ひどい霧で視界は著しく不良。
新聞の宅配がいつもより遅かったが、配達の人も濃霧のせいで大変だったのだろうか。
今日は、また夏日になるらしいが、寝不足もありとくに妻には体調管理には気をつけてほしい。
マルチーズのコロ(15歳)が夜中に鳴く理由が、喉が渇いたぐらいでは鳴いたりはせず、排泄を知らせることだということが昨晩になってやっとわかった。
小さな体でよく頑張っていて、もう、かつての半分ぐらいの体重になっても目はペットショップのケージの中から、
”連れて帰れ”
と訴えてきた時と同じ強さで私を見る。
コロとの思い出はたくさんあるはずなのだが、思い出すのは初めて会った時のことだ。
第一印象とはこうも強いものなのか。
京セラの稲盛会長と旧ソ連のゴルバチョフ元大統領の死去が相次いで報じられた。
稲盛会長のことは日航を再建したということを以外詳しくは知らなかったが、数年前、盛和塾で学んだという人と知り合い、そのカリスマ性に驚いたことがあった。
日経新聞(電子版)は氏の逝去をトップで扱い、日本のみならず中国財界にもその信奉者がいるということを知った。
評伝にふれ、こういう教育を受けた経営者が多いから、日本の産業というのが発展し、未だに踏ん張っているのだろうと感じる。
日経に掲載されていた氏の生前の文章には”日本人の美点”に言及しているくだりがあり、日本人だからこそ氏の教育を受け入れることができたのではないか。
外国の経営者はどのように受け入れたかはわからないが、人間のある部分は人類共通なので、氏の教育を理解し受け入れることは彼らにもできたのだろうか。
ペレストロイカで知られるゴルバチョフ元大統領は、今回のプーチン大統領によるウクライナ侵攻を憂慮していたということだ。
戦争はやってはいけないことなのだ。
旧ソ連の解放、東西冷戦の終結はイデオロギー対立に終止符を打ったものの、では今の強権国家と民主主義国家の対立をみるとはたしてどちらがよかったのかわからなくなる。
核兵器をはじめとする武力行使さえなかったら、資本主義と共産主義のどちらかが正と反で、それを長い時間をかけて対話することで止揚を経て、ジンテーゼ(合)、すなわちさらなる地平が見えていたかもしれないと思うと残念だ。
共産主義が悪かったのではなく、共産主義に基づいた国家運営をあのような形で行っていたのが悪かったのではないだろうか。
中国共産党大会が10月に開催されるそうだ。
習近平主席が3期目を目指しているとかで、強権国家の政権交代の無さを見せつけられるが、ある意味日本だって、自民党対”自民党以外”の体制が長く続いている。
見方によっては政情不安のない国ではあるが、これでいいわけがなく、政治家に緊張感がなくてはいつまで経っても腐敗だのでの余計なことによる政治の空白が生まれてしまう。
都道府県レベルでは保守と革新が入れ替わることもあり絶望的とは言えないものの、選挙権がある限りは積極的に参加する必要がある。
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