今日も晴天。
去年の東京オリンピック2020開会式の日、何をしていたかとみたら、父の四十九日の法要だった。そして、梅雨明けはまだだった。さて、今日仕切り直しの開会式。もう、やるとなったのだから制限のある中での・・・コロナ、酷暑、様々な意味での・・・成功を祈るしかない。
今日も日がな一日ガーデニング。鎌倉市内はずいぶんな人出らしく、鶴岡八幡宮にお参りするなんて気にもならない。妻とコロと近所を歩くのがせいぜい。そんなわけで、この話題。例によって収拾がつかなくなりそうなので、今日でケリをつけるつもり。
M=F(N,T,S,L,P)
[M:文章の質量、N:文字数、T:テーマ、S:文体、L:語のレベル、P:目的]
の数式の、カッコの中をどういじるかということなのだが、
M=F(N,T*P/S,L)
文字数(N)はそのまま、語のレベル(L)は易しいものを1、最難度のものを10とする。ただし、正しく使われているという前提で。そうすると、高度の言葉を使っている、というか使えるということはそういった概念を駆使している文章と言えるわけでやはり分子にくるか。
文体(S)は役所言葉を5、わかりやすい文体を1とする。
あとは、テーマ(T)と目的(P)は相乗効果があるというように考えてクリアできないだろうか。いくつか例を挙げて数値を代入してみる。テーマは知的に高度なものを10(哲学、自然科学)、8〜9(経済、政治)以下適宜。目的は実社会への影響の大きい順というか、メッセージを発信する対象の多さとしてみたい。
こうすると、文字数をどう扱うかということになってしまう。1万語の駄文よりも、 五月雨をあつめて早し最上川。
優れた俳句の場合、わかりそうなものを代入すると、
M=F(17、3)(10*9)/1
となる。これが、最大値に近い数値となるようにしなくてはいけない。
このあいだの米国の大統領選挙で、トランプ氏が支援者に向かって議事堂を襲撃するよう仕向けたツイートがあった。トランプ氏のツイッターのレベルは易しい。
M=F(140、1)(8*8)/1
だが、これは値としては真ん中ぐらいか、それとも乱入した支持者にとっては最大値か。
役所言葉とは言えないが、この国の政治家が役人の書いた文章を読んでいるのを考えてみると、
M=F(4000、8)(8*9)/5
今や、これほど軽い文章はないので、これは小さくなってくれないといけない。
うーん、どうも文字数をどう扱っていいかわからない。これもいっそのこと10段階にしてしまうか。それとも字数別にするとか。でもそれだとジャンル分けになってしまって、いまひとつスマートではない。あとは、分母にくるのが文体だけというのもどうか。
いっそのこと微分したらいいのかもしれないが、それだと盛り上がっているところとそうでないところの差が大きく分かれてしまう。積分したら字数が多ければいいということになりかねない。もっと洒落た数式を作ることができるかもしれないが、数学の苦手な私には無理。
文字数については1000字を超えたら同じとするか。それでも、俳句の重みとの差を埋めることはできない。ヘビー級のチャンピオンは体重だけで偉大だが、フライ級のチャンピオンにも”質量”はある。文字数はとても重要だが、内容が伴っていなくては意味はない。
こうしてみると、やっぱり難しい。
軽い文章、重い文章、それぞれに意義がある。質量のある文章、というのをテーマに考え始めたことだけど、簡単に数式化などできそうにない。
文章とはそれぞれがそれぞれの命を持って、目的があるということがわかった。これだけでもよしとするか。
今夜は満月
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