こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

冬が緩みだした

2019年01月31日 | 日々思うこと、考えること

昨日までのカラカラの空気と違い、今朝の空気は水分を含んでいた。息を深く吸うと肺も潤ってくる。何日かぶりにみる曇天で、夜は雨か雪になるとの予報。

冬がようやく緩みだした。

明日から2月、今週末は節分。インフルエンザとストレスに負けないようにと、少しでも早寝することを心がけて毎日を過ごしている。昨日も23時までには寝た。とりあえず、先週末のインフルエンザ感染危機は無事切り抜けたようだ。

有給休暇をとって人間ドッグへ行った。1年ぶりの検査で、体重が2キロほど増えていたのを咎められた以外に今日のところは目立ったことは何もなかった。夕食の時間が22時を過ぎることを注意されたが、早くとも仕事が終わるのが19時で、帰ったら21時で、それから食事となったら22時。一体どうせいというのだ。夕方食事をしろと言われても、では家では食べるなと?他の方法を考えてくれないかな?

さて、せっかく1日分の休暇を取ったのだから、妻と映画でも観に行きたかったのだけど、CPC指導で明日発表の研修医を抱えているので、少しゆっくりめにお昼を食べたあと別れて、大学へ。休みを取ったといっても、仕事が先送りになっているだけで、あまり嬉しいことはない。あとは、とある大学の臨床系教室の教授が、コンサルテーションに標本を持ってくるというのもあった。でも、敵は本能寺、講演依頼に直接いらしたというところだった。たまたまスケジュールが空いていたので、引き受けてしまった。こうしてまた、自分で自分の首をしめてしまった。

それはさておき、病理の部屋ではこの雨のことを慈雨として喜んでいた。こうして、冬が緩んで、湿度が戻ったら、インフルエンザの猛威も治まってくるはず。

もう少しの辛抱だ。

不意をつかれた

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夜書くブログは

2019年01月30日 | 日々思うこと、考えること

仕事の帰りがけにブログを書き始めるとなんだかテンションが低い。あとは帰って、お風呂に入って食事して寝る、というとても幸せな時間帯が待っているということで、わざわざテンションを上げる必要がないからかもしれない。とすると、仕事に出るたび、どれだけテンションを上げることに腐心しているのだろうかと却って心配になる。



そうはいっても幸せな時間は長くは続かなく、一旦寝ても、夜中になったら不意に目が覚め、しばらく眠れなくなる。不眠症というほどではないだろうが、けっこう参ってしまうものだ。
それはさておき、今朝も無事起きることができ、今日一日何事もなかったので、昨日のゾクゾクはインフルエンザではなかったみたい。コストコでうつされたのではないかと心配していたけど、ホッとひと安心。

ではまた明日

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インフルエンザに負けるな!

2019年01月29日 | 日々思うこと、考えること

関東地方はカラカラ天気、インフルエンザウイルスの粒子がそこいら中を浮遊しているように見える。

おとといの日曜日、妻とコストコに行ったら、咳をしながら”頭がいたーい!早く帰ろーよ”と言いながら歩いている子供を連れている家族がいた。さすがにそんな子連れ出して人混みの中にやってこないでよ、と言いたくなるのを我慢しながら、その一家から急いで離れた。でも、休日のコストコ、行く先々に先回りするかのように元気に走り回る子供があふれている。怖くなって買い物を早々に切り上げた。

あちこちの学校で学級閉鎖、介護施設などでも集団感染の知らせが入ってくる。知人でも数名罹ってしまった人がいるし、ブロ友でも何人か倒れている人がいる。同僚の誰かがかかっていてもおかしくない。疑心暗鬼だ。今日のように無茶苦茶風が強くて寒い日などは、ゾクゾクしてやれ、自分もついにかかったかとドキドキしてしまう。

インフルエンザにかからないには自己防衛しかない。ワクチンを打っていても効果のない人はいて、そういう人は抗体ができにくいのだろう。そんなことを言って諦めるわけにもいかないから、ワクチンを打ったことは良かったと考えるしかない。そう考えるだけで、気構えが随分変わる。

実際には、人混みは避ける。さっきのコストコの話がまさにそうで、感染源と思われるところからはなるべく離れる。飛散距離がどうとかいう問題ではないのだ。平気で(しかも大口を開けて)咳をする人はすぐ横に立っているかもしれないのだ。

マスクの意義をどうこういう人がいるけれど、少なくとも鼻・口の湿度も保たれるだけでも効果がある。過去の記事(それ、ちょっと違います(1)・・・マスクの表裏マスクのつけ方)も参考にしてください。

うがい、手洗いもしっかりする。

あとは・・・しっかり休むこと、だけどこればかりは難しい。このところ、身も心もヘトヘトのコロ健も、ここを突かれないように、休める時は少しでも休みを取りたいのだが、なかなか上手くいかない。

努力の甲斐なくインフルエンザにかかってしまったら、あとは休むしかない。仕事は誰かがやってくれる。周りの人への影響も十分考えなくてはいけないのだ。

明日の朝は無事起きれるか

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一人病理医の問題

2019年01月28日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

少しぐらい疲れていても、仕事に行く。休んだら、助けてくれる仲間にしわ寄せが行く。そう思うとしっかりしなくてはと思う。

そんなに自分を追い詰めたら却って体に良くないとわかっているけれど、仕方ない。

私など、まだ同僚がいるだけいい。

日本の多くの医療施設は病理医が一人しかいないところが多い。”一人病理医”だ。

代わってくれる人がいないから、休めない。なにより、すぐに相談できる病理医がいない。よほど迷う症例は知り合いの病理医に相談するだろうが、大抵は自分で解決することを迫られる。

”大丈夫だろう”と思った症例であっても、そこに見落としがないとは限らない。難しい症例だったりしたら、複数の病理医で診断しても100%の診断はない。

これまでに、どれだけ見落としがあっただろうと考えると不安になるが、数千、数万の診断症例を見直すことはいまさらできない。

AIが発達して、first screeningをおこなってくれるようになったら病理医の負担も少しは減るように思うのだけど、最初のうちはAIが間違いを起こしていないかが心配になる。結局いつまでたっても、病理医の心配は尽きない。

最善の方法は病理医を増やすことなのだけど、このさき、10年、20年、は腕のいい病理医を確保することは困難な時期が続くだろう。結局のところ、標本の向こうにいる患者さんのために前を向いて診断精度をあげることに努力するしかない。

やっつけ仕事はしない

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ちょっと疲れています

2019年01月27日 | 日々思うこと、考えること

先週はずっと風邪気味。

忙しすぎる状態も続いていて、さらに細かいことがたくさん重なっている。

でも、休みには食い込ませないで、ゆっくりした。

さあ、明日からまた大変だろうけど、なんとか頑張っていこう。

大坂なおみは無我の境地で頑張って、全豪オープンで優勝した。彼女の第3セットの境地を見習いたい。

あれこれ余計なことを考えない

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何もないような一日でも大切に

2019年01月26日 | 日々思うこと、考えること

私にとっての2019年1月26日という日は特別なイベントもなく淡々と過ぎていく、たぶんそんななんでもない土曜日になるだろう。

実際、出勤して、淡々と仕事をしていた。計算外だったのは、難症例に当ってしまい、ほぼ半日をその症例の診断に取られてしまって、予定していた論文の査読と、原稿書きいう予定がダメになったということか。

でも、それだけかな、と思う。出勤の時、鎌倉駅の駅舎にかかる月を見ることができて嬉しかった。あの時ハッとした思いはなんでもなかったのか。

駅で降りた時、なにかの説明会の案内の紙片を持って階段を下りて行く人がいた。今日、私の知らないところでたくさんの出会いがある。とても素敵な経験をする人が数知れずいるに違いない。どんな日も時にもなんでもない、なんてことは実はない。

たまには、仕事のことを忘れて本を読もうと思い、帰りに本を買った。これも、素敵な出会いの一つといえるだろう。


それに、今日が人生最後の日かも知れない、そうしたら今日という日がもっと大切な日になる。

そんなものだ。

少しでも多くの人が幸せに過ごせますように

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この頃のできごと(備忘録のつもりで)

2019年01月25日 | あの頃のこと…思い出話

平成最後の冬、起きていたことを書き留めておく、5年後、10年後にこれらのことはどう変わっているだろう。

思い出すかはわからないけど、もしかしたらたまたま今日のこの記事を読むことがあるかもしれない。

新聞・テレビの見出しようになってしまうけれど、備忘録のつもりで10個ほど挙げておく。

1)日韓関係が悪化・・・韓国の人の中では、慰安婦、今度は徴用工と先の大戦の清算は終わっていない。レーダー照射とか、軍事問題も起こってきた。

2)北方領土問題・・・日露の連携を深め、平和条約を結ぼうという両国の意図はいいのだけど、その前に領土問題がある。ロシア側から見て、領土問題がすでに解決済みの問題としたら、なにをいまさらという話になる。双方の認識の違いという点では日韓関係と同じかもしれない。

3)安倍政権と統計処理問題・・・厚労省の手抜き仕事が明るみになった。不祥事が頻発しているのに、大臣も官僚も誰も自ら責任を取ろうとしない。こうなってしまったのは、総理大臣みずからの問題をうやむやにしてくきたからだろうと思う。

4)野党・・・自民党に選挙で負けるのは、野党が乱立しているからだと分かりきっているのに、百家争鳴というかそれぞれが勝手な主張をしていて、自民党への対抗軸を作れないでいる。このまま参議院選挙に突入したら、やっぱり負けて自民党政権が延びていよいよ憲法改正へと進んでいくだろう。

5)災害・・・天災は忘れた頃にやって来る。関東地方に大災害が起こっていない今こそ、防災意識を強く持って日々を送らなくては。

6)大坂なおみ・・・全豪オープン決勝は、いよいよ明日。黄金時代の幕開けとなるか。

7)大相撲・・・稀勢の里が引退してしまったのはとても残念。白鵬も絶対王者かと思っていたが、ほころびが少しずつ見えてきている。5年後、10年後の横綱は今の誰なのだろう。

8)ブレグジット・・・イギリスは本気でEUから離脱したかったのか。国民投票という手法は果たして本当に正しかったのか。そしてEUはどこへ進んでいくのだろうか。

9)トランプが変えたアメリカ・・・世界の一等国という座から降り、世界でいちばん自分大事の国となってしまったアメリカ。

10)中国とGAFA・・・GAFAは電脳社会から世界を支配していくのだろうか。それを追い越そうとする中国。GAFAのソフト面に対して、中国は監視カメラとか、タクシーの配車とかいう、後発技術で追いついてきた。日本のタクシーの動きは中国の監視下に置かれることになるわけだけど、考えてみたら、GAFAはすでに、それぞれの人間の位置情報を持っていたわけだ。

雑駁な話となってしまったけど、皆さんは今の時期の話題としてはなにを選ぶだろう。

生々流転

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なにか忘れていませんか?

2019年01月24日 | 日々思うこと、考えること

3日ほど前に受諾した査読論文のことを急に思い出した。そろそろ1回目の読みにはいらなければ間に合わない。原稿もここに来て止まってしまっている。

あれやこれやといろいろあると、優先順位のつけ方がうまくいかなくなる。

そうこうするうち、出し忘れていたメールのことを思い出す。55歳を過ぎてただでさえ、いろいろ忘れてしまいがちなのに自分でなんでもやらなくてはいけないので、大変だ。様々なアプリのカレンダー機能を利用して、なんとかやりくりしている。以前は手帳を使っていたけど、今はもっぱらこれになってしまった。スマホの機能が上がったということも、理由の一つだろう。ここに記入している個人情報の塊が盗まれたらどうなるかと心配になる。そう考えると手帳の方がいいようにも思うが、今更簡単には戻せない。

予定があれこれあるのは仕方ない。締め切りに間に合うよう努力しよう。

でも、そんな時に忘れてはいけないことがある。それは感謝の気持ち。何かを頼んでくる人に対し、そのことへのお礼を忘れないようにしたい。

自分でいくら気合を入れたって、頼んでくる人がいなければどうしようもない。そのことを忘れなければ、頑張ろうという気持ちにもなる。

ありがとうございます

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実がつくまでには時間がかかる

2019年01月23日 | 日々思うこと、考えること

仕事をするにあたって、すぐに結果を出さなくてはいけない世の中になってきてしまった。電子機器の発達で、様々な情報にアクセスしやすくなり、情報が均てん化したことも原因の一つにあるかもしれない。じゃあ、何でもかんでも結果が出ないままダラダラと時間をかけていいのかというと、それはもちろんよくない。

研究活動の1クールはだいたい3年。なぜ3年かというとほとんどの研究費が3年単位で組まれているからだ。3年あるからといって、3年丸々手を動かしていられるわけではない、研究を開始するにあたっての準備期間、先行研究期間は別としても、実際に手を動かせるのは2年ぐらいだ。でも、研究によってはずいぶん時間のかかってしまうものもあり、満足な結果を出すことは難しいことも少なくない。研究が必要結実するには時間がかかる。それでも、研究費を出す側も専門家を会議などに派遣し、内実を見て、意見を出してくれるし、継続する価値があればそのためのアドバイスもしてくれる。昔に比べたら研究費の使用環境は確実によくなってはいる。

なんでこんなことを書くのかというと、私の家のレモンの木を見てのこと。この家に植え替えた年こそよく実がついたが、あとは全くダメだった。去年、皮がやたらと厚い実がいくつかなったと思ったら、今年皮の薄い、すなわち果肉の多い実が沢山なった。良い実がつくには時間がかかるものだとびっくりしている。

政治家は、”スピード感を持って”とすぐにいうけれど、それは災害や有事の際に使う言葉で、なんでもかんでもスピードとはいかない。研究もそうだ。AIはこの先も発達して、人間が思いもつかなかったような技術的革新を遂げていくだろうけど、人間にしかできない発想というのは必ずある。そういったものの熟成には年月が必要だというようなことをレモンの木が気づかせてくれたように思う。

考える葦

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金星と木星が仲の良い夫婦のように

2019年01月22日 | 日々思うこと、考えること

寒さで手がかじかんでしまって、何枚か撮ったのだけどひどいピンボケ写真しか残せなかった。

今朝は金星と木星が大接近とのことで、明けの明星の下に木星が少し小さめに見える。仲の良い夫婦のように見える。サリーとチッチか、はたまたノミの夫婦か。

昨晩はスーパーフルムーンで、大きなお月様が見えた。八幡宮の中を抜けて、ちらほら咲き始めた梅の花越しに撮ってみた。

自然というのは、人の意志とは関係なく、ただそこにあって淡々と時とともに移り変わる。そういったものを心に留め、味わうと心は休まる。少しずつでも、そうやって心を休める機会を持つように心がけたい。

それにしても寒いなー

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気持ちは縮こませない

2019年01月21日 | 日々思うこと、考えること

昨日は大寒、いよいよ寒さが身にしみる時期がやってきた。寒さで体が縮みこんでしまいがちだけど、気持ちまで縮んでしまわないようにしっかりしていたい。

物理的に不可能と思えるほどの仕事量に正直アップアップだけど、気を確かにもってしっかりと整理し、片付けていきたい。

優先順位をしっかりつけ、心のバランスが崩れないようにやっているがそれもなかなか大変だ。

そんな中でも、お願いした仕事を引き受けてくれる人がいると元気づけられ、感謝の気持ちでいっぱいになる。人への感謝は、自分の心を豊かにしてくれる。もちろん、何かあったら恩返ししないといけない。

取捨選択もしっかりと

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私と外は違う世界

2019年01月20日 | 日々思うこと、考えること

昼から都内で班会議があるので、朝からテンションがちょっと上がっている。メールの整理、英文論文の査読の受諾、研究会のコメンテーターの人選、等々電車の中で並行して行なっている。

昨日、たっぷり休んだので今日はちょっと元気だ。

こんなにバタバタしながらでも忘れていけないのは、私生活と仕事とは違うということ。


仕事がなくては私生活を成り立たせるべく生活資金を稼ぐことができないが、それはそれ。仕事を頑張るというのも、もちろん大事だけど、頑張り過ぎて体をこわしては元も子もない。仕事を私生活に食い込ませてはいけないのだ。

通勤時間を含めると、1日の6、7割が仕事に取られているので自分の生活=仕事となっているような錯覚に陥るけど、そうならないように気をつける必要がある。

いざとなったら、仕事から逃げ出して自分自身の領分というものを確保しておく必要がある。

発表の準備がまだ

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忙しいけど、何もしない!

2019年01月19日 | 家族のこと

今日はオフと決めた!月1回の休みの土曜。

明日は班会議があるし、原稿の締め切りは過ぎてしまった。でも、今日はオフ。

家のことをやって、ちょっと散歩に行って。

あとは、テレビで大坂なおみと錦織圭を応援して。

休んだからか、体が元気になった。

気がついたら、月がでていた

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油断しないで、ポジティブに

2019年01月18日 | 日々思うこと、考えること

今日のブログ、最初は少々忙しいことを嘆いていたのだけど、それではいけないと、全部消した。

何でもかんでもポジティブシンキングで行こう!というわけではないけれど、ネガティブなことをわざわざ文字にしたり、口に出したりする必要はない。

毎日寒い日が続くけど、体調管理に気をつけて一つ一つの仕事を片付けていきたい。

前を向いて

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受験生の親がすべきこと

2019年01月17日 | 家族のこと

「私は、あの時息子の味方だっただろうか」と思うことがよくある。

高校受験で、上位志望校に不合格となった時、私は心のどこかで落胆していた。でも、一番落胆し、一番心細かったのは受験生本人、すなわち息子であって周りの人間ではなかった。私は、落ち込む息子に対してどんな言葉をかけたかあまり覚えていない。通りいっぺんの励ましの言葉をかけはしただろうけど、息子の絶対的な味方としての立場を保っていたかというと疑問が残るのだ。

どんなに結果が悪くても、がっかりしてはいけなかった。息子は精一杯頑張ったのだから、そのことを評価してやればいいだけだったのに、おそらくそうはしなかった。

”何がダメだったの”とか”もう少し、やっておけば”なんて言葉は禁物だ。そんなこと、本人が一番わかっていることだ。少なくとも学校や塾の進学指導をしてくれている先生に任せたらいいことで、親が言っても仕方のないことだ。

信じてあげるしかない。そして、信じるといっても、それは合格を信じるのではなく、子供の努力を信じることだ。努力をする才能の有無なんて、蛙の子は蛙で、自分の子供だと考えたら、それがどの程度のものなのか容易に想像がつくだろう。

受験は孤独だ。仲間がいてもいなくても、評価されるのは個人個人。もし、親として努力をしたいのであれば、それは表面的な激励ではなくて、”どうやったら、この受験を親子の絆を深めるための良い機会にしたか?”ということを一生懸命考えることだと思う。

 

 

支えとなること

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