたい。ふさわしい方を選びたい」と首相官邸で記者団に語った。

 小渕氏は午前8時20分から約30分間、首相と会談した後、9時40分頃から経済産業省で記者会見を行った。小渕氏は「経済、エネルギー政策に停滞をもたらすことは許されない。大臣の職を辞し、疑念を持たれていることについてしっかり調査し、皆様方にお示しできるよう全力を傾注する」と辞任の理由を説明した。議員辞職は否定した。

 自身の政治資金を巡る問題については「大きな疑問があると言わざるを得ない。第三者的な観点から調査していただく」と述べ、弁護士や税理士に調査を委ねる考えを示した。その上で、「安倍内閣の一員として何一つ貢献できなかったことを心から申し訳なく、おわび申し上げたい」と陳謝した。


JAGUAR(ジャガー)の傘

2014年10月21日 | 通勤・交通・旅行

私はJAGUARの傘を使っている。“しずく形”という、傘の一方向が張り出しているもので、風向きや、持っている荷物の按配で向きを変えて雨風をよける。使い始めてもう5,6年になる。日常ローテーションして使っている3本の傘のうちの1本で、使用頻度は第2位。

半年ほど前だったか、何かの拍子で骨の一本を曲げてしまい、少々不恰好になったが、そのこと以外は問題なく使えている。

JAGUARとはもちろん、あのイギリスの誇る高級車のことで、傘の表にはジャガーのロゴマークがあしらわれている。私はJAGUARのオーナーではない。あの、ジャガーのマスコットがボンネットの先に乗っている車に乗ってみたいとは、幼い頃から思っているが、とても手の届く代物ではない。マスコットのジャガーが盗まれてしまうということで、メダルのようなものに変わってしまったのも残念だ。

 

この傘は、息子が所属していたボーイスカウトのバザーかなにかで、掘り出しものがあったと妻が100円だか200円だかで買ってきたものだ。JAGUARのオーナーが購入御礼にでももらったものを献品したのだろうか。傘の形は面白いが、それほどの高級品ではない。

JAGUARのオーナーが、こんなにてくてくと歩くことは、ゴルフ場以外ではあり得ないだろう。だから、ゴルフをしたこともなく、朝晩の通勤でこんな距離を歩いているような私はJAGUAR(車)のオーナーに相応しくない。そもそも見た目もぱっとしない。だから、この傘を持っているとなんとなく世の中を欺いているような気になってしまう。

だが、そんなJAGUARのロゴの入ったものを手元に持って歩いていると、なんとなく、JAGUAR(車)のかけらを持って歩いているような気がして、なんとなくうれしいのも事実だ。

私はローリング・ストーンズのファンで、もちろんミック・ジャガーも好きだが今日の話しとは関係ない。


これでも一応純正品
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女性と男性の立ち位置は違うのだから

2014年10月20日 | 愛と女性とジェンダーと

この年になって、やっと女性と男性の違いというものが理解できるようになってきた。

生物学的に、女性と男性は違っている。構造がこれほど違うのだから、社会的適性も違うのは当然だ。どんなことがどう、女性に向いていて、男性に向いているか、ということは問題ではない。同じ名称の仕事でも、アプローチの方法は異なる。これまで、男性は肉体的優位性をもって、社会を徐々に男性に向いたものに変えて来た。女性も男性も同等の権利を持っていてしかるべきなのに。

その最たるものが教育だろう。教育は客観的事項の習得であり、男女差はつきにくい。これを受けさせない、すなわち知恵をつけさせないということは、知恵というものの価値を知る人間にとってはつらいことだ。

今年のノーベル平和賞は十代の人権活動家が受賞した。彼女が暗殺されかけたとき、女性が教育を受けられない状態というものが存在することを知った。そして、そのこと自体、信じられなかった。女性を無知にしておくことで、無知な女性を支配する。これでは、社会は発展しない。

 

どんな作業にも、女性の観点、男性の観点というものがある。

これらを互いに発揮して、互いの足りないところを埋め合わせていけば、人類はもっと発展していけると思う。

今後、宇宙開発が進んでいけば、長期間男女が一つの宇宙船内で暮らしていくということも起こってくるだろう。火星だかどこだかで、地下資源でもを探すことになるかもしれない。さすがに、そういう時、男性だけで行くことはできまい。男女で暮らすしか無いのだ。そういう時にどちらかが優位にあるようなことを生じさせては、どちらかにストレスが生じて、計画は破たんする。

 

男女の調和というものがどこにあるのか。そういうことを知るように努めることが、今後人類がしなくてはならないことであると強く思う。

 Teo Torriatte (Let Us Cling Together) by Queen 

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友人来訪

2014年10月19日 | 日々思うこと、考えること

今日は、気が置けない友人3人がわが家に遊びに来てくれた。

なんだかんだいっても、鎌倉は遠い。

奥さんやお子さんも一緒で、なかなかのにぎわいとなった。

娘もナイトもお手伝いしてくれた。

人の家を訪ねるときは、行くより来てもらう方が楽なんだから、行ってあげてるのよ、なんて意地の悪い言い方をする人も世の中にはいるが、今日のみんなは喜んで来てもらえただろうと思う。

 

私のようなのでも、遊びに来てくれる友人がいるのは、ずいぶんな幸せかと。


さあ、明日から 
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外の世界を見に行こう

2014年10月18日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

研修医レベルの若い医者が、学会とか研究会の発表に使いたいからと病理組織の写真をもらいにくる。そんなとき感じる情けない思いは以前書いたが、それよりも彼らにとってより深刻な問題があることに気がついた。

あまりにも外の世界を知らない。多くは日本という小さな井戸の中の秀才にしか過ぎない。

受験勉強ができて医学部に入り、入ったあとは定期試験の勉強に追われ、その積み重ねで国家試験に受かって、医者になったらいつのまにや自分の時間を切り売りして少々単価の高いバイトで満足している。もはやエリートでもなんでもない。

ただの偏差値秀才にすぎないのに、医者になったということで、自己満足している才能を持て余している元優秀な医師のなんと多いことか。ポテンシャルはとても高いのに、もったいない。

はっきり言って、合格率80%の日本の医師国試なんて、彼ら偏差値秀才にとっては簡単な試験の部類だろう。しかし、日本の医師免許なんてあくまで日本というローカルな地域医療の資格に過ぎない。そんなのにプライドをおいても何にもならない。

医者になったからがスタートだ。ここで燃え尽きてしまっていては仕方ない。一度は海外を見に行くのがいい。

 

 

政策もあり、今は留学支援の施策は多い。それを利用して、一年でも半年でもいい、自分たちがどれほど世界と違っているかを実感してほしい。

程度の低い先輩医師の真似をする必要は全く無い。

外国の医療がただただいいというわけではなく、一度はよそでやっていることをみて、やれそうならグローバルにやる。

諸般の事情で続けることが難しいようなら、日本という地域医療で頑張る。それは日本の医療の底力の向上につながる。それでいいと私は思う。

 

英語ができるとか、できないとか、そういう話ではない 

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私が今、やりたいこと

2014年10月17日 | 日々思うこと、考えること

不肖コロ健が今、一番やりたいことってなんだろうと考えてみた。

言い換えると、今、なんでもできるとしたら、それはなんだろうと。

そうしたら、私の頭に浮かんだことは、

・まだ未診断の症例を片づける。

・一年以上温めている論文を書く。

・同じく、教科書を書く。

・依頼原稿を早く書く。

・これまでのブログを読み返して、良いものをピックアップしてまとめる。

といったようなことしか思い浮かばなかった。最後のを除けば、どれもしょうもないこと。

さらには、仕事がほとんどを占めているというのは、どうみても考えものだ。

 

できれば、

・ハワイに行く。

・ご馳走を食べる。

・本を沢山読む。

・家族と幸せに過ごす。

とか、せめて

・寝る。

といったことを思いつきたかった。

 

興味深いことに上記の彼方此方の違いというのが、近視眼的なものと普遍的なものの違いであるということ。

今の私のように、人生目の前のことばかり気にしていても、あまり楽しくはなさそうだ。

もう少し、ゆとりある人生観をもって生きていきたい。

 

 

いつも優しい気持ちでいたい
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