こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

ほぼ1日東京オリンピック観戦

2021年07月31日 | 日々思うこと、考えること
 東京の新規感染者数はいよいよ4000人を超えた。昨晩の菅総理の記者会見でも会食での感染防止が訴えられていたが、内容は私が昨日書いたことと同じようなことで、これまでうやむやにしていたコロナ感染拡大の経路がやっと明らかにされた。

 お上の言うことを聞いたわけではないが、ほぼ1日東京オリンピックをテレビ観戦。
トライアスロンでは、沿道に人が多く出ているなとか、よくわからない技の名前をよく実況できると感心しながらMTBの輪夢くんを応援したりとかしながら、花芽を摘んだり、トマトの脇芽をむしったりしているうちに昼となり、そこからはゴルフの松山英樹の応援。

 ゴルフの激闘が終わったら、アーチェリーで古川がトルコの若手に残念ながら負けたものの3位決定戦で銅メダル。アイロンがけをしながら柔道団体を応援。今日も金メダルと期待していたら、ルメールのフランスに敗れてしまって銀メダル。これまた激闘で、日本柔道よく頑張った。それにしてもフランスは強かった。

 あとはサッカーだが、この感想はまた明日。
素根よく頑張った!

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします




新型コロナの感染拡大、とどまるところを知らず

2021年07月30日 | 自然災害・事故・感染症
 お向かいさんにいただいたセンニチコウがぐんぐん伸びている。出足が遅かったミニトマトも台風8号の吹き返し(と思われる)強風で倒れるというアクシデントが昨日あったのだが、それにもめげずに頑張って実をつけてくれて、自家製ミニトマトを食べている。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大はとどまるところを知らず、爆発的に増えている。ここのところこの場で訴えていたことだが、感染経路についてもっとオープンにするべきだということを、他の医療者もわかっていたようで、今朝のニュースでは、

 会食

が、感染経路の最重要項目であると訴えていた。これはどんどん言った方がいいのに、どうして言わないのだろう。営業妨害とでも言われるのだろうか。
 地域医療でコロナ対策に奮闘している私の友人は、

 会社(職場)での感染

が目立つと教えてくれた。会社内でクラスターを発生させ、その代表者が入院しているような感じだ、なんてことを教えてくれた。知った顔同士平気だろうと思って昼食を一緒に食べ、時には飲み会も、なんてことになったら感染が広がるのは当たり前だ。さらにはそれを家に持ち帰って家族内感染。外で不用意にうつってしまったコロナを持ち帰られる家族はいい面の皮だ。

 東京オリンピック中止論がくすぶっているが、まずは、会食、職場内で感染を広げている人をまずは抑え込むことに注力すべきだ。そもそも、無観客開催のオリンピックが感染を広げる力は微々たるものだ。テレビ観戦は人流抑制にある程度役立っているわけで、みんなでテレビから応援したらいい。巨額の放映権料は人流抑制費用と考えたら安いものかもしれない。オリンピックをやっているから気が緩む、なんていうのはお門違いだ。それこそ子供じゃあるまいし、自分自身をコントロールできないのか?と、言いたくなる。もちろん、どれほど気をつけても感染しない可能性はある。自分がかかったときはそのことを十分検証しなくてはいけない。
土日は何がある?

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします



東京オリンピックに難癖つける前に

2021年07月29日 | 自然災害・事故・感染症
 雲のおかで陽の光は遮られているにも関わらずむしむしする。静岡や北陸では大雨が降っているそうで、なんとも気候の変化に富んだ国だ、猛暑、台風、蒸し風呂のような曇天、東京オリンピックのために外国から来た人は面食らってしまうことも少なからずあるだろう。こんなところで屋外の競技をすることが異常だとわかっていたのに、巨額の放映権料のためか、IOCは米国のスポーツスケジュールに従いこの時期の東京を選んだ。気の毒なのは参加選手だが、その多くはスポーツによって生計を立てているだろうから、話は簡単ではない。今日からテニスの開始時間が変更されるということだ。放映時間の問題は大丈夫かと選手の体も心配だが、契約だの下世話なことにまで関心がいく。

 東京の新型コロナウイルス感染症感染者数が昨日3,000人を突破して、いよいよ今日は3、800人。明日は4,000人越えか。こうなってくると感覚が鈍って、1日10,000人ぐらいどうってことないとなってしまいそうで恐ろしい。昨日も少し触れたが、感染経路がいまひとつよくわからないので、防ぎようがないというのが実感だ。若い人の感染が増えているということだが、若い人の多くは相変わらず、”ただの風邪”程度で済んでいるものだから感染対策がおろそかになっているのではないか。実際、感染経路不明という人が増えているし、街の飲み屋の様子がどうなっているのか見に行ったわけではないので、憶測で何かを言うわけにもいかないが、こうして1年半以上新型コロナウイルス感染をくぐり抜けてきた身としては”特異的な感染機会”というのがあって、それを防ぐことをしなくてはいけないのに、それをしていない人が感染しているのだと思う。

 私も、私がフォローしているブロ友さんも、小池都知事も尾身会長もだが、私のすぐ周りで感染した人がいないのはなぜか。それは偶然とか幸運ではなく、当たり前の感染対策を行なっているからにほかならないと思う。国民全員が私たち”生き残り”のような生活をほんのひと月ほどしてくれたらあっという間に感染拡大は抑え込むことができるだろうに、それができないとは残念だ。政府の施策に文句を言ったり、オリンピックに難癖をつけたりしているのはお門違いで、そんなことを声高に言う人こそ、近所の飲み屋でメートルを上げている人たちのところに行って宴会をやめさせたらいいのにそれはしない。もちろん、そんなことできるわけはないが、意見するべきはそちらの方に対してではなかろうか。自粛警察といっても、感染経路情報をよりオープンにしたらターゲットはだいぶ絞られるわけで、そこをピンポイントで潰すことぐらいは許されるはずだ。

 不安を煽るような報道は控えてほしい、というのは全くその通りで、マスコミはそんなことをするよりも感染経路の詳細を報道し、感染経路根絶キャンペーンを張るべきだ。酒は家で飲んだらいいし、カラオケは一人で歌ったらいい。人と会うときは互いにマスクをつけていたら、ある程度の人数までなら問題ない。職場クラスターについては経営者を教育する。とはいうものの、感染力が強いといわれるデルタ株は怖い。電車通勤をしている身としては、つり革手すりのどこかに付着しているウイルスですら感染の原因になるのではと不安になる。今の調子の生活をおくっていてどこかで感染したとなったら、現行ワクチンではデルタ株に対しては無力だと白旗を上げるしかない。
我慢できないかな

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします


メダルラッシュの陰でコロナは感染拡大

2021年07月28日 | 自然災害・事故・感染症
台風8号は北日本に上陸したようで、進路にあたる地域の方は用心してほしい。農作物に被害が出ないことをお祈りする。こちらは台風一過、大した雨に見舞われることもなくホッとした。ただ、朝からムシムシして熱中症には気をつけたい。
昨日も東京オリンピックでは日本勢が健闘し、柔道とソフトボールでは金メダルも獲得した。今日も快進撃が続くことを期待している。一方で、東京での新型コロナウイルス感染症感染者が2,848人となった。昨日のうちに3,000人を超えるのではないかと同僚らとは心配していたがそうはならなかった。重症者は82人で、逼迫とまではいかないが、まだまだ予後予測の難しい感染症だから油断はできない。

いまだに不思議なことがあって、感染経路についてはよくわかっているはずなのに、それがマスコミ含めあまり報道されていないということ。すぐには確認できないだろうが、2、3週間前の感染者であったらわかるのではないだろうか。公務員が飲み会でクラスター(そういえば厚労省の官僚はどうなったのだろう?)なんていうのが報道されているが、ほかの感染者についてもそういったデータはあるはずなので、もっと明らかにしたらいい。これだけ人数が多くなれば、プライバシーに配慮する必要もないだろうから、感染者の内訳として感染経路を、飲み会、学校、医療施設、不明、などと分けてグラフ化したらいいのにと思う。それでもプライバシーの侵害が心配というのなら、3ヶ月ぐらい前のデータにしたらいい。そうしたほうが、形骸化してしまった緊急事態宣言より効果があるように思う。

自分は大丈夫、という正常化バイアスに陥っている人が感染しているのだろうと思う。緊急事態宣言に効果がないのも、なぜ、どこで感染するのか、ということが具体的に示されていないからだ。そして、私たちはワクチン接種が済んだからといって慢心することなく感染防御対策を行いながら日々の生活を送っていく必要がある。
プライバシーに配慮しつつオープンに

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします


多様性と口では言うけれど

2021年07月27日 | 人間関係
 仕事帰りに歯医者さんに寄ったあと、通りかかった公園で空を見上げたら、久しぶりに美しい夕焼けが見えた。夕焼けが美しい次の日は晴れるというが、今朝はあいにく台風8号がやってきて、朝から降ったり止んだりで、目が覚めた時には小降りだったが、出かけるときは大雨で長傘をさして家を出た。
 青空は清々しく、爽快で、生命力を感じさせてくれる。夕焼けは美しければ美しいほど、心を揺さぶる。景色なんて単なる自然現象に過ぎず、人間が見て美しいと思うから美しいのであって、植物や動物にとってはなんの意味もない。雨雲だって日照りの青空よりもどれほどいいものか。
 無人の森で木から雪が落ちたら、空気は振動するが、その揺れを受け止める人間がいなければ意味はないのかもしれない。でも、雪が落ちることで木の枝は守られる。見方を変えることで物事はいくらでも異なった意味を持つ。そして、様々な意味を持たせることで人間は初めて役に立てるのかもしれない。

 多様性というものに対する認識が高まっている昨今だが、それを受け入れるのはなかなか難しいことだ。なぜなら、そうするということは”今、自分の持っているものの一部を他人に譲ること”になるからだ。男女同権は、男性の既得権益を女性に分けることだし、バリアフリーにはお金がかかる。自然保護は人間が奪ってきた動植物の住処を元に戻すことだ。そんな覚悟が人間には求められている。だからといって、いきなりそうするなんてことは無理な話だ。どうやって多様性の存在を認識してそれを受け入れるにはどうしていったらいいのか、そのことを一生懸命考えなくてはいけない時にある。

 6年ほど前、私はこんなことを書いていた。

”いわゆる社会的弱者と呼ばれる人への配慮を常に忘れないようにしないといけない。そのためには、ただ単に健康上の問題だけでなく、様々な局面で私たちの誰もがいつでも社会的弱者になりうるということを意識しながら生きていく必要がある(今のところの幸せ 2015年3月14日)。”

 多様性を受け入れることとは、いつでも立場を置き換えることのできる柔軟性を持つことかもしれない。
どうしたらいいかを考える

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします


東京オリンピックは緊急事態宣言より効果がある?

2021年07月26日 | 日々思うこと、考えること
 今日から仕事という緊張感のせいか朝4時に目が覚めた。カーテンを開けて外を見ると曇り空。台風8号の影響もあるのかもしれない。東京直撃はなさそうだが、本州を横断するようなので進路にあたる地域は注意が必要だろう。通勤電車は学生が休みに入ったおかげかずいぶんと空いて楽になった。

 果たして私に変節があったのかなかったのかが気になり、ブログ記事でオリンピックを検索し、東京オリンピックについての私の立ち位置を振り返ってみた。初めは開催時期について反対していた。というのも、この暑さ。2019年9月4日にオリンピック、パラリンピックそれぞれをせめて二週間ほどあとにできないかと書いていた。この次は去年の4月16日、果たして”コロナ後”はやってくるか、ということでそのひと月前の3月24日に決まった1年延期が可能かと不安を述べている。次に、7月に1年のびて東京がより綺麗になるのでいいと書いている。今年に入ってからは開催はいいのだが、感染対策、森氏の騒動についてちょっと触れていて、今年の2月9日には”東京オリンピックは是非開催してほしい”などと書いていて、どうしてもバスケットボール日本代表の試合が観たかったみたいだ(今でもそう)。ここ最近は流れに任せてという感じでいた。それでも、あまりオリンピックについて触れていなかったのはやはり”下手なことを書いて非難されたら嫌だ”というような感覚があったのかもしれない。オリンピック中止論を唱えていた政治家もいたようだが、あの人たちは次にはどんな言い訳をするのだろうか。
 そして、いざ開幕したらテレビ、といってもほとんどはNHKだが、3波(総合、Eテレ、BS1)どのチャンネルにあわせても日本選手が活躍している。予選、本選、決勝。勝手も負けても自国出身の選手を応援したくなる。いまのところ日本選手団は快進撃を続けているが、この先が今から楽しみだ。こうなってくると、東京オリンピックをある意味”強行開催”したのは良かったということになる。巣篭もり4連休にオリンピック放送がなかったら、それこそコロナ疲れは極限に達して、誰もが街や観光地に繰り出して感染爆発は止められなかっただろう。政府が、そこまで考えて開催したとは思えないが、これは思わぬ副産物だったに違いない。コロナ禍でのオリンピック開催は感染拡大との綱引きで、8月中旬にどのような状態にあるかはよくわからない。だが、これだけテレビで五輪五輪では反対論は封殺されてしまったも同然だ。

 緊急事態宣言とカップリングで、”感染拡大防止のために、家族みんなでテレビで応援”というのをもっとアピールして、企業の夏休みを”オリンピック休暇”として前倒しするぐらいでよかったのではないだろうか。そうすれば緊急事態宣言単独よりもよほど効果があったのではないかと思う。選手には選手の人生があるので、コロナ禍のコントロールまで押し付けるわけにはいかないのはよくわかっているが、もう始まってしまったからには日本選手団には頑張ってほしいものだ。
大変だろうけど

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします


土いじりしながら東京オリンピックのことを考えた

2021年07月25日 | 日々思うこと、考えること
 自国開催だからだろうか、NHKは総合、Eテレ、BSの3波を使って多くの試合を放映している。休憩をとりながら土いじりをしていて、休みをとるたびテレビでは日本人選手の誰かが戦っている。すごいのは、それがどれも世界選手権以上の価値があるとされる超一流の競技だ。観客席には関係者が意外と多くいてそれなりに会場は盛り上がっていて、大相撲の無観客開催の時よりはよほどいい。

 土をいじっていると無心になるが、やりながら私が東京オリンピックについてこれまでどんなことをここで書いてきたかと何度も考えた。オリンピックについてはあまりコメントしていなかったようだ。変節漢と言われるようなことはしていない。バスケットボール日本代表の予選のチケットを持っていたので、開催を望んでいたのだが、あまりそのことを言えないでいた。結局これが旗色不鮮明の原因だったみたいだ。
 明日から仕事で、土いじり、オリンピック三昧はしばらくお預けとなる。
だいぶ黒くなった

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします


まあ、もういいじゃない

2021年07月24日 | 日々思うこと、考えること
 青い空に浮かぶ真っ白い雲がいろいろと姿を変えるのを見ていると楽しく穏やかな気持ちになる。
 昨晩は東京オリンピックの開会式を見ていたら12時近くまでかかった。入場行進が長かったせいだと思うが、これがちょっと長かった。苦悩の多い大会を示す落ち着いた開会式だった。聖火リレーがうまくいってにっこりした長嶋茂雄も良かったし、アンカーの大坂なおみはとてもチャーミングだった。これをつまらないだのなんだの難癖をつける人もいるようだが、世界中から様々な種目のアスリートが集ま流ということの意義を改めて感じる。もう、始まってしまったのだからあとは成功を祈りたい。

 ところで、天皇陛下の開会宣言の時に、総理大臣がのんびり座っていて、促されたのか慌てて立ち上がってしまうのがカメラに写ってしまった。これは勘違いだったのか、うっかりしたのか。遅くになって眠かったのだろうか。これはまずかった。何といっても世界中にさらされてしまって、なんともみっともないこととなってしまった。
そして日本を応援しよう

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします




文章のもつ質量とはなにか(5)

2021年07月23日 | 読書、映画、音楽、美術

 今日も晴天。
 去年の東京オリンピック2020開会式の日、何をしていたかとみたら、父の四十九日の法要だった。そして、梅雨明けはまだだった。さて、今日仕切り直しの開会式。もう、やるとなったのだから制限のある中での・・・コロナ、酷暑、様々な意味での・・・成功を祈るしかない。
 今日も日がな一日ガーデニング。鎌倉市内はずいぶんな人出らしく、鶴岡八幡宮にお参りするなんて気にもならない。妻とコロと近所を歩くのがせいぜい。そんなわけで、この話題。例によって収拾がつかなくなりそうなので、今日でケリをつけるつもり。
M=F(N,T,S,L,P)
[M:文章の質量、N:文字数、T:テーマ、S:文体、L:語のレベル、P:目的]
の数式の、カッコの中をどういじるかということなのだが、
M=F(N,T*P/S,L)
 文字数(N)はそのまま、語のレベル(L)は易しいものを1、最難度のものを10とする。ただし、正しく使われているという前提で。そうすると、高度の言葉を使っている、というか使えるということはそういった概念を駆使している文章と言えるわけでやはり分子にくるか。
文体(S)は役所言葉を5、わかりやすい文体を1とする。

 あとは、テーマ(T)と目的(P)は相乗効果があるというように考えてクリアできないだろうか。いくつか例を挙げて数値を代入してみる。テーマは知的に高度なものを10(哲学、自然科学)、8〜9(経済、政治)以下適宜。目的は実社会への影響の大きい順というか、メッセージを発信する対象の多さとしてみたい。
 こうすると、文字数をどう扱うかということになってしまう。1万語の駄文よりも、 五月雨をあつめて早し最上川。
優れた俳句の場合、わかりそうなものを代入すると、
M=F(17、3)(10*9)/1
となる。これが、最大値に近い数値となるようにしなくてはいけない。
 このあいだの米国の大統領選挙で、トランプ氏が支援者に向かって議事堂を襲撃するよう仕向けたツイートがあった。トランプ氏のツイッターのレベルは易しい。
M=F(140、1)(8*8)/1
だが、これは値としては真ん中ぐらいか、それとも乱入した支持者にとっては最大値か。
 役所言葉とは言えないが、この国の政治家が役人の書いた文章を読んでいるのを考えてみると、
M=F(4000、8)(8*9)/5
今や、これほど軽い文章はないので、これは小さくなってくれないといけない。

 うーん、どうも文字数をどう扱っていいかわからない。これもいっそのこと10段階にしてしまうか。それとも字数別にするとか。でもそれだとジャンル分けになってしまって、いまひとつスマートではない。あとは、分母にくるのが文体だけというのもどうか。
 いっそのこと微分したらいいのかもしれないが、それだと盛り上がっているところとそうでないところの差が大きく分かれてしまう。積分したら字数が多ければいいということになりかねない。もっと洒落た数式を作ることができるかもしれないが、数学の苦手な私には無理。
 文字数については1000字を超えたら同じとするか。それでも、俳句の重みとの差を埋めることはできない。ヘビー級のチャンピオンは体重だけで偉大だが、フライ級のチャンピオンにも”質量”はある。文字数はとても重要だが、内容が伴っていなくては意味はない。

 こうしてみると、やっぱり難しい。
 軽い文章、重い文章、それぞれに意義がある。質量のある文章、というのをテーマに考え始めたことだけど、簡単に数式化などできそうにない。
 文章とはそれぞれがそれぞれの命を持って、目的があるということがわかった。これだけでもよしとするか。
今夜は満月

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします


大暑、海の日、明日から五輪

2021年07月22日 | ガーデニング・菜園・花・緑
 大暑、さすがに暑い。
 今日から4連休。前の職場だったら、土曜日は出勤日だったので、ずいぶん楽になったものだ。遠距離通勤が体にこたえる年となり、ありがたいことだ。今日もまた東京オリンピック関係者が過去の問題発言で辞任することとなった。過去をほじくり返されたら誰も潔白ではいられない、という向きもあるかもしれないが、それは違う。過去は現在に通じ、未来は過去に規定される。過去から逃げ出すことはできない。口から出た言葉はもう引き戻せない(なぜ、心にも無いことを口を滑らせて言ってしまうのか 2012.7.5)。これはすべての人に共通した問題だ。
 4連休の初日は寄せ植え作りと、以前挿し木したゼラニウムたちがずいぶん大きくなったので、いよいよ大きな鉢に移したりすることにした。
 あれこれ考え、色々やっていたらあっという間に半日経ってしまった。ガーデニングをしている間というのは何も考えないでいられるので気楽なのだが、午後になって東京オリンピックの問題が頭をチラチラしてぼーっとできなかった。
 しばらく西日の当たらないところで落ち着かせて、ベランダや玄関に置こうと思っている。
東京はいよいよ1900人超え

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします


東京オリンピックを奇貨としてダイバーシティやいじめ(パワハラ)を考える

2021年07月21日 | 人間関係
 朝から暑い。それでも鎌倉の風はなんとなくやわらかく、職場のある東京の風とは違う。もちろん、時間的な問題もあるが、都内の駅に降り立った時の暑さといったらなかった。急いで病院に駆け込んだ。

 東京オリンピックでゴタゴタが続きは、改めて”いじめ”問題がクローズアップされることとなった。いじめというものの正体を見極めるのは難しい。それはいじめというものの本質から人間は目を背けてしまうからかもしれない。いじめというものの本体を見つめようとすると、自分の中にある、意地悪な気持ち、わがままな気持ち、そういったものが露呈してしまうことを恐れてしまう。もちろん、そういった感情を持っていない人も、広い世の中にはいるかもしれないが、ごくまれだろう。自分の中にある負の感情、そういったものを見つめる勇気のない大人が他人に対していじめ、すなわちパワハラをする。

 子供がいじめをしてしまうのはなぜかはよくわからない。でも、いじめに向かうエネルギーを他に向けることはできないだろうか。”そんなこと(いじめ)やっている場合じゃない”となって、別のことをしたらいい。いじめという感情そのものを社会から消してしまうのも一つの方策だろう。人類の歴史そのものを書き換える必要があるわけだが、そんなことは無理だ。そうするとあと数千年かけてそういう感情を消していかなくてはいけない。いじめ自粛警察ができそうな話だが、そうでもしないといじめは撲滅できない。

 そんなことは土台無理な話で、もっと実効性のある方策が必要だ。手っ取り早い方法が、”いじめ(パワハラ)”の定義がある程度わかっている大人がその行動を改めることだ。職場でのパワハラとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えるまたは職場環境を悪化させる行為を指すそうだ。大人の”いじめ(パワハラ)”は地域、サークル、ネットなど様々な場面で発生し、”職場””職務””業務”はさまざまな言葉に置き換えることができる。こういった様々な場でのいじめ(パワハラ)を撲滅していくことがまずは肝要だろう。

 とはいえ、これは難しい問題で、簡単には解決できない。意地悪な感情は様々な局面で浮かんでは消える。正義感が意地悪に移行することはしばしばあるし、建前論が意地悪を助長することもある。そして、意地悪は容易にいじめ(パワハラ)に遷移する。ネット上での炎上は正義感に端を発し、それがやがて収拾がつかなくなる。東京オリンピックでの不祥事、女性蔑視、容姿差別そして今回のいじめ、そういったものが大人としてのどのような感情から沸き起こったものであるかを直視しなくては問題の解決にはつながらない。

 東京オリンピックを呪われた五輪というのはたやすいことだが、それよりも今度のことを私たち一人一人がこの国の、世界の未来を考え直す機会としてみてはどうだろうか。
いろんなことを考えよう

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします


文章のもつ質量とはなにか(4)

2021年07月20日 | 読書、映画、音楽、美術
 庭の草花の元気がない。この間までは大雨のせいだったのだが、今度はいきなりの猛暑にやられているみたいだ。東京オリンピックはゴタゴタ続きで、選手関係者から次々と新型コロナ感染者が出ている上に、今度は開会式の楽曲の作曲家が過去のいじめ問題で辞任することとなった。いじめは誰もが被害者に、そして加害者になりうる入り組んだ問題で、わからないことも多い。だが、確かなことは、そのいずれにとってもその過去を消すことはできないということ。いじめられた人は当然のことながら生涯その傷を負うし、いじめたほうは、傷を与えたという責めを負わなくてはならない。すなわちいじめたことによる負債を抱えているということを忘れてはならない。因果応報であり、これは全ての人にとって同じことだ。このことはまた別の機会に。


 さて、このシリーズで前回導き出した

 M=F(N,T,S,L,P)
[M:文章の質量、N:文字数、T:テーマ、S:文体、L:語のレベル、P:目的]

 という計算式について、具体的に考えてみたい。ツイッターで考えてみる。ツイッターの場合Nは140字。テーマは、いくらでもある。政治経済人間関係なんてところが多いような気がするが、これは目的との関係が深い。政治で民衆を扇動するような場合とか、DVを訴えるツイートとか、TとPの相乗効果は大きい。TかけるPといってもいいのではないか。ツイッターの場合、文体と語のレベルはわかりやすく平易だ。M=F(140,T*P,S,L)

 次に、天声人語のような新聞の一面にあるコラム。Nは600字余りだそうだ。文体と語のレベルはテーマによって異なるが、比較的平易。大学入試によく使われる、と言っているぐらいなのだから、これが一般的な大学生の語学力なのだろう。語のレベルというのは数値化できるだろうから、中学生がわかる程度を2、天声人語レベル(大学生レベル)を4、社説レベルを6、学術書レベルを10とでもすればいいだろうか。文体は分けるのが難しいので、5段階。

 ところで、文体ってなんだ、ということになる。世の中で最もわかりにくい文体というを、役所言葉にしよう。役所から発出される文書に質量は無い。

 こんな文章、いったい誰が書いたんだ

と思えるほどで、文章としては軽いのだが、内容は重要で、読み飛ばしたら大変なことになることすらある。そんなわけで文体は分母にくる。役所の文書を5。逆にわかりやすい文体というとネットニュースのそれではないだろうか。限られた字数でわかるように伝えてくれるという点では、簡潔明瞭でいいと思う。もちろん、内容は別だ。そうすると、ツイッターだとM=F(140,T*P/S,2) 、天声人語だとM=F(600,T*P/S,4)となる。

 あとはテーマ(T)と目的(S)だが、これはまた明日。
だんだんこんがらがってきた

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします


もうすぐオリンピックがはじまる

2021年07月19日 | 日々思うこと、考えること
 昨日の学会、オンライン参加だったとはいうものの久しぶりに頭を使ったせいもあってか疲れたみたいだ。TBSの日曜劇場東京MERを見終えてすぐに眠ってしまった。おかげで久しぶりに6時間以上眠れた。おまけにフラットコーテッドレトリバーのナイトが夢に出てきてくれて、久しぶりに遊ぶことができて寝覚めも良かった。今日も朝から暑い。こんな国に来て、外国からきたアスリートたちは腰を抜かしているのではないか。

 いよいよ、今週の23日(金)から東京オリンピックが始まる。昨晩は迎賓館で歓迎会が催されたというから、まったくのところ国際的国家事業だ。対外的に恥ずかしくない大会にするには相当な準備が必要で、実際にそうしてきただろう。そう思うのも、米大リーグエンゼルスの大谷翔平がオールスターゲームでのホームランダービーの賞金15万ドルを球団スタッフに贈呈したという話を聞いて。大谷は1回戦敗退だったから、まあ参加賞といっていいのかもしれないが、それでも15万ドル。これに比べて日本プロ野球のそれは優勝で100万円だったそうで、海外と日本でスポーツ環境がずいぶん違うということを知ったからだ。野球に限らずそれぞれの競技において最高の環境を提供しなくてはならない。

 コロナ禍のなかでの開催が決定するまでの時間はスポーツというものの本質的な意味を考えるいい機会になったが、結局それはうやむやとなってしまった。あるスポーツ選手が”もう一度観客を入れることを考えて欲しい”と訴えたそうだが、それは、無理だ。私をはじめチケットを買って観戦を楽しみにしていた人は多いのに、それが叶わず残念な思いをしているのだから、選手も応援するもののないところで頑張らなくてはならない。なぜなら感染対策は全てに優先されるものだからだ。

 スポーツを生業とする人にとって、その競技は自分のやりたいことの延長上にあるものであり、その人だけのものだ。プロ競技ともなれば、観てもらってお金になるわけで、観てもらうことに価値がある。したがって、オリンピックも観てもらわなくては意味がないといえば意味がない。でも、今はコロナ禍という戦争状態にあるということを改めて自覚し、スポーツ選手もあきらめてもらうしかあるまい。誰もが待ち望んでいたオリンピック、今回はこのような形になってしまったが、北京では感染どこ吹く風でやるだろう。それにしても自国開催がこのような形になって実に残念だ。
喉元過ぎれば

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします


青空の下で学会参加

2021年07月18日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
名古屋で開催された学会に参加。もちろん、WEB開催。

8時から開かれた幹事会に新任幹事として出席した。一昨年すでに任命されていたのだけど、コロナ禍のため去年会がなかったので、今年任命された方と一緒となった。司会の先生の格好は背広にネクタイ。私はTシャツ。当初はカメラをオフにしていたが、皆さん顔を出している。これはまずい、新任幹事の挨拶を、なんて振られたらさすがに顔を出さないわけにいかない。あわててポロシャツに着替えた。最初はベランダから参加していたが、書斎(かつての息子の部屋)に移って居住まいを正した。案の定、”挨拶を”と振られたが、その時にはまともな格好で、顔も出していたので、無事ご挨拶させていただいた。

学会は9時からで、そちらはウェビナー。こちらの顔を出すことはないし、どこにいるかもわからない。ベランダに戻って聴講した。プログラムは5時までびっしり。お昼もPCの画面をみながらだったが、たくさん勉強させてもらってありがたかった。

私のような一人病理医は、情報がなかなか入ってこない。コロナ禍でこういう機会が奪われていたが、今後は積極的に参加していかなくてはいけない。
WEB開催にも慣れてきた

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします


慌てるなんとかもらいが少ない

2021年07月17日 | 日々思うこと、考えること
 梅雨明けとともに青空がやってきた。

 暑さも一緒だが、先日までの雨空とさよならできたのだからよしとしよう。

 東京の新型コロナ新規感染者数は1410人、しっかり増えているが、これは若年層へのワクチン接種が進んでいないのだから当然だ。東京オリンピックはもう1年延期しておけばよかったのに、とつくづく思う。ワクチン接種がどの程度進むか、どの程度の効果があるかがわからない段階での決断だったので仕方ないといえば仕方ないのだが、2年延期というオプションもあっただろうに、1年端折ってしまったツケは大きい。
大谷の試合を観ていたらまた半日潰れてしまうので、近所の園芸店とショッピングモールまで出かけた。どちらも比較的空いていて、楽に買い物できた。
 UNIQLOに入ったら、手頃な値段の衣服がうず高く積まれていた。これらの原料が新疆ウイグル自治区からのものかと考えると複雑な気持ちになるが、実際のところはどうなのだろうか。

ブログランキング・にほんブログ村へお願いします