こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

新幹線恐怖症!?

2012年11月30日 | 日々思うこと、考えること

またまた、新幹線に乗ってパニックになってしまった。

  

この間、広島に行った時、大雨で、途中駅で止まってしまった時に、息苦しくなって、思わず席を立ってトイレに行ったりしてウロウロし、気を紛らわしたことがあったが、その時のことを思い出すようなことが起きた。

今日は、東京から仙台に向かう新幹線の中でこれが起きてしまった。

今日座ったのは、三人掛けの窓際。発表スライドの仕上げのために電源は必須なので、この場所には、必ず座る。

東京ではガラガラだったのだけど、次の上野で通路側の席に人が座った。

ここまでは大丈夫だったのだが、その次の大宮で、真ん中の席に大柄な人が座ったとたん、症状が出た。

急に息苦しくなって来たのだ。

追い討ちを掛けるように「次の停車駅は仙台です」とのアナウンス。

あと、一時間以上ある。

隣りの人の革ジャンの匂いもキツい。

 

窒息するのではないかと思えるほど息苦しくなって、せっかくコンセントのある席を取ったというのに、来月の講演の仕上げの原稿を書こうと思ってもできない(今日の学会の準備は横須賀線の中で終わらせてあった)。

大宮を出発したばかりで、三人掛けの一番奥から、出るのにはプレッシャーがある。

だけど息苦しさはひどくなるばかりで、一向に収まる気配はない。

これには参った。

 

 

 

どうしよう。

パソコンでソリティアでもやるか。でも、そんな気にならない。

というところで、とにかく体を楽にしようと、ネクタイを取りボタンも外した。腕時計も取って、カフスボタンも外した。本当はズボンも緩めたかったのだけど、さすがにそれは止めた。

そうしてみたら、苦しい状態から脱することができた。

途中、ふとしたことで何度か息苦しくなることもあったが、なんとか仙台にたどり着くことができた。

 

新幹線だけでなく、ロサンゼルスから日本に帰ってくるときもこんなことになったことがある。パニック障害ということになるのだろうけど、飛行機とか、新幹線に乗っていると、私と同じような行動をとっている人は意外と多い。まあ、結構多い症状なのだろう。

 

 

仙台はそれほど寒くなく、紅葉の具合も東京とたいして変わらない。

学会発表は、何とか滑り込みセーフ。

無事、終えた。

ただ、明日は朝9時から夜6時まで。一歩も外に出られそうもない。

仙台観光はお預け、か。

 

 

 

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こちら側にいる私、向こう側のあの人達

2012年11月29日 | 日々思うこと、考えること
今日も朝から、普通に仕事をしていたら、あっという間に日は傾き、明日の学会発表はやっぱり仙台行きの新幹線までもつれ込むことが決定した(というか、決心した)。
病理医というもの、一旦病理医になってしまうと、机の上の標本が片付かない限り、仕事はずーっと連続してしまう。
割らない限り、標本は病理医よりも長生きするので、病理医をやめても標本が片付かない限り、仕事は終わらない。「(診断できなかった)標本は墓まで持っていく!」といって、退職していった大先輩がいたほどだ。

とまあ、自転車操業というか、泥縄というか、日々そういうくらしをしている人間がここにいる。この場合、私が主体なので、こちら側にいる私、ということになる。

そんな、自分がいる一方で、今度の衆議院選挙に打って出るため、くっついたり離れたりと、いろいろやっている人たちがいる。
ああいう人たちと私のような人間とは、一体どこが違うのだろう。

などと、大きなことを考えてみたいと思って、
「こちら側にいる私、向こう側のあの人達」とタイトルをつけたのだが、今夜のところはさすがに時間が無いし、発表スライドをなんとか8割方完成させた私の貧弱な脳に、そんなことを考える余力もない。
まあ、今回の衆議院選挙は盛りだくさん、あと、2、3度は触れる機会があるだろう。
それにしても、12月20日頃って、いったい世の中どうなってるのかな?
選挙結果はさておいて、普通に忘年会でもやっているのだろうか。

いずれにしても、12月16日にはあちら側のあの人達から、誰かを選ばないといけない。

さあ、明日は仙台だ。仙台を訪れるのは2度目になる。先の震災以来初めて。
光のページェントが始まっていないのが残念である。

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冷えてきたなー

2012年11月28日 | 日々思うこと、考えること
日の出の時間が6時半となり、いよいよ来週は師走。
木々の紅葉は盛りを過ぎて、東京では落ち葉が舞っている。


朝のニュースで気象予報士さんが、「今日は、底冷えします」などと言っていたとおり、都内に入って駅を降りるとぞくっとする。病院でも暖房の入っていない部屋は寒い。
冬将軍ということだが、北海道では爆弾低気圧の暴風雪で荒れて5万世帯近くが停電になったとのこと、お気の毒としか言いようがない。早く復旧してほしい。

さて、明後日から今年最後の学会が仙台で開催される。土曜の最低気温の予想は零度。ぐっと寒くなりそうで、寒がりの私としては気が重い。

実際のところは、発表スライドがまだ半分もできておらず、パニックで思考停止に陥りつつあるということなのだが。
ということで、今日はこの辺りで。

それにしても、今夜の満月は美しいですね。
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善意のお誘いと、応えられない私

2012年11月27日 | 日々思うこと、考えること
左膝の痛みでバスケができなくなって、かれこれ2年近くになる。あっという間だ。
毎年、この時期横浜市港北区の大会というのがあり、今年もお誘いいただいたのだが、走ることもままならないようではどうしようもない。
オフィシャルとか、手伝えることはあるのだが、それだけのために参加するという気力はでてこない。
大学のOBチームが主体の全日本医師バスケット大会、というのもあるのだが、これも同様の理由で不参加。こちらの方は、毎年必ずOBが生まれるので、ロートルは比較的早くから見切りを付けられていたのだが、それでも優しく誘ってくれる人もいる。

人からのお誘い、というもの様々なものがある。
多くは善意というか、自分の正しいと思っていることから発しているものがほとんどだろう。
この人を誘って何らかの目的に一緒に進んでいこう。というのが、お誘いである。

そういう意味では、バスケの試合にしても、今度の衆議院選挙の目を覆いたくなるような合従連衡劇も同じである。ただし、自分が入ってそこにいる人を押しのけてしまうような場合は最初から誘われないし、相手を陥れるのが目的である詐欺は本題からはずれる。

せっかくのお誘いというのを断るのは結構つらい。
本当は一緒にバスケを楽しんだり、選挙で勝って国政を牛耳ったりしたいのだが、様々な理由で一緒にやれない。
応えられない理由だって、千差万別だ。体調だったり、資金だったり、先約があったり。
すべてに参加していきたいけど、そんなことできない。こうして、趣味から仕事まで、無数の場面で誘って誘われて、くっつき離れる。
そして、断り続ければ去る者日々に疎し、忘れていかれる。
死ぬまで、こんなこと繰り返していきていくのだろうと思う。

私の場合、忘れられないように頑張ろう、というタイプではないので、友人は年々減っていっている。これはこれで、致し方ないことだ。


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ペットの仕事

2012年11月26日 | 犬との暮らし
人がペットを飼うこと、すなわち、自分以外の生命を支配するということの是非について明確な答えはないだろう。そういったことについての議論はさておき、ペットは人に対して仕事をしているといえる。

もっともわかりやすい仕事は人に対して“癒し”を与えてくれることである。
だが、ほかにもいろいろある。
わが家ではマルチーズのコロと、フラットコーテッドレトリバーのナイトという、2匹の犬を飼っている。
マルチーズのコロは、一時期など、わが家を支配しかけたほどの犬で、自分のことを犬だと思っていない節があるほどだ。そもそも、ペットショップで私(コロ健)に“連れて帰れ視線”を浴びせかけてきて、そのまま連れ帰らせたほどの犬である。
それはさておき、こういう、小型犬の役割というのはほとんどが“癒し”であるが、コロは自分の意思(だと思うが)で大事な仕事をしている。

それは、家族が出かけるのを見送ることだ。
私もたまに妻に鎌倉駅まで車で送ってもらうが、子供たちとかも含め、家人の誰かがそうやって通勤通学で出かけるときには玄関から外に出て、そのままついて来て、車に同乗する。
そして、駅まで来て私だけ降ろして、妻と一緒に帰っていく。

散歩が好きではないので、誰かが車で送られるとき以外はでてこない。
はじめはよく理解できなかったのだが、最近、見送りがコロが自分の意思でやっていること、すなわち、この子の仕事だと認識するようになった。

フラットコーテッドレトリバーのナイトの仕事は、散歩だ。犬一般の仕事として、飼い主に“散歩させる”ということは、きわめて大事な仕事だ。だから、犬は飼い主の言うことを聞いて従っているような顔をして散歩を“させる”。そうすることで、飼い主は飼い犬ともども、いつまでも元気でいられる。といっても、コロと違って、散歩については、ナイト自身の意志では無い。

やっぱり、この子の一番の仕事は、けものみちへの誘導だろう。
とはいっても、昨日のようなことには二度となりたくない。
犬だって、いろいろ考えたりしていていろいろ忙しかったりするのだろう。

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ナイトのおかげ

2012年11月25日 | 犬との暮らし
待ちに待った秋晴れの休日。
妻とフラットコーテッドレトリバーのナイトと、散歩に出かけた。

佐助の谷戸から梶原の方に上っていく道が昔あったはず、という妻の記憶を確かめるべく、いざ出発した。街中は無茶苦茶混んでいたけれど、長谷の大谷戸を過ぎるころには人もまばら、のんびり歩くことができた。

まず、向かったのは、大谷戸のトンネルを出て右手に見えてくる谷戸。

人の手の入っていない手つかずの谷戸ということで、以前から知っていたが、なかなか来ることができなかった。
ちょっと入ってみると、「タチンダイ」という、聞きなれない言葉の矢印が。

帰ってから調べたら”北条氏常盤亭跡”という、国指定史跡で、世界遺産の候補の一つだそう。とても立派なやぐらがあった。
残念ながら、道はここで行き止まり。

これでめげないのが、妻。
セブンイレブンの裏あたりに上り口があるはず。

ほんとか?
グーグルの地図で探しても何もないぞ。

一抹の不安を感じながら、住宅地の奥へ分け入っていって、掃除をしていた人に、野村総研(跡地)の方へ出る道はないか、と尋ねると。
「道といえるかわかりませんが、確かにそんなところがあったような」
とのこと。
とりあえず、その先にあったけものみちのようなところを行ってみることにした。

ちょっと歩いただけで、後悔した。
道がないのだ。だけど、後悔したのは容易に引き返すことができるほどのところではなかった。昨日の雨で地面はぬかるみ、倒木を踏み越えて進まないとならない。
ついには、立ち往生してしまった。

そこで、ナイトに
「どっちにいけばいい?」と尋ねたら、勝手に進んでいく。
しばらくついて行ったら、野村総研(跡地)の裏に出た。ナイトは本当にけものみちを辿ってくれたようだった。
「助かった」
あとで、距離を測ったらわずか300メートルほどだったが、本当に迷子になったかと、怖かった。
二人でホッとして、野村総研(跡地)の中を抜けて、梶原に。

ここの場所、廃墟ではあるが、鎌倉市が管理しているので安全である。
紅葉も美しい。

桔梗山(グリーンハイツ)から佐助に戻るルートを登る。
地元の人しかいないところというのは、すれ違う人も少なく、思った以上に静かだった。

むしろ、山を登り切ってハイカーでごった返す大仏ハイキングコースに合流してホッとしたほどだった。
丘の上から見る鎌倉湾はとても美しく、やっぱり来てよかったと思わせてくれた。

それにしてもナイト、君の野性に助けてもらいました。
ありがとう。

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あぶなかったー

2012年11月24日 | 日々思うこと、考えること
今日の講演の開始時間。まるっきり勘違いしていた。

当初、「3時から」と聞いていたつもりだったのだが、どうやら言った方は「13時から」のつもりだったみたいで、「午後3時」は終了時刻だった。

今日は世話人の先生が心配性で、数日前に「(コロ健)先生、当日は何時頃来ていただけますか?」と聞いてきたので、「うーん、3時からだから、まあ、昼過ぎくらいでいいですかね?」と、生返事していた。
着いてから発表スライドを再確認するつもりでいたし、発表スライドは、出来上がっていたので、それほど焦る必要は無かった。会場にはゆっくり行っても大丈夫なはずだった。

会場には、11時半に着いた。
着いてから、プログラムを手渡され初めて進行を確認し。

なんと、私の名前が13時からのセッションにあるではないか。それも、もう一人の演者の先生より名前が前にある。

あれ?午後3時じゃなかったの?

と思いながら、下の方を見ると、終了時刻が15時。

どうも、勘違いしていたみたいだ。

午後3時だと思っていた私の出番、実は13時からだったようだったし、演者が二人のセッションで、私の出番が先だった。

午後3時を目指して行ってたら、と考えてみると、ひやひやものだったといえよう。
「お昼のお弁当、先生の分も用意しておきますから」のひとことがなかったら、もしかすると、午後3時ぎりぎりを目指していたかもしれなかった。

ちょっと盛りだくさんとなってしまって、自分自身いろいろ反省点は多かったけれど、無事終了。終わりよければすべてよし。としておこう。

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静かな一日

2012年11月23日 | 鎌倉暮らし
鎌倉は朝から雨模様。
関東一円、今日は天気がすぐれないということ。こういう日は、家でじっとしていたい。
降り出す前に、フラットコーテッドレトリバーのナイトと久しぶりに鶴岡八幡宮まで散歩した。朝早くは、さすがに人影もまばらで、のんびり散歩できる。源氏池の掃除のようで、池にはロープなどが張ってあった。

今日は、勤労感謝の日。去年のこの日は休日出勤だったが、どうも今日はその気になれない。
天気のせいだろうか休日は塾の自習室で勉強する息子も家でするとかで、机を占拠している。

雨の日は、クラシックを聴きながら読書をする。
というのが、私にとって一番の幸せだ。

どうやら、今日はその幸せを手に入れることができそうだ。

明日は夢にまで出てきた例の講演がある。今日からテンションを上げてもしょうがないし、オンコールの呼び出しも今のところない。秋の病理学会が名古屋で開催されているが、今回は留守番だ。
原稿は家に持って帰ってあるので、練習はそれでも行うことができる。
講演時間は40分。ちょっと短いが何とかおさまるだろう。

静かな一日を手に入れることができて、ちょっぴり幸せを感じることができた。

夕食の時、子どもたち(高三息子&中三娘)が、いつもお疲れ様と手作りのカードをくれた。
素直に嬉しかった。


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人の振りみて我が振り直せば

2012年11月22日 | 生き方について考える
往復4時間近くになる私の朝晩の長い旅(通勤)の道中、電車の乗り換えが二度ある。
ぎゅうぎゅうの満員電車の辛さもさることながら、ホームでの電車待ち、さらには乗り換えの移動にもつらいものがある。
その乗り換えのときに、嫌な思いをした。

こちらが進んでいく階段の少し先に向こう側から降りてくる階段があり、どうしてもクロスしてすれ違うことになる場所があるのだ。
向こうの電車から降りてくる人が塊で来ると(逆からみてもまたそうだが)、
日体大の集団行動のように、よどみなく行けばいいのだが、一般人が上手い具合にすれ違うことなど、できるわけが無い。
そういうわけで、すれ違う時にぶつかりそうになる。
その時は、乗っていた電車が遅れて、あわてて乗り換えようとしていたので、手を出して”済みません”みたいにして横切ろうとした。そして、ある若い女性の前を横切ったら、”チッ!”と舌打ちをされてしまった。

妙齢の仕事を持っている女性が舌打ちをするということ自体に驚いたし、自分の行動が人に嫌な思いをさせているということに落ち込みもした。
そもそも、この駅は構造的に難しい問題を多く抱えている(と思っている)ので、以前にもトラブルに巻き込まれそうになったことがある。その時は、心を落ち着けることで、決着させたが、今回は、ちょっと違った。

その女性は、私に目の前を横切られた腹いせだろう、聞こえよがしに舌打ちすることで、私に嫌な思いをさせた。
嫌な思いをさせられて、私は人に嫌な気持ちを抱かせることをしていないか、と不安になった。舌打ちをしたり、睨んだり。

そして、わかった。
少なくとも私が人に嫌な気持ちを持たせないようにしなければいいのだ。

そう決心したら、ずいぶん気が楽になった。

こんなこと、思ってもみなかったことだった。
人に嫌な思いをさせるということ、攻撃するということは、自分にとってずいぶんなストレスだったようだ。
相変わらず、マナーの悪いひとには、閉口してしまうが。


人の振りみて我が振りを直せば、ずいぶん楽に、気持ちよく生きることができそうだ。

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情けない悪夢

2012年11月21日 | 日々思うこと、考えること
ホトホト情けなくなる悪夢を見た。

夢の場面は学会場。演題は二題あって、いずれもパワーポイントでの発表。
これが、今度の土曜日の講演と来週の金曜日の学会発表を暗示していることは、明々白々だ。

ところで、その夢のなかでの不肖コロ健。
どうやら発表までに内容がまとまらなかったらしく、四苦八苦している。
一題目の発表会場、聴衆が少なく、途中でうやむやにごまかして終わった。

二題目の演題は、結構大勢の聴衆を前にしての発表。
だが、やっぱり、ソリッドな発表スライドは完成していない。
最初は、なんだか落語の枕を振っているような感じで、うけねらいの下らない冗談ばかり言って笑いを誘っていたが、だんだん聴衆の相づちが減ってきた(野田総理が「明後日(11月16日に)、(衆議院を)解散します」と言ったあとのおかしなヤジのような感じ)。
雲行きが怪しくなってきたので、観念して、コロ健いよいよ、本題に入ることになった。

そこで、本題に入っての1枚目のスライドが、タイトルだけ。

「あれ?」とかいって、次々とスライドを送るが白紙のスライドとか中途半端なスライドが続く。
「・・・」

「済みません、完成したスライドと、間違えて前のスライドを持ってきてしまいました。
申し訳ありません、今日は発表できません」
とか言っている。

「おいおい、お前(コロ健)の話を聞きにきたんだ、一体どうしてくれるんだ」という聴衆の顔顔顔。

でも、本当のところ、発表スライドができていないのだから、仕方ない。
確信犯なので、謝り倒してごまかすしかその場をしのぐ方法は無い。

追いつめられたところで、目が覚めた。

目が覚めて、これが(ホトホト情けない)悪夢であることを知った。

本当に情けなかった。

まあ、それだけ、今度の発表に対してプレッシャーを感じているということだ。
ちなみに、明後日のスライドは、今日、担当者に送付したのでご安心ください。
来週の発表は、連休中になんとか仕上げようと目論んでいる。

ちなみに、こういうのを”泥縄”という。(蛇足)

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それぞれの時間

2012年11月20日 | 日々思うこと、考えること
最近、腕時計をしない人が増えているらしい。
携帯電話を持つようになったということもあるだろうし、PCのキーボードを打つとき、腕時計は結構邪魔になる。私の場合は、ポケベルを持つようになった頃から腕時計はしなくなったように思う。
今では、ほとんどしない。
高三の息子も腕時計はしない。学生は時間が大切だと思うのだが、高校は携帯を持っていていいので、時間がわからない時は携帯で用事が足りたのだろう。
ところが、大学受験をすることとなって腕時計をしなくてはならなくなった。中学入学のお祝いに買って、高校受験のときに使っていたG-SHOCKでいいのではないかと思ったが、なんでも、あれは機能がありすぎてよくわからないので困るとのこと。何が困るかと言うと、試験官の時計に合わせるときに機能がたくさんありすぎると間に合わないらしい。長針と短針と秒針さえあれば十分なので、そういったものを買って欲しいと言われた。
一足早い、クリスマスプレゼントということで、仕事帰りに家電量販店で、そう高くない腕時計を購入して、プレゼントした。

考えてみると、時間というのはそれぞれの人がそれぞれの局面で固有に持っている。そして次々と時間の基準は移っていく。
朝起きるときは、目覚まし時計の時間に従うが、しばらくしてラジオをつけたらラジオの時間に支配される。テレビをつけたら、テレビ画面中の時間。何も時計だけではない、コーヒーメーカーでコーヒーができるまでの時間、駅に行くまでに引っかかる信号機の時間、電車の運行時刻。
病院に入ったら、始業、終業を知らせる音楽、月に一度時刻合わせをしなくてはいけない部屋の時計。

時計、機械が無くても同じだ。
迅速の予約の入っている外科手術の進行を緊張しながら待つ時間。迅速診断の結果を待つ患者の時間。
通勤の時に歩く道路、無人の原野、どちらにも時計はないが、太陽は昇って沈む。
宇宙空間にいたとしても、ヒューストンの時間、宇宙船内の時間に支配される。

宇宙が膨張し続けている限り、たぶん、私たちは時間の進行から無縁でいることはできない。

久しぶりに腕時計をしてみたら、自分だけの時間がここにあるという気がして、妙に嬉しかった。

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コロの受難

2012年11月19日 | 犬との暮らし

今朝はずいぶん寒かった。
さすがに、昨日、例年よりはずいぶん遅くなったそうだが、木枯らし一号が吹いただけのことはある。

今日、マルチーズのコロに病気が見つかった。見つかったというか、症状には以前から気がついていたのだが、今日、臨床的に診断がついた。

2、3週間前から、マルチーズのコロの機嫌が悪く、妻は一度がぶりとやられてしまったほどだったが、気の強い子なので、こういうこともあるかと放っておいた。
ところが、2週間ほど前、コロのトイレシートを片付けていたときに、おしっこが赤いことに気がついた。
トイレットペーパーに染み込ませて確認すると、やっぱり赤い。
「血尿だ。」
妻にこのことは伝えて、とりあえず経過観察にすることにした。
犬の血尿の原因といっても人間とたいして変わることはあるまい、結石か腫瘍といったところだろう。腫瘍であったら、体重も減るだろうからおそらく結石、と考えた。もしかしたら自然排出もあるかもしれないし。
その後、しばらくは血尿と言いうる所見はトイレシートに見いだすことはできなかったのだが、2、3日前から毎回、血尿が見られるようになってしまった。

今朝、妻が動物病院に連れて行った。コロは病院が大嫌いである。

検査で結石が見つかった。人間みたいに超音波破砕術とかするのかと思っていたのだが、食事で治すとのこと。感染症があれば抗生剤で治療するとのことだった。
診断がついて、コロにとってはよかったといえばよかったのだが、コロが病院から帰ってきたら、ナイトがいた。
コロにとっては受難の一日だった。

今日、フラットコーテッドレトリバーのナイトが、延べ2ヶ月にわたる合宿訓練から帰ってきた。
すこぶるご機嫌で、顔をなめてくれた。
そのナイトも、去年腫瘍ができた。この時もずいぶん心配した。

ペットなんて、飼わなければ心配することもないのだが、一旦、飼い始めてしまっては、いまさらどうしようもない。後悔先に立たずである。

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すべてのことは雑然と

2012年11月18日 | 日々思うこと、考えること

昨日の嵐のような雨はすっかり止んで、今日はいい天気となった。
二人目の姪の1歳の誕生祝いをするというので、都内で会食。1年というのはあっという間だ。

せっかくなので、妻と娘と3人で、都心を歩いた。あちこちに素敵なクリスマス飾りがあった。年末年始に向けて町はだんだん盛り上がっていのだろう。
今年の年末は、総選挙があり、とても慌ただしい。総選挙を控えた野田総理はASEANにでかけ、太陽の党と日本維新の会は合流した。我が家的にも息子の受験、年明けの私の講演の準備と、なんだか何が何だか分からなくなりそうだ。


こうして美しいクリスマス飾りを見ると、今年も例年通り暮れていってくれるのかと思うと、少し安心ではある。でも、自分の気がついていないところで、社会、世界が大きく変わっているのかもしれないと思うと、言い知れぬ不安も感じる。
とりとめもなく、いろいろなことが浮かんでは消える。すべてのことは、そもそも現実のことなのか。
すべてのことは雑然と進んでいるのか、すべてはお互いに影響し合って動いているのか。
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もうすぐお帰り

2012年11月17日 | 犬との暮らし
結局2か月預けることとなったフラットコーテッドレトリバーのナイトの合宿もいよいよ終わりに近づいてきた。
今日は、最後の面会日。昨日、日本ケンネルクラブのCD2(家庭犬訓練試験中等科)に合格したというだけあって、上手に歩けるようになっていた。
来週の月曜日には妻が迎えに行く。

犬の訓練レベルというのは初等科からはじまって、大学科というのまであって、高等科くらいになってくると、飼い主の方が覚えるのが大変なくらいいろいろな科目がある。
ナイトが合格した中等科というの内容は、
01.紐付脚側行進・・・・・(往路は常歩・復路は速歩)
02.紐無し脚側行進・・・・(往路は常歩・復路は速歩)
03.停座及び招呼
04.伏臥
05.立止
06.常歩行進中の伏臥
07.常歩行進中の停座
*規定7課目の外自由選択3課目/計10課目
だそうで、これをあの子ができたのかと思うと感心してしまう。

それにしても、犬の世界というのも奥深いものがあり、犬種ごと、レベルごとの競技会がある。アジリティー競技なども、飼い主もコースを覚えないといけないわけで、本腰を入れないとできない。

昼から大雨ということで、午前中のうちに会いに行った。ちょうど手入れをしていた訓練校の校長先生がバラを数本下さった。
その足で仕事に行ったので、部屋に飾ってみた。
いい香りで、仕事もずいぶんはかどった。



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自分のことしか見えない人、自分のことしか考えられない人

2012年11月16日 | 日々思うこと、考えること
自分のことしか見えない人というのがいる。

若い人に多いと思うが、無理もない。まわりの大人に守られている間は自分以外のことを見る必要がない。自分のことを思い出しても、若い頃はずいぶんと視野が狭かった。
だが、大人になっても自分のことしか見えない人、というのには困る。成長の過程で、まわりの人との愛情、友情、反目、軋轢といったものを経験してこなかったのだろうかと思えるような人は、意外と多い。
人が考えることというのは、所詮その人の頭の中で考えたことであり、自分以外のことなど本質的にはわかるわけはないのだが、それでも他人のことを考えようと思えば、自分以外の人のことも見ていることになる。
できれば、自分以外の人のことも見ることのできる人間でありたい。

自分のことしか考えられない人というのもいる。

老若男女問わず、こういう人は多い。私自身も絶対にそうでないかと問われれば、そうかもしれないと認めざろう得ない部分もある。
というか、人間誰しも自分のことしか考えていないともいえる。
だけど、それでも他人のことも考えている人はいる。
やっぱり、愛情、友情を経験し、その逆のようなつらさも経験して、他人のことも考えることができるようになる。

こういったことは、利己的であることを強いる私たちの遺伝子に対する、人間の持つ、理性による反抗なのかもしれない。

今日、衆議院が解散となった。投票は12月16日。去年の夏の終わりに就任した野田総理。こだわっての解散、就任の時と同様、立派だった。
いよいよ選挙戦、二大政党制を目指した流れの逆を行くような小党乱立、合従連衡が始まるようだ。
民主党が”溶ける”ように、離党者が相次いでいるそう。
この人たちは、はたして、自分のことしか見えない人なのか、それとも大所高所に立って多くの人のことを見ているのか。また、自分のことしか考えられない人なのか、それともお国のために、国民すべての人のことを考えて、離党したのか。沈む泥船から逃げ出しているだけだとすると、自分のことしか考えられない人ということになるが、代議士たるもの、そうであって欲しくないと願うばかりだ。

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