さて、
昨日に引き続き今日は、一昨日(23日未明)にJR東日本京浜東北線川崎駅で起こった衝突脱線事故について考えたこと。
水色のラインがスマートな京浜東北線の車両が横たわっている姿は余りに痛々しく、9年前のJR福知山線脱線事故を思い出し、衝撃をうけた。テレビで初めてその状況を見たときは、あの時のような大惨事が起こったのかと思ったが、幸いにも真夜中のうちに起きた出来事と知ってほっとした。この事故の概要も後記。
真夜中でだれも乗客は乗っていなかったことだったとはいえ、東横線の事故からわずか8日後に事故を起こしたということは深刻だと思う。
あれほど車両が吹っ飛んでしまったということは、鉄道事故というものがいかに大惨事にになりうるかを示している。
東横線での事故があって、職場で話し合いなどは行われなかったのかと気になる。
こういう安全意識だと、事故はたまたま夜中だったというだけのような気がして怖くなる。
医療現場であれば、例えば院内感染。どこそこの病院でノロウイルス感染で患者さんが亡くなった、などといったら、院内感染防御がきちんとできているかの再チェックをするし、あらためて緊張感を持って現場に臨むようになるはずだ。
それでも、外部委託の業者さんや、出入りの業者さんといった人たちにまできちんと浸透することができるかは難しいかもしれなく、こういったことにきりはない。
JR東日本ではどうだったのだろう。よもや、東急東横線の事故が話題に上らなかったということはあるまい。
検証結果は、身内で終わらせることなく、すべてを広く鉄道業界全体に浸透させるようにして欲しい。
京浜東北線の回送電車が横転 川崎で進入の作業車と衝突
(朝日新聞デジタル 2014年2月23日22時57分 写真も)
23日午前1時11分ごろ、川崎市幸区のJR川崎駅付近で、京浜東北線の北行き回送電車(10両)が停車中の工事用車両と衝突した。回送電車は先頭から2両が脱線。1両目は前面を中心に大破して左側に横転、2両目も左側に約45度傾いた。1両目で運転士(34)と車掌(25)の男性2人が閉じ込められ、消防隊員が窓を割って救出。2人は頭や足に軽傷を負った。
JR東日本や神奈川県警によると、工事用車両は、駅北口の通路新設工事で使う杭を積んでいた。運転手の男性(43)が、誤って予定より早く線路に車両を載せたとみられる。男性は「すぐに線路から外れようとしたが、無理と考え、逃げた」と話しているという。回送電車は時速約60キロで走行。100~200メートル手前で工事用車両に気付き、運転士が非常用の警笛を鳴らしてブレーキをかけたが、間に合わなかった。
通路の新設工事は、回送電車が通過した後の午前1時13分から予定されていた。JR東日本によると、現場には鉄建・大林組JVや下請け会社の34人がおり、午前0時ごろ、電車の最終通過時間などを確認したが、JRの担当者はいなかった。県警は業務上過失傷害などの疑いで、衝突の経緯を調べている。
国土交通省関東運輸局(横浜市中区)は23日、JR東日本に、工事の施工内容の検証と必要な措置を求める警告文書を出した。
事故の影響で、京浜東北線は同日、始発から蒲田―鶴見間で終日運転を見合わせ、約22万7千人に影響が出た。24日の始発から運転を再開するとしている。
近くのマンションに住む男性会社員(57)は「キーッという急ブレーキのような音がした後、『グシャッ』という聞いたことのない音がした。ベランダに出ると、車両から白煙が出ていた」と驚いていた。
つねに他山の石とする
ナイト
コロ
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