この先数日は寒く、明後日はこの辺りも雪の可能性もあるという。
昨日今日と審査を受けていて、今日は私の面談が朝からあり、遅れないよう普段より早く出ているので、余計に寒さが凍みる。
埼玉の道路陥没事故は予想以上の空洞の大きさのため、急がば回れと周りから救助路を作ることになった様だが、二次災害にも気をつけつつ救出をしていただきたい。
道路の事故というと笹子トンネルの事故を思い出す。
何の落ち度もなくても、事故に巻き込まれ、最悪命を落とすということがある。
米国でも、首都ワシントンD.C.近くでの旅客機と軍のヘリコプターの空中衝突事故で多くの人が命を落とした。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
空なんてあれだけ広いのだからニアミスで終わるだろうに、ぶつかってしまうなんて大変な確率の様に思うが起きてしまったことで取り返しはつかない。
人は立ち上がって遠くを見ることができる様になり、歩いて移動する様になり、やがてさまざまな道具を開発して、今や自動車、飛行機、船、果ては宇宙ロケットで移動空間を広げている。
その分移動によるリスクというのが発生して、それに伴う事故が起こる。
じっとしていればいいものを下手に動くから危ないと言えるのかもしれないが、じゃあどうしたら上手に動けるのかと言われても妙案はない。
私にしても、毎日往復4時間かけて通勤していて、その間には危険がたくさんある。
そんなもの、一つ一つ数え上げていたらキリがないが、移動中に限らず人生一寸先は闇と心得て動くしかない。
確率は確率
責任者として私が出なくてはいけない会議があり、念のためいつもより1時間早く出たが、横須賀線が少し遅れてヒヤヒヤした。
厳密にいうと私が必ずいなくてはいけないかというと、そうでもない会議だと自分では思っているのだが、周りはそうは問屋は下ろさないということで、やっぱりそこにいなくてはいけない。
私の代わりになる人はいくらでもいるが、昨日今日ではみつからない。
世の中というのはそういうものだ。
去年、調子に乗って何本か引き受けてしまい、往生していた原稿があったのだが、やっと昨日最後のものを脱稿した。
これから著者校正が続々と来るので、まだ油断はできないが、一応それなりの形ができるとホッとする。
このところの人工知能(AI)の発達には圧倒されるばかりで、原稿を書くのにもAIは欠かせない。
早速中国発のDeepSeekを使って一部の内容の確認にも使ってみた。
便利にAIを使っていると、一瞬自分がバカになったと思うことがある。
何でもかんでも疑問を放り込むと、ちゃんとした返事を返してくれる。
それなら人間がわざわざ書かなくてもいいだろうとも思うが、AIには疑問というものがない。
だから、何らかのテーマを命令しなくてはAIは真っ白なページに文章を書くことはできない。
いくら下手くそな文章でも人間が捻り出す言葉というのは人間にしか書くことはできない。
学術誌の原稿にしても、原料となる用語を放り込んで〇〇についての解説文を書けと言うと、項目をわかりやすく列挙してくれる。
でも、AIにできるのはそこまでで、それぞれの専門用語を有機的に結合させて読者に訴求する文章というのは、人間にしか書けない。
と、こんな疑問を投げかけたら、”AIはあくまでツールであり、人間の創造性を補助する役割を果たすことができますが、最終的に読者に訴求する文章を生み出すのは、やはり人間の感性や洞察力によるものだと考えられます。”
と返事をされた。
わかっているじゃないかと、自分もまだまだ捨てたもんじゃないと、思い直す。
会議にもいましょう
上りの横須賀線で大船を過ぎると左の柏尾川沿いの空き地が目に入る。
最近はそこが開発されて、大きなグラウンドを備えた研究施設まである。
だが、昨日埼玉で起こった道路の陥没事故を見ると、世界に誇っていたような日本の社会インフラというものが案外脆いものではないかと思われ、そういった立派な施設にも不安を感じる。
都心にも下水管はたくさん走っているし、もちろん鎌倉も。
昨日公開された中国発のオープンAI Deep Seek、早速使ってみたら大変使い心地がいい。
Deep Seekに、他社のものとの違いを尋ねたところ、スピードとともに、科学分野などの専門的なことに関する優位性、日本語への対応の向上があるとのことだった。
これまでChat GPTを主に使い、たまにGeminiもという感じだったが、しばらくはDeep Seekを使ってみようと思う。
何かのSF映画で米国の宇宙船が中国の宇宙船に助けを求めるというのがあったが、そこでもその宇宙船の中の用語は中国語で書かれていた様に思う(タイトルを尋ねたらあっという間にジョージクルーニーの「グラビティ」と教えてくれた)。
中国恐るべし。
これから春節の休暇になって、中国では90億人もの人が移動することが予想されているということだ。
海外旅行先としては日本がいちばんの人気だそうで、この先観光地はおおわらわだろう。
現政権が中国よりの姿勢をのぞかせていることへの嫌悪感を示す論調が一部にあるが、私たち日本人には冷静かつ客観的な視点が求められている。
という、いつも通りの私の終わりの文章を整えてもらったら、次の様になった。
”現政権が中国寄りの姿勢を示していることに対して、一部では嫌悪感を表す論調が見られます。しかし、私たち日本人には、冷静かつ客観的な視点が求められています。国際情勢や外交関係を考える際には、感情に流されることなく、事実に基づいた分析とバランスの取れた判断が重要です。中国との関係は、経済や安全保障など多岐にわたるため、短期的な感情ではなく、長期的な国益を視野に入れた対応が必要です。
また、日本は国際社会において重要な役割を担っており、近隣諸国との協調や対話を通じて、地域の安定と繁栄に貢献することが期待されています。そのためにも、冷静な議論と建設的な外交努力が不可欠です。”
ずいぶん長くなった。
民主主義は死守しつつ
三寒四温となってきた様で、春も近い。
アレルギーの薬を飲み忘れていたら、朝鼻水が出てきた。
花粉症はひどくならないうちに手を打たなくてはいけないから油断できない。
昨晩は某大学でのカンファレンスでの病理解説の日だった。
帰りに古くからの盟友であるそこの教授と、後継者のことを話した。
そこに居座って院政を敷きたいというわけではなく、後を任せたらすっかり縁を切りたいのに、なかなかそういう人材が見つからないという話。
医者の世界も細分化されているからその領域のスペシャリストを養成するのは大変だ。
とにかく時間がかかる。
私程度であっても、この道30年、情報化が進んで色々な知見がまとまってきたからといっても、手の動かし方などを含めれば5年はかかる。
そんなことを話したと思い出していたら、NHKのニュースで全国各地で事業の後継者がいないという話をしていた。
やはり、技術の伝承が行えないこと、技術を教えるには10年単位の時間が必要だということで、困っている金箔の技術者の話があった。
どこも同じか。
かといえば、フジテレビでは”天皇”と呼ばれる相談役が数十年にわたって居座っていて排除できない様だ。
怖くて誰もやめろなんていえない、と言っていると新聞に載っていたがそうなのだろう。
こちらは後継者を潰しているのだろうか。
そうだとしたらいいご身分だ。
なる様にしかならない
このところの暖かさから、この時期らしい寒さに戻った。
”この時期らしい”と言っても何をもってそういうのか分かりにくくなりつつあるが、天気予報などを総合するとそういうことになるだろう。
週末の出来事といえばフジテレビの騒動と豊昇龍の優勝ぐらいで、社会的には何も起こっておらず、平和だ。
世界に目を向ければさまざまなことがあるのだが、日本国内は一見平穏だ。
でも、相次ぐ通り魔事件や物価高、そういったことをもっと議論しなくてはいけないのに、近くの人とそういう話はできない雰囲気だし、SNSで発信しても一部のインフルエンサーが牛耳っているようでは、一市井の民間人の声などかき消されてしまう。
あんまり力んでも仕方がない。
今週も日々の仕事を淡々とこなすことにしよう。
今夜は雨?
午前中は北風も強く寒かったが、午後には止んだ。
郵便局に行ったついでにそのまま祇園山ハイキングコースへ。
アンも一才になったばかりだが、それなりに引っ張ってくれて助かる。
途中、やたら吠えるゴールデンとすれ違ったのには驚いたがそれ以外は誰ともすれ違わずに歩けた。
この前に犬の散歩で来たのはいつかと振り返ったら、2017年03月20日。
もう8年も前、もちろんナイトと一緒だった。
それにしても足が衰えた。
アンが引っ張ってくれてずいぶん助かった。
祇園山に天園、ハイキングコースをしっかり歩いて足腰を鍛えよう。
汗かいた
このところ、防寒対策にとNORTH FACEのダウンを着込んでいたのだが、今日も3月並の暖かさになるというので、ジャケットにコートで出てきた。
ダウンは顎のあたりがあたって汚れるのが嫌だったのだが今日はスッキリしている。
いよいよアメリカの第2期トランプ政権がスタートした。
アメリカ人は”絶対的余裕”のもとトランプ大統領が何をしても面白がっている様だが、それに振り回される”それ以外の国”の苦悩は計り知れない。
昨日はWHOからの脱退、パリ協定からの脱退と、いきなり矢継ぎ早の大統領令にサインがされた。
だが、WHOがアメリカにどれほどの利益を与えていたかということをコロナ対策を含めて考えると、これをアメリカだけの責任にはできない様な気もする。
いずれにせよ、4年というのは短い様で長い。
それはさておき、今日はフラットコーテッドレトリーバーのアンの1歳の誕生日。
犬の知能は2〜3歳児並みということだが、知恵がだいぶついてきた。
この場合知恵というのは悪い意味もあって、色々なものに興味を示してそれで遊ぶ、すなわち悪戯をする。当然のことながら子供だからじっともしていられない。
これは去年の3月、ブリーダーさんのところで撮った写真だが、この頃より体重はずいぶん増えて、今では23キロになって、とても抱っこなどできない。
散歩はよく歩く。山道ではもちろん引っ張ってくれる。
介護施設への慰問にも行っていて、2カ所訪問してどちらでもいい子にしているらしく、今日もお仕事らしい。
寝相は悪い。まあ、ブリーダーさんのところからたった1匹でやってきたのだからいろいろ寂しいこともあるだろう、などと甘やかしていたらもうすっかり家族の一員となっていた、そんな感じだろうか。
私たちも元気でいなくちゃ
大寒の今日は3月並みの気温に上がるという。
先日スギ花粉が飛び始めたということで、春の音づれが明らかとなってきた。
立春まであと2週間ほどあるけど、二十四節気が一つ前倒しになった様な気がする。
それとも、この雨は雨水の雨か。
いずれにせよ地球の季節は狂い出している。
温暖化対策がいろいろ言われているが、まずはエネルギーの無駄をなくせばだいぶ効果があるように思う。
でもそれは、消費を前提とした資本主義社会にとってはマイナスなのかもしれない。
明日、米国の大統領に就任するトランプ氏は石油をほってほってほりまくれ、と言っているらしいが、そうやって化石燃料をじゃぶじゃぶ使う必要があるのだろうか。
いずれにせよ、明日から世界が変わるのだが、果たしてどうなるだろうか。
これもまた人の世の定め