今日の発表、大きなテーマをどれだけコンパクトにわかりやすくプレゼンするかがポイントだった。いくつかの疾患に分けて話をすることにし、それぞれのポイントは比較的良くまとまったのだが、内容は不安なままだった。
幸い、臨床医や画像診断医とのセッションで、互いに補完しあえてそれなりにいいものになったようだ。
それぞれの疾患はそれなりに解説したが、あくまで”それなり”。やっぱり一つ一つを深く理解してはいないと感じてしまう。
こういうのって、どうなのだろう。
平たく言えば、医療講話などと言って、がんと感染症と心臓病の話をする人がいるとしたらその人はそれぞれの疾患をどれほど深く知っていようか。
今日の私の話もそんなもの。ある領域の疾患を広く浅く話したが、私はそれぞれの疾患をそれほど深くは理解していない。疾患を理解するということは、発症のメカニズムに知悉し、その病理像をそらんじ、治療法まで話すことができる。そんなところではなかろうか。
そのような点、まだまだ私はできていない。知識は広く浅く、ではなく広く深く。
などと、考えたのも束の間、明日の会場に移動。今度は別の臓器の疾患の解説2題。今度は今度でどちらも難症例。
一つ一つの病態を腰を落ち着けて勉強しなくてはならないのに、こういうことばかりでいいのかと思いながらも仕方ない。
列車の中で準備に努めよう。