今日で1年も半分過ぎる。時間はあっという間に過ぎる。今回のシリーズは年度で区切ったのであと三ヶ月ある。春夏秋冬とすると冬は12月、1月、2月となるだろうが、ここでは3月まで含めて終わりたいと思う。それにしても1年を4日で書き切ろうというのはちょっと難しかったみたいで、もっとたくさん書きたかったのに、という思いが拭えない。
暮れになれば忘年会シーズンだ。病理のような小さな所帯にいても、1つか2つは他所の部署の会に呼ばれて顔を出す。でも、ふだん一緒に仕事をしない仲、結局は浮いてしまうので最近はあまり行かなくなってしまった。つきあいが悪いと言われたらその通りだし、そうしていたらますますそれが進んでしまうだろうけどまあ、それでいい。
年末年始は救急部門を除けば臨床も暦通りに動くので、病理もそれに合わせて少しのんびりできる。ただ、最近では一年中何かの研究会があって、なんやかやと忙しい。それに、春先の学会の演題募集は年末から始まる。それらの準備も大変だ。
臨床医から見ると、いつも病理診断科の奥の顕微鏡と診断を打ち込むモニターを前にしてただじっとしているように見えるかと思うが、実はその時々、別なこともやっている。臨床のようにあっちの外来、こちらの病棟といった変化に富んだ毎日ではないが、頭の中ではそれなりにいろんなところへ飛び回っている。とはいえ、いつ行ってもいるので臨床医にとっては捕まえやすいことこの上ない。
いつでも標本、診に来て下さい