最近、変な夢をよく見る。
恐ろしい、というよりは、登場人物が生き生きしていて、いろんなことを言ったり考えたりしてる。こんなこと、なかったな、と思ったら、高校生くらいの頃まではこんなだったと思い出した。
原因を考えてみたのだが、仕事がテンパって、気分が高揚した、とか、新築する家のローンが心配で、とか、マンションの管理組合の理事長がめんどくさくて、とか、PTA会長を引き受けたはいいが、満足に務まらない、とか、子供の受験が心配、という訳ではなさそうで、こういったストレスは仕事を始めてから、手を替え品を替えて襲ってくる。
私自身の中で、最近、劇的に代わったことが一つある。読書を再開したのだ。
鎌倉から都内までの遠距離通勤、論文を読んだり、人生のハウツー本を読んだり、と活字を読むことに費やしてはいるものの、文学作品はあまり読まなくなった。
月に、1、2冊読めばいい方で、2ヶ月くらい文学作品を読まないことすらあった。
20代なんてひどいもので、スピリッツが創刊になった頃の青年コミック漫画全盛期にどっぷりはまって、東郷、景浦、浜崎、沖田、山岡などと5日おきに顔を会わせていた。
しかし、30代に入る頃には漫画にも飽きて(マンネリもあるのでは?)、今度は人生のハウツー本を読み始めた。はまるというほどでもないが、今の新書ブームの黎明期みたいなのにちょうどあたっていたのではないだろうか?ときどき、ベストセラー本を読んだりもしていたが、小林も重松も思い出したように読んだ漱石も何となく、見て終わった、感じだった。現在の職場に移ってからは、論文、教科書を以前よりは読むようになって過ごしていたが、あるとき、自分の人生がからからにひからびていることに気がついた。
病理医としての仕事に不満はないものの、趣味と呼べる様なものは(下手な)バスケしかなく、音楽も絵もそんなに上手ではない。私自身が心を潤しているものは何かある?
そこでふと思い出したのが、読書。
中高生の頃は、ずいぶん読んだ。読むのが上手という訳ではないのだが、それでもわくわくしながら、文学作品を読んだ。
NHKで、読書メーターというサービスを紹介しているので、見てみたら、これが、小学校のときの読書記録そのもの。これで、私の本好きの虫が20数年ぶりに目覚めた。
まだ、読み始めて2ヶ月くらいしか経っていないが、変な夢、怖い夢を見るようになった。私の頭の中で、錆びついていた心の歯車が、”読書”という潤滑油をさされて、再び回り始めた様な気がする。
もしかしたら、この年まで私自身の中で、こういった気持ちが無意識のうちで封印されていただけかもしれない。それとも、私自身がやっと文学作品を読める様な人生経験を積んだことによるのかもしれない。
すべての人に普遍的にいえることではないかもしれないが、読書は、心の回転をよくする潤滑油だと、つくづく思う。
恐ろしい、というよりは、登場人物が生き生きしていて、いろんなことを言ったり考えたりしてる。こんなこと、なかったな、と思ったら、高校生くらいの頃まではこんなだったと思い出した。
原因を考えてみたのだが、仕事がテンパって、気分が高揚した、とか、新築する家のローンが心配で、とか、マンションの管理組合の理事長がめんどくさくて、とか、PTA会長を引き受けたはいいが、満足に務まらない、とか、子供の受験が心配、という訳ではなさそうで、こういったストレスは仕事を始めてから、手を替え品を替えて襲ってくる。
私自身の中で、最近、劇的に代わったことが一つある。読書を再開したのだ。
鎌倉から都内までの遠距離通勤、論文を読んだり、人生のハウツー本を読んだり、と活字を読むことに費やしてはいるものの、文学作品はあまり読まなくなった。
月に、1、2冊読めばいい方で、2ヶ月くらい文学作品を読まないことすらあった。
20代なんてひどいもので、スピリッツが創刊になった頃の青年コミック漫画全盛期にどっぷりはまって、東郷、景浦、浜崎、沖田、山岡などと5日おきに顔を会わせていた。
しかし、30代に入る頃には漫画にも飽きて(マンネリもあるのでは?)、今度は人生のハウツー本を読み始めた。はまるというほどでもないが、今の新書ブームの黎明期みたいなのにちょうどあたっていたのではないだろうか?ときどき、ベストセラー本を読んだりもしていたが、小林も重松も思い出したように読んだ漱石も何となく、見て終わった、感じだった。現在の職場に移ってからは、論文、教科書を以前よりは読むようになって過ごしていたが、あるとき、自分の人生がからからにひからびていることに気がついた。
病理医としての仕事に不満はないものの、趣味と呼べる様なものは(下手な)バスケしかなく、音楽も絵もそんなに上手ではない。私自身が心を潤しているものは何かある?
そこでふと思い出したのが、読書。
中高生の頃は、ずいぶん読んだ。読むのが上手という訳ではないのだが、それでもわくわくしながら、文学作品を読んだ。
NHKで、読書メーターというサービスを紹介しているので、見てみたら、これが、小学校のときの読書記録そのもの。これで、私の本好きの虫が20数年ぶりに目覚めた。
まだ、読み始めて2ヶ月くらいしか経っていないが、変な夢、怖い夢を見るようになった。私の頭の中で、錆びついていた心の歯車が、”読書”という潤滑油をさされて、再び回り始めた様な気がする。
もしかしたら、この年まで私自身の中で、こういった気持ちが無意識のうちで封印されていただけかもしれない。それとも、私自身がやっと文学作品を読める様な人生経験を積んだことによるのかもしれない。
すべての人に普遍的にいえることではないかもしれないが、読書は、心の回転をよくする潤滑油だと、つくづく思う。