シルバーウィークはすでに始まっているのか、今朝の電車は空いていた。今日と来週の火水をいれたら、一週間となるから少し涼しくなった今の時期休むというのもいいだろう。足踏みいた台風14号は結構な勢いのまま東に進むらしく、今夜から明日は大荒れとなるらしい。たしか、2つの偏西風が吹いていたが、あの間を絞り出されるように進んでくるのだろうか。
自民党は菅総理が事実上の退陣を決め、総裁選、総選挙へと一気に動き出した。今回の総裁選挙では、安倍麻生菅色が薄まり、新鮮な感じがする。神奈川世襲連合がどこまで頑張るか、保守とリベラルの女性候補が、政策通の本命岸田さんにどこまで食い下がることができるかなど興味満載だが、党員ではない私には関係ない。ただ、今度の自民党総裁選挙は遅くとも11月に開催される総選挙に向けての試金石となることは間違いない。
今度の総裁選のすごいところは、長老級の人が立っておらず、さらには女性候補が二人立ったということ。この総裁選挙で自民党のイメージは一気に変わってしまうに違いない。派閥という”党内党”を超えて、挙党体制で改革に乗り出したというのは、結局のところ自民党に頼るしかない国民にとってもよかっただろう。どんな形であっても、政権与党であり続けるという強い意志がそこに感じられる。権力の前では融通無碍であるともいえる。宝くじで1等を当てるには、1度もあたりの出たことのないような売り場で買うよりも、まずは当たりがよく出るところに行って買う。そう私に向かって指南してくれた人がいたが、自民党にいるということはそんなものなのだろう。
一方で、”細かな点で意見が一致しない”ということで、とりあえずくっついて、自民党に対抗しようということができない野党は今回の自民党改革によってその存在がますます薄くなっていくに違いない。低いままの支持率で総選挙に突入したら、さらに議席を減らしてしまうのではないか。どうしたら小選挙区制の理念を生かすことができるのかわかっているだろうに、それぞれがお山の大将になりたいものだから、それを生かすことができないように見えるのはとても残念だ。いつまでも同じ顔ぶれで、文句ばかり言っているようでは、さすがに応援する気も失せてしまう。
それにしても、菅さんという人、コロナ禍という困難の中総理を引き受け、ワクチン接種率は50%を超え、携帯料金は値下げさせ、デジタル庁、こども庁を創設し、さらには今回、こうして自民党の改革を促したということからみるとすごい人だったのかもしれない。これで、滑舌よく、正直で、後ろ暗そうにみえるところがなかったら人気も出ただろうに、コロナストレスの前にはどうしようもなかった。
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